北朝鮮にて・・・

ふと夕方テレビニュースを見ていると、
北朝鮮で食糧難を解決するためにウサギ飼育が「国策」となっていると聞いた。

鳥は鳥インフルエンザ、牛は狂牛病・・・、
食用としても安全なウサギはネズミ算式に増えるからという。

大きな白いうさぎが小さな檻に閉じ込められて繁殖されている姿が映った。

さらに取材は、日本の韓国朝鮮料理屋さんに続き、
ウサギを食べる習慣もないと言っているのにも関わらず、
市場でウサギ肉を買ってきてわざわざ調理させていた。
感想は、「鶏肉にちかい」という位で終わった・・・。


また、ネットでは少しニュアンスが異なるが、
外貨稼ぎの金正日、ウサギに架ける夢 (夕刊フジ)
税として、一世帯あたり４羽（匹）のウサギを納める、もしくは罰金と義務付けたという。


牛も鶏も豚も、犬も猫もどんな動物も食べてしまう人間・・・
ウサギも例外ではないのかもしれないが・・・

うさぎと暮らす私にとっては、とても切ないニュースだった。

ニュースでは、餓死寸前の子どもの映像が流れる。
確かに、北朝鮮の多くの人々が栄養失調、栄養不良で苦しんでいることも忘れてはならない。

ただ、食糧難の解決策ではなく、一部の私腹のためであるとしたら私は許せない。

しかし・・・
テレビのニュースと夕刊フジの記事はどちらが正しいのだろうか・・・。
映像や言葉によって、事実さえ見えなくなり受け取る側の感情は左右される。
正確な事実を報道してほしいと思う。