住民の側からは、施設の誘致自体は賛成であるものの、ゆめぽりすセンター側のスペースを建設予定地としていることについて多数の反対意見が出ました。市側からの説明では、今回の施設建設を将来の高等教育施設誘致の足がかりにしたい旨や、(建設が伊賀地域であれば)大学側の希望がゆめが丘であること、会議施設としてゆめぽりすセンターの活用、市の財政事情により新規の土地の購入が難しいこと、などがありました。
今後の予定については、当施設は来年春の開設予定であること以外に具体的な計画は示されませんでした。
3月4日の運営委員会の際、市の企画課、市民課の担当者による三重大学(大学院生物資源学科研究科等)の研究施設の建設に関する説明がありました。
昨年12月の新聞報道でご存知の通り、来年4月の開設を目指して4億円をかけ3階建て約1500㎡の施設の建設が予定されています。建設予定地はゆめぽりすセンターの対面にある駐車場の一部分となっています。施設では地元企業との共同研究、起業支援、情報交流および人材育成などを行い、産学官民の交流を考えた事業と期待されています。
施設の建設はゆめドーム、ゆめぽりすセンターのイベントによっては現状でも駐車スペースに問題が出る場所であるため、説明を受けた運営委員の中からは、路上駐車が増える要因となるのではないかといった不安を感じる声がありました。自治協議会としてはこの件について、市へ十分な調査とその対策を求めています。また、住民の理解の上でこの事業を進めてもらうために住民全体への説明会の実施を要望しました。
平成19年度ゆめが丘地区住民自治協議会の通常総会を以下の通りに予定しております。
日時 : 5月13日(日)10:00より
場所 : ゆめぽりすセンター 2階大会議室
前年度は運営委員、実行委員のみの出席で行いましたが、住民の皆様に広く自治協議会の活動を認識して頂くために今回の総会では各丁会の班長さんへも出席を依頼する予定です。
4月1日よりゆめぽりすセンターはゆめが丘の公民館としての役割を持つようになります。今後は幅広い公民館活動が行える環境が整い、地域住民が優先して活用できる場所となっていきます。
また、5月あるいは6月の初めには、ゆめぽりすセンターへ現在阿山にある「伊賀市市民活動支援センター」が移転する予定となっております。
昨年末よりこの3月までの間、自治協議会の運営委員を中心として「まちづくり計画」の策定を行いました。「まちづくり計画」は当地域が(行政との協働も含めて)取り組む活動について定めたもので、今後の当地域のまちづくりの基本となります。昨年に実施した住民アンケートの結果などを踏まえて協議した内容を本協議会の規約と合わせて20ページほどの冊子にまとめました。
4月初めにはゆめが丘の皆様へ配布いたします。