遊童子のひとり遊び

日々の生活の中で心を休ませる時間と趣味を独り言の中で話すブログです

御飾

2010年12月30日 | 年中行事
お晩でがんす
今日は大正月のお飾りの日です
当家では 外の神様が 二十七か所、外の建物が十か所、家の中が十五か所、にお飾りをいたします
締めて願いましては五十二か所です
注連飾りは 七五三大注連縄、御顔隠し、大五十連、小五十連、十ニ垂れ注連縄、
大実込め、小実込め、寶種珠の玉、の八種類です
朝から初めて夕方までかかります
今年は大門松は倅と孫で作りました、なかなかに出来たと褒めてやりました



一人でしても所要時間に大差はないのですが、家例を継承してゆく為には実地で教えるのが一番です
最近は門前の小僧宜しく、孫の方が倅より良く覚えてくれています
こんな言い伝えが有るとか、こんな理由で此れはこう飾るとか、私が父に教えられたように子や孫に教えています
伝承や継承と言う物はこうしてつないで行くのが正しく伝えられると思っています
門松と門がバランスよく合っていると思っています

庭には「土荒神様」「産泰様][水神様]などを御祀りします



又今年一年、あちこちの神々がお守り下された、木札の神璽を門の冠木梁に打ちつけます、これは。六十年に一度整理します



こんなことが綿々と繋がっている事が何の意義が有るのかと言えば、なにもないでしょう、、、でもこんなことが続けられるという事は、それだけ心にゆとりが生まれることです、きちきちの生活は何時か綻びが出ます
仕事にも人付き合いにも日々の生活にも、いろいろなゆとりは必要です
金、金、金、の暮らしから脱却しなければ、充足した生涯は送れないでしょう

連れ合いを失った鳶が堂宇の屋根のぬくみの上で休んでいます



後ろ姿がとても寂しそうです
何かを求めて考え込んでいる風情で、此の厳冬を超えられるのか心配です
たとえ自分がその立ち場でも、他の者を心配してやれることがゆとりです

明日の大晦日は朝6時から蕎麦打ちです
道楽が高じて、年越しそばの貰い手が押し寄せてきます
それもそのはずです、日本一と信じている福島産の玄蕎麦を自家製粉して100%の十割蕎麦を蕎麦切りにして無償で提供するのですから
馬鹿な事を始めたものです
来年からは少しずつ減らしてゆかなくてはいけないと考えている

明日が有るから、そんじゃあまたはなすべえ
遊童子









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