この間、茨城県の予科練平和記念館、埼玉県平和資料館に行き、最後は県内の匝瑳市に行きました。匝瑳市の春海地区では、「掩体壕」という建造物を見ることができます。以前、教えていただいたことがあり、行きたいと思っていた場所です。田んぼの中にあるのでなかなか見つけづらいです。この建造物は、見て分かるように、空爆から戦闘機または航空機を守るために木材と鉄筋、コンクリートで造られています。 現在の匝瑳市から旭市にかけて、海軍の香取航空基地が建設され、この掩体壕は昭和17年には完成し、昭和18年9月には「零戦」が来て、昭和20年2月には硫黄島方面へ特攻隊が出撃したとのことです。この周辺には、他に2基と旭市鎌数伊勢神宮の北側に1基あります。 これは後ろから撮影、大きさが分かると思います。実際に目で見れるのはこれくらいでしょうか。当時の滑走路もあるようですが、すぐにはわかりません。実際に現場に行き、目で見てみると、イメージが膨らんできます。それをどう生かすかが問われています。夏の終わりに戦跡めぐり、平和関連施設を巡るのも良いのではないでしょうか。