~☆+☆~
心が澄んでいく...
色がついていない水晶のように。
静かな時。
ユリアンナと手をつなぎ、
夕日に照らされた雲の海をみる。
目に映る暖かい色の向こう側、
彼方にある世界と、
いつか訪れる旅立ちの日を想いながら...
お姉様、
私はもう...準備ができています。
この世に今ここで、
『さよなら』と言うことでしか...
共に永遠を生きられない。
もし...そう告げられても、
私は迷いません。
別れの言の葉を...
この北風に乗せます。
どれだけ多くのモノを失っても、
お姉様といたい。
もう...一人になりたくない。