電子書籍作家 夢野美鈴のブログ

美鈴の日常や思ったことを書いて行きます。

権威に弱い日本人

2011年03月30日 13時05分59秒 | 日記
 全く昨日は変な一日でした。
 まずは昨日の午前中のニュース記事を引用します。


 福島第一原発敷地内の土壌から放射性物質のプルトニウムが検出された問題で、枝野幸男官房長官は二十九日午前の記者会見で「燃料棒から出ているのはほぼ間違いない。一定程度、(燃料棒が)溶融したことを裏付けている。大変深刻だ」と述べ、第一原発の炉心溶融が原因との見方を示した。東京電力は敷地内でプルトニウムの測定を続けるが、政府としても敷地外の周辺地域で測定を検討する考えを示した。


福島原発では遂に炉心溶融という最悪の事態が起きている時に、
テレビではどこのチャンネルを点けても被災者の報道と風評被害のニュースばかり。
強いて挙げれば、テレビ朝日が軽く取り上げたぐらいでしょうか。
本来なら原発問題の特集を朝から晩までやっていなければおかしい時です。
まるで示し合わせているとしか思えません。
日本という国に、とても気持ち悪いものを感じました。

海外では、関東以北にいる自国民に避難を呼びかけています。
悠長に構えているのは国内だけです。

海外でテロに巻き込まれた時は、日本の領事館の出す情報を待っていたら殺されると聞きます。
欧米の領事館の方が自国民を救うために素早く動くので、欧米人と一緒に行動しろと言われます。
日本官僚の無能ぶりは海外でも有名で、世界一と評されているようです。

「放射能、みんなで浴びれば怖くない」というわけには行きません。
私達は、国内よりも国外の指示に従った方が、自分の身を守れそうです。

SNSの知人が、以下の記事を教えてくれました。
マスコミに洗脳される大人より、子供の方が真実が見えているとしか思えません。



中学生アイドル「藤波 心」の主張が話題に

 中学生アイドルの藤波 心が、ブログで痛烈に原子力発電所と原発事故報道を批判し、話題になっている。
 藤波 心は、3月23日に公式ブログ『ここっぴーの★へそっぴー』で「批難覚悟で…」と題する記事を掲載した。そこでは、安全を強調するマスメディアの報道を疑問視する。
 個別の数値は低く、直ちに健康を害することはない量であっても、「微量とはいえ空気中の放射性物質を吸い続け、微量とはいえ、汚染された野菜を食べ続け、微量とはいえ、汚染された水を採り続ければ…影響があることくらい、バカな厨房2年の私でも分かる」と指摘した。
 その上で「原発の危険性を言う人は、危険をあおっていると、世の中は叩く傾向にあるようで、これは何かおかしい流れだと思う」と述べる。
 この記事に対し、ブログのコメント欄だけでなく、事務所にまで抗議・意見のメールが来たという。藤波は「どんだけ、原発をかばうんだよぉ」と嘆いている。
 原発推進派を「少量の麻薬は能率を上げるための必要悪」と正当化する麻薬中毒者に重ねるなど比喩も鋭い。
 しかも、藤波の優れたところは、自分のポジションを理解した上で原発を批判していることである。「ラブ&ピース がんばろう日本! みたいなことだけ言ってた方が、アイドルとしては活動しやすいのかもしれない」と書いている。それでも「人にどう言われようが、叩かれようが、はっきりと、自分はこう思っているんだって言うことを言いたい」と断言する。
 この記事はツイッターなどで拡散され、「反原発のジャンヌ・ダルク」などと称賛されている。「官房長官やら東大出の御用学者なんかより、アイドルのほうが的確な意見をのべている」とのツイートにソフトバンクグループ創業者の孫正義が「同意」を表明してリツイートした。『ソフィーの世界』の翻訳者として知られる池田香代子も「なんとクールな頭脳とあたたかい心」とツイートした。



若い人達はこれからも生きて行くのです。
これから何年かで放射能の影響を受け、老化が加速されて行くのです。
「もう先が短いから、今さら老化が加速しても構わない」と言う自分を見捨てた人は、勝手に被曝して下さい。
でも、若い人達には未来があるのです。
安心できる生活環境を後世に残すべきでしょう。

風評被害を前面に押し出し、まるで原子力や放射能の危険を説くことが悪のように思わせるやり方は、
自民党が民主党を攻撃する時のやり方とよく似ていると思います。
風評被害と称し、本当に風評を利用しているのは一体誰でしょうか?
原発関係者の流す情報に惑わされる日本人は、なんて愚かなのでしょう。
原発関係者も、ネットを含めた情報統制を行ない、この期に及んで原子力を庇うとは全く呆れます。
これだけのことがあっても、罪の意識も危険の認識もないのでしょうか?

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