FLAMENCO igriega

straight power and smooth energy flow

Flamenco Live Info.

2011-01-21 02:59:00 | Flamenco Live
踊り手の山口夏緒さん主催のライヴにまたまた声をかけて頂きました。
神泉Lantern Flamenco Live Vol.3、3度目の出演です。

2011年1月29日(土)
会場:Lantern(ライヴハウス)
http://lantern.web.infoseek.co.jp/index.html
03-3476-0438/井の頭線 神泉駅 南口 徒歩1分 ローソン前
開場14:00
開演14:30
全席自由 2,000(ドリンク別)

チケット予約は下記まで
f79@xb4.so-net.ne.jp

更にパワーアップしたティエント踊ります!

2011-01-08 04:13:07 | Beauty-Health-Spirit-Happiness
テレビをつけたらちょうど始まった番組が・・
何やら能楽師の方が「無を語る…」と題して話し始めていました。

その方曰く、能とは身体の運動と思惟の二つの作業であると。
思惟とは即ち心の状態のことであって、能を練習・鍛錬する過程に於いてその両方の微妙なバランスを探すことが大切な要素であると。

ここまで聞いていると、踊りも正にその通りだ!と納得。

更に聞き進めると、世阿弥が説いた指南書があり、そこに書かれていることには・・

能には“幽玄”という心身の境地があり、更に極めたところに“妙花”という境地があるとのこと。
そして“妙”とは“無”であると。

説明を聞いて私がイメージしたのは、例えば・・幽玄が心に美しい光景を思い描きそれを心で感じ愛でている状態、ある意味それを見ている傍観者であるとするならば、自分自身が正にその光景自体になっている、見ているのではなく自分自身がそのもの自体になった状態が妙なのではないかと・・

世阿弥が追い求めた能の世界観というのは禅宗からきているとのことですが、上記で表現された“妙”の境地はスピリチュアル系の世界観で言われている“Oneness”(一致とか不変性とか)と同じではないかと。

いつも思うことですが、何事も追求していくと、最終的には全て同じところに辿り着く。
正に普遍的な真理であると、再確認するのです。

一瞬一瞬ごとに変化する心と身体のバランスポイントを探しながら、何か大きな存在の力と一体になる。

私自身が追い求めていることでもあります。

ところで、フラメンコには“Duende”と言われるものがあります。
それは“妖気”などと訳されることもありますが、フラメンコ的なある種の黒いパワーというか、ゾクっと鳥肌を立たせるようなある種の雰囲気で、フラメンコでは全てにおいてこの“Duende”があるというのはフラメンコ的に最高の境地とされています。

私が思うに、その力は地底から呼び覚まされる強いエネルギーの様に感じるのです。
地底の魔神を呼び覚ますような・・

“Duende”についてはまた次回話したいと思いますが、これも究極的には能で説かれた“妙”と同じなのではないでしょうか・・・