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白鳥太郎の弓道のおつまみ

他人にはどうでも良いお話し。

射法訓

2012年10月31日 05時20分04秒 | 弓色のレシピ

10月30日(火)

19時、マックでビッグチキン リッチチーズとホットコーヒーを胃袋に入れて道場に向う。

すこし遅くなってしまった。

 

玄関を入り神前に一礼。

・・・・誰も居ない道場の澄んだ空気がいちばん落着く。

心を解き放つ唯一の場所。

ここは紛れも無なく、射を行う場所である。

 

 

最近になって若手女子2人が練習の前に「射法訓」を斉唱している。

「すばらしい!」

少し照れながらも一所懸命に読み上げている姿は見ていて気持ちがいい。

 

そんなこともあり、先月の月例会では若手女子を先導に全員で唱和してみた。

良い機会なので今後も続けていきたいと思っています。

 

小石の波紋・・・。

 

 

 

下記は吉見順正 「射法訓」 全文(多分・・・。)

前文があってこその本文だと思うのですが、教本はなんではしょっちゃったのでしょうね。

「礼記」にしてもそうですが・・・・。

 

「弓道」であるからこそ座学は必須項目だと考えています。

個人レベルの問題にするのではなく、弓界全体としてきちんと取組んでいくべき今後の課題だ

と思います。

弓道修練の眼目の一つは " 人間完成の必要 " ですから・・・。 

 

 

 抑々弓道の修練は動揺常なき心身を以って、押引自在の活力を有する弓箭を使用し、

静止不動の的を射貫くにあり。

 その行事たるや、外頗る簡易なるが如きも其の包蔵するところ、心行想の三界に亘り

相関連して機微の間に千種万態の変化を生じ、容易に正鵠を捕捉するを得ず。

朝に獲て夕に失い、之を的に求むれば的は不動にして不惑、之を弓箭に求むれば、

弓箭は無心にして無邪なり。

 唯々之を己に省み、心を正し身を正しうして一念生気を養い、正技を錬り、至誠を竭して、

修行に邁進するの一途あるのみ。

 

 正技とは、弓を射ずして、骨を射ること最も肝要なり。

心を総体の中央に置き、而して弓手三分の二弦を推し、妻手三分の一弓を引き、而して

心を納む是和合なり。

 然る後胸の中筋に従い、宜しく左右に分かるる如くこれを離つべし。

書に曰く鉄石相剋して火の出ずる事急なり。

即ち金体白色西半月の位なり。

 

 


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