五省

一、至誠（しせい）に悖（もと）るなかりしか
　　（誠意に欠けた事はなかったか）
一、言行（げんこう）に恥づるなかりしか
　　（恥ずかしい言動はなかったか）
一、気力に缺（か）くるなかりしか
　　（意気込みは充分だったか）
一、努力に憾（うら）みなかりしか
　　（最善を尽くしたか）
一、不精（ぶしょう）に亘（わた）るなかりしか
　　（手を抜かなかったか）

これは五省（ごせい）という5つの反省です。
海軍兵学校において、生徒がその日の行ないを反省するために自らへ発していた5つの問いかけで、考案者は当時兵学校校長であった松下元少将といわれています。

1日を振り返る上で、「目標を達成した」とか「成功した」という結果ではなく、その日をどう過ごしたかという態度を反省する点が非常に良いと思います。食肉、うなぎ、米と続く食品偽装問題、大分県教員採用汚職事件等を考えると今この五省を見直すべきではないかと思います。

本当のことは自分しか知らないし、言い訳はできません。
自分と向き合い日々を反省することができるかどうかが大切だと思います。