佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

大分市議会の議会広報と議会改革


 今日は昨日の山陽小野田市議会に続き、大分市議会の議会広報を中心に視察しました。議会広報は平成4年からA4版となっていて、2008年7月に開催した市民意見交換会で市議会だよりの記載方法について、市民から「内容を分かりやすくし読む率を上げるための工夫」「議員が何を質問したかわからない、編集方針の検討を」「議決に至った議論の経過を載せて欲しい」「議会の活性化や議員の資質向上のためにどのようなことを行っているのかわかるように」「議会でどのようなことが問題となっているのか」といった要望が出され、市議会だより編集委員会で検討することに。翌年3月には外部の専門家を招いて見直しに着手されています。そのもとで紙面構成の見直し、議会からのメッセージ、1ページ目の刷新、議会活動をわかりやすく、編集方法の見直し、市民に親しみやすいものにするという検討が行なわれました。


 その結果、表紙の写真スペースを従来の2倍、メッセージを伝える「クローズアップ議会 ここに注目"議会の目"」、一般質問の質問と答弁の要旨を議員が作成、質問した議員の氏名と会派を掲載、会派や委員会を紹介するコーナー(記事原稿は会派や議員が担当し作成)などの改正がされています。おおいた市議会だより写真の左152号が2013年度の議会報コンクールで最優秀賞を受賞されています。全ページカラーで大変読みやすくなっています。
 広報委員会の委員長と副委員長は、議会運営委員会の委員長・副委員長が兼ねています。広報委員会の権限は強く、各会派からも委員が出ています。意見が割れることがあると多数決を取るそうです。特に1ページ目の写真の掲載については意見が出たそうです。また、一般質問の氏名と会派の掲載についてはパフォーマンスではないかという意見もあったそうですが、「パフォーマンスでも良いではないか。議員の資質や議員が何を質問したのか市民に分かるようにすることが必要」と最大会派の議員からも意見が出され、掲載にすることに。


 今日説明していただいた方々は、自民党、公明党、おおいた民主クラブ、新市民クラブの市議のみなさんでした。この他には7年目となる市民意見交換会や市議会の議員政策研究会の取り組みなどの議会改革について伺いました。後段の研究会で検討が重ねられた政策条例についても意見交換会で報告しています。
山陽小野田市議会と大分市議会の広報について参考になることが多かったです。関係者のみなさま、ありがとうございました。

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