
午前10時から、保健消防委員会の閉会中審査の案件・陳情1件がありました。「子宮頸がん予防ワクチン接種公費助成を拙速に決定しないで頂きたいことに関する陳情」です。陳情の理由については、(1)暗黙に低年齢の性交渉を認め、若者の性の乱れを助長する。(2)子どもや若者には安易な性交渉がよくないことを教え、感染の危険のある人に対し、早期発見を呼びかける。(3)ワクチン投与による副作用・副反応がある。という内容です。
国・厚生労働省の厚生科学審議会感染症分科会予防接種部会では、ヒブワクチン、肺炎球菌ワクチン、子宮頸がんワクチンを予防接種法上の定期接種を急ぎ検討するよう求めていること、接種促進に対する国民の要請が高いこと…などから、陳情の内容については賛成しかねるものです。しかし、公費助成を行なうにあたっても、陳情の内容にもある早期発見や子どもや若者への教育はしなければなりません。副作用・副反応についても、発熱や失神、注射部分の痛みが強いなどがあります。こうしたことについても、保護者や子どもたちへのお知らせが必要です。
国のワクチン行政については、後進国となっています。改善が必要です。