小緋寒桜と寒緋桜

おはようがんす

小緋寒桜と寒緋桜、どちらも似たような命名だが花は全く違う花だ

かって花友の青花さんから戴いた三本がどんどん大きくなって、二三年後に一本全伐し、去年もう一本を全伐した

最初、少し早めに咲く花で，，日本蜜蜂の蜜源植物としても達者な花だと言われて嬉しがって植えた

映像のようにとても密の状態なので随分と伐った

花は染井吉野と比べて少し小さいが、早咲きで有り水上げも能く色も遜色ない、何より日本蜜蜂が好物としているのが想定外の好事だ

今年は五軒に大枝で提供した、皆感動で有った

直ぐ傍に乙女椿を挟んで寒緋桜が咲いている、顧客の家から戴いたものだが、丈夫でとても頑強な花だ

木立て小屋の林場の東にある、朝日こそ当たるが午後の陽は全く当たらず、風通しも極めて悪い、が、毎年よく咲く

色はサクラ類の中でも一、二、の濃い色合いだ

お互いに邪魔をしあっている藪椿を枝を降ろして桜を優先してやった

藪椿は自然に生えたもので強いので、寒緋桜が背丈を超えるまで面倒を見てやりたいと思っている

雲一つない春の青空に映えている

もうこれ以上は開かない自己主張の弱い控え目の花なのだ。ただ花色が濃いだけなので派手派手の花だと誤解されている

因業爺だの自己主張が強いだの、或いは強面の職人なのだ、のと言われている自分に、なんとなく共感を覚えたりしている

個性が強いと謂う事は自分が生きて行く為に必死に生き残りを賭けて生きて来た証である

それでも年は取る、老いては子に従え、当にそれである、因業爺を返上して、好好爺になる？？？？

そんじゃあまたはなすべえ

遊童子