
今日明日と四日市市、名古屋市を大都市制度・防災危機対策調査特別委員会で視察します。今日の四日市市では港地区自主防災組織連絡協議会の活動、石油コンビナート・沿岸地域防災連絡会議について伺いました。
自主防災組織の取り組みでは、四日市市地区防災連絡協議会があり、市内を4ブロックにわけ29地区で連絡協議会が組織されています。自主防災組織結成率は8月現在で97.4%と高い組織率となっています。ここまで30年かかったそうです。平成6年に港地区福祉委員会が発足し、要援護者見守り活動や支え合いカード(平成13年~)「防災と福祉が一体化したまち」を目指して港地区では取り組まれています。平成19年に協議会に地区内の企業等が参画し、平成24年に防災NPOが参画して、地区を6町に分けて、企業もグループ長を決め、町ならではの防災訓練をおこない、地区全体で津波避難訓練、避難所運営訓練を実施しています。
津波避難訓練では、災害時要援護者の一人ひとりに支援の手が届く訓練を目指し、災害時支え合いカードを作成し、地域支援(組)で対象者を支える取り組みを同地区では行なっています。6月現在では登録280名中260名が一人暮らしとのこと。地域防災力向上のため、防災訓練の計画から反省(同地区では評価としていないそうです)で常に防災訓練の改善を図っています。住民全体の防災意識高揚のため、いきいきサロンを活用し、防災について楽しく学ぶことや、運動(体操)を通じた防災意識、男女共同参画を中心に進めています。いかに参加者を増やしていくかについては、私も自主防災会の活動をしているので大変参考になりました。
この他には消防本部の職員の方からコンビナート防災対策について説明を受けました。