入江君の変化Ⅱ

 

琴子が時々入江君に発する言葉

これが結構、入江君の人生に影響を与えてる。

F組にとって運命がかかった試験

Ｆ組全員の家庭教師をする羽目になった入江君

けど、この時入江君は大学へ行く意味が解らない。目標がなかったんです。

だからＦ組のみんなが何故そこまでして必死になるのか？

努力しても行けるかどうかわからない大学なのに・・・

でも、そんなに必死になれる事がうらやましくも思う。

普段は決して人に心の内をみせない入江君だけど、

そんな琴子を見ているうちに

知らず知らずのうちに琴子だけには本心を打ち明けている。

自分にはない感情を持っている琴子。

気が付くと自分の気持ちと比べている。 

 

琴子もまた努力しなくても何でも出来る天才の入江君を

うらやましいと思いながらも

自分の気持ちを素直に話す入江君を見て、

天才にも悩みがあるんだな。

天才って案外孤独なんだな。

って解ってあげちゃうんですよね～

一緒に住んでいるからわかる入江君のこと。

好きだから尚更なんだよね。

 

入江くんも

本当は自分が孤独だって・・・悩んでいる・・・って

誰も気が付かなかったことを気づいてくれた琴子が

いつの間にか特別な存在になって行ったのでした。

 

大学に入って松本裕子という強力なライバルが出現しました。

もうその時に入江君は琴子が好きなんですが・・・

自分ではまだ自覚がない　

 

ある日、琴子と須藤先輩がデキていると勘違いした入江君は

ヤキモチ度全開！

　

松本裕子がわざと「須藤先輩頑張ってって湘琴が言ってま～す。って・・・

それを聞いて真に受ける入江君。（どうしてぇ～～～）

でもの顔、超～～～怖っ

腹いせ？に松本裕子とデートすることに。

琴子の気持ちを確かめるように、琴子の前でわざとデートの約束をする入江君でした。

あんなに琴子が入江君にラブラブ光線を送っているのに

不安になるもんなんですねぇ～

天才でも恋には不器用な入江君

結構ツボです・・・

 

そうそう、そのデートでのことです。

　

映画館の前で琴子と須藤さんを見つけた直樹。

ここでもまだやきもち全開モードでしたが・・・

映画館の中での琴子たちの様子に気がついた時点で

須藤さんと琴子はなんでもないことがわかった入江君。

こうなると琴子の行動を面白がりました。

映画を観終わった入江くんと松本裕子はお茶をします。

その時、松本裕子が入江君に好みのタイプを質問します。

入江君は琴子に聞こえるように琴子と正反対のタイプを言いました。

　

ここまではドラマと一緒。

だけど、ドラマは一味加えてます。

入江君にとって更に琴子の存在を決定づける言葉を

松本裕子に言わせるのです。

「直樹は世界で一番淋しくない人だと思う」って・・・

わかってないな。松本裕子！

湘琴、この時点で勝利です。。。

 

将来への目標も何も持てずにいる入江君に息を吹き込んだのも

琴子でした。

大学進学の時

本当は一緒の大学に行きたいけれど、自分の気持ちを隠しながら？

「その才能は世の為に使わなきゃだめだ！」と・・・

結局、入江君はＴ大には行かず琴子がいる大学を選んだんだけどね。

琴子といると刺激的で新しい自分を発見できそうだったし。。。

 

弟の裕樹が入院した時、ノンちゃんに出会い

琴子に「入江君ならノンちゃんや病気で苦しんでいる人も治せるよね。」と・・・

「入江君ならなれないものはないもの。お医者さんだってなれるわ！」

この一言が入江君の将来を決定付けてしまいました。

どうでもいいけど、このシーン。ドラマの方が好きです。

原作はふたりが病院から帰る時の会話にしてます。

ドラマでは、湘琴が直樹のバイト先に来て座っているところに

直樹が「メシまだだろう～」と食事を運んでくるんですよね。

で、元気のない琴子に「どうした？」って・・・

あ～～ここでも小綜の人間「直樹」をうまく表現してるわぁ～～ 

 

　　　　　　　　　　　

あの、入江くんが女の子の一言に人生を変えてしまうほど

振り回されてしまいました。

でもね、それは琴子だったから・・・

琴子にとって入江君は「すべて」だけど

入江君にとっても琴子は「かけがえのない存在」なんですよね。

 

こうしてゆっくりとふたりの距離が縮まって行きました。

やっぱり近くにいるってすごいんだよね。

いい所も悪い所も

全て受け入れてしまう。

そして、やはり人は自分の一番の理解者が

無条件で一番大切な人になっていくんですよね。

あの感動的な最終回は

こんなささいなふたりの積み重ねなんです！

 

Ｉを見た後は必ず成長したふたりⅡが見たくなる・・・

そしてバスタイムは20年前に購入したコミック読み。。。

イタＫＩＳＳ病はそうとう進んでいるわたくしです。。。