電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

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ミホ・ミュージアム

2014年11月20日 17時04分49秒 | 旅行
京都の平等院は紅葉が今頃きれいだろうと思い、改装したばかりということもあって平等院に行きましたが、大して見るものもなく時間が余ったので、車で行くには比較的近い信楽のミホ・ミュージアムにも行ってみました。
前から噂には聞いていましたが、想像以上に美しく、平等院の記憶など頭から吹っ飛んでしまいました。
一日に2箇所観光に行って思ったことは、古い物に拘るより、現代の建築物の方が凄い物がたくさんあるのではないかと考え直した次第です。
古い建築物は普通の大工では造れない高度な技法が使われており、それができる人は宮大工と呼ばれ多大な尊敬を受けますが、それでもやはり現代の一級建築士がデザインした建造物の中には素人さえ圧巻するデザインがあるものです。
平等院が造られた時代の人が現代の建築物を見たら、私達が国宝級の文化遺産を見るよりもっと強いショックを受けるのではないでしょうか。
私達はいつまでも古臭いカビの生えたセンスを貴ぶべきではないと今回のドライブで感じました。
ミホ・ミュージアムを設計したのはイオ・ミン・ペイという中国系アメリカ人の世界的建築デザイナーだそうですが、ここはまるで別世界ですね。
ここを教えてくれたのはニュージーランドの友人で、是非一度行くべきだと強く薦められました。
なるほど納得です。
何て気持ちのいい場所でしょう。
博物館というのは金に糸目をつけずに集めた収集品を、趣味が高じて一般に公開する、言わば金持ちの道楽の終着点ですが、博物館も金持ちのレベルに応じて小さい物から大きな物まで様々です。
しかし、ここミホ・ミュージアムは特筆に値する場所だと思います。
そして何よりも飾ってある物品なんかはどうでも良く、建物のデザインにこそ一見の価値があるのです。
ちなみに私が行った時は狛犬展でしたが、エジプトのスフィンクスから始まった狛犬が、やがて獅子舞を経て笑福亭仁鶴のような顔へと変化して行く過程が確認できただけです。
ミホ・ミュージアムは暇があったらまた来たくなる、私のお気に入りの場所となりました。






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