佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

都市計画審議会に委員として出席

 今日は午前10時から中央コミュニティセンターの6階ホールで開催された第50回都市計画審議会に委員として出席しました。
 第1号議案は、ライフタウン稲毛地区の地区計画決定で、国道16号と千葉北インターの近くにある閑静な低層住宅街です。敷地面積を最低限度135㎡、建築物の高さ9m(3階は建築不可)など制限をかけています。良好な住環境を維持するためには必要です。9割の同意が得られています。同意への考え方や同意されていない方の状況、空き家が生じた場合の懸念などが他の委員から出されています。
 第2号議案は、小仲台3丁目・4丁目地区の地区計画決定です。ここは稲毛駅からあまり離れていないエリアで、県道沿いに商業施設、その裏側には住宅街が広がっているエリアです。県道沿いの利便地区と言われているところについては、葬儀場やパチンコ屋などを制限しています。高さ制限は20mで高い建物が建つことによって住宅地への影響や、ここでも9割の同意という状況について同意が得られていない所有者への対応、将来の同地区に対する市の考えなどについて質しました。また、この地区の向かい側には公園などの緑も有していることから、景観などにも配慮したまちとなるようにと意見しました。


 第3号議案は、ちばリサーチパーク千葉地区(工業団地)の地区計画の変更です。主な変更内容は地区計画に物流関連産業の倉庫の建築を認めるというものです。元々は住宅地となる計画から工業団地への地区計画決定し、今回は物流施設(倉庫)を認めることになります。立地企業の数社に補助を出しています。これから立地するであろう企業も補助金を活用することになるかもしれません。地域経済活性化や地元雇用など地域への貢献が求められます。適切な土地利活用となるよう求めました。地図は見づらいですが、ちばリサーチパークの位置図です。東関東自動車道の佐倉インターから約6キロほどのところです。千葉地区と佐倉地区で構成されている市境の場所です。

 第4号議案は、生産緑地地区の変更です。生産緑地とは、市街化区域内の農地を指定し所有者は営農義務が生じますが固定資産税の免税措置が図られます。指定要件は500㎡の営農(30年)です。今回提案された内容は主たる従事者の死亡や事故によって営農できなくなっているのがほとんどです。買い取りの申し出があっても、この間、市は買い取ることはせず廃止となるケースがほとんどです。生産緑地法の改正により、指定要件の緩和が言われています。また賃貸借でも生産緑地として継続できるようにと議論が進められています。市も現在、所有者への聞き取りを行なっているとのことでした。
 市街化区域内の生産緑地は、都市環境を守る上でも重要な役割があります。宅地となってしまえば雨水の逃げる場所もなくなり、豪雨による被害なども起こるため、環境面からも大事な緑地であり、維持が求められます。

 都市計画審議会の委員となって長くなりますが、各委員から質問、意見が多く出されるなど、議論が活発になっているように思います。今後は、「立地適正化計画の策定」に関する議論が行なわれそうです。他市の状況も調査しながら、準備していきたいと思います。

ランキングに参加中。クリックして応援お願いします!

名前:
コメント:

※文字化け等の原因になりますので顔文字の投稿はお控えください。

コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

 

  • Xでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

最新の画像もっと見る

最近の「千葉市政・議会」カテゴリーもっと見る

最近の記事
バックナンバー
人気記事