
先の議会では稲毛海岸5丁目南地区の地区計画についての質疑を行ないました。同地区は現在も財務省が管理している国家公務員宿舎跡地です。
稲毛海岸5丁目南地区のA地区はすでに開発された低層の戸建て住宅に面する部分で、高さ制限を10メートルにしています。
その南側に位置するB地区は、建築物の高さの最高限度の制限を設けておらず、A地区の南側のB地区に高層建築物が建設されるとなれば、北側に日照や風害の影響が出てしまうことにならないのか、市の見解を求めました。市は、「高度地区による高さ制限に加え、日照などを確保するための北側傾斜線制限がかかっている。高さ10メートルを超える中高層建築物に対しては建築基準法の日影規制が適用され、敷地境界線からの距離に応じて日影となり時間が設定されておりますので、日照への影響は著しく大きくなることはありません。また、風害については建物の高さ、形態により大きく異なるため、現時点において、適切にその影響を評価することは困難と考えられます」と答えましたが、開発の状況によっては影響は出るはずです。
稲毛海岸保育所は定員枠を超えての保育や、稲毛第二小学校の子どもルームが定員いっぱいになっている状況の下で、保育所の整備や子育て支援施設を誘導する開発が求められています。市は「計画戸数が500戸以上の開発につきましては、事業者に対し、用地の確保も含めた保育所、子どもルームの整備について、事前に市と協議を行うよう指導している」と答えました。
まだ財務省は売却時期は未定としていますが、今後のまちづくりについて、私自身も考えていきたいと思います。