狂犬病予防法により生後91日以上の犬の所有者は4月1日から6月30日までの間に毎年1回犬に狂犬病の予防注射を受けさせなければならないとされています。
宇佐市の広報には間に合いませんでしたが、当院でも狂犬病予防注射の接種が可能です。
宇佐市在住の方で過去に狂犬病予防注射を受けたことがあり、すでに登録が済んでいる場合は宇佐市から送られてくる「狂犬病予防注射のおしらせ」のハガキをお持ち頂ければ大丈夫です。費用は狂犬病予防注射料金2450円と注射済票交付手数料550円のあわせて3000円です。
宇佐市在住の方で初めて狂犬病予防注射をされる方は当院で登録の手続きを致します。登録はわんちゃんの生涯に1度必要で登録をすると犬鑑札が発行されます。犬鑑札は市外へお引越をされた時などに登録の変更をする時に必要ですので大切に保管して下さい。登録と狂犬病予防注射は同時に行えます。費用は登録料3000円と狂犬病予防注射料金2450円、注射済票交付手数料550円のあわせて6000円です。
豊後高田市など宇佐市外の方は当院で狂犬病予防注射の接種は可能ですが、狂犬病予防注射は各市町村の管轄のもとに行われるため、登録と注射済票の交付をすることはできません。当院で発行する狂犬病予防注射注射済み証明書を各市町村の役場にお持ち頂き、そちらで登録や注射済票の交付をしていただくことになります。よって当院で必要な費用は狂犬病予防注射料金2450円です。
また、狂犬病予防注射は他の混合ワクチン(例えば6種混合や9種混合ワクチンなど)と同時に接種することはできないことになっています。それぞれの接種間隔は最短でも1週間は開ける必要がありますので、混合ワクチンの接種時期が迫っている時や1ヶ月以内に混合ワクチンを接種している場合はご相談下さい。
狂犬病は犬などから人間に感染し、発症すると死亡率がほぼ100%の恐ろしい病気です。世界保健機関(WHO)によると、全世界で毎年3万5,000~5万人が狂犬病によって死亡しており、アジアでの発生が大部分で、アジア、アフリカでは狂犬病のイヌから多く感染しているとされています。日本では1957年以降発生はありませんでしたが、昨年、旅行者の方が海外で感染犬に咬まれ、帰国後発症し亡くなっています。
わんちゃんの感染は予防注射で防ぐ事ができますのでしっかり予防してあげることが大切です。
写真は宇佐市の犬鑑札と今年度の注射済票です。