久々に小説を読みましたが、久々におもしろかった！
悠仁もゆず誌で読んだ本として紹介していたけど、
こんなにおもしろいとは！
目次を見ると、短編集らしくタイトルがいくつかあるの。
実はあまりよくある短編集は好きにはなれないんですねぇ。
短いがゆえ、あまり丁寧な物語は書けないんだろうし、
盛り上がりに欠ける気がするんです。
読者におまかせなラストが多いけど、あまり想像も
膨らまないからね。
まずは一つ目、少し我慢して読んでみるとまぁまぁ
おもしろかった。これで終わりかぁ・・・ふ～んと思って
次の章に入るとなんと、これが繋がっていたぁ～。
１話目ででてきた登場人物がそれぞれの章で
主人公になっているのです～！ある家族の物語なんだけどね。
あの時あの章でこう見えていたあの人は、実は本人にしてみると
こんなことが起きていた！みたいな、深い小説なの！
それぞれにそれぞれの出来事や想いがあって、
それが複雑にみんな絡んでいる。これがもう
おもしろくておもしろくて。内容としても、なかなか
衝撃的で、こんなこと私の周りじゃあり得ないなぁと
思うようなお話。一つの家族の中で、こんなにもみんな
あり得ない状況に陥ってるなんて！現実的ではないけど
とってもおもしろいです！！人間くさい感じが
お薦め！！みんな、こうして色々悩んで生きてるんだなぁって
色んな立場の人の気持ちになれますよ。