佐々木ゆうきの日記〜平和とともに歩んで〜

防災・危機対策調査特別委員会

 今日午前10時から、防災・危機対策調査特別委員会が開催されました。緊急を要する事案がない限り、今期の委員会は最後となります。
 今日は、液状化対策の進捗状況と、市長に対する「防災・危機対策に関する提言書」の協議です。液状化対策については、磯辺4丁目における実証実験の状況、3月26日に開催された液状化対策推進委員会での報告に基づく説明が行なわれました。千葉市での工法は地下水位低下工法と格子状地中壁工法の2つであり、「格子状」は「地下水位低下」に比べても初期工事に多額の費用を要し、また地中壁の長さによっても費用が変わってきます。まだ具体的な費用の積算までは行なっていません。磯辺4丁目で仮に「格子状」を採用した場合、地中壁の長さは約10mで800万円の費用。このうち半分は国による負担で、残り400万円が宅地所有者負担。ここに上限200万円の市の支援となりますが、これでも高額な費用となっています。
 推進委員会でのまとめでは磯辺8丁目、真砂5丁目での地下水位低下工法の可能性を探るとされていますが、私から、「より綿密な調査を行ない、住民の不安に答える必要がある」「技術をもつ国交省職員などの派遣で、職員体制の整備を」「2015年度までとされている事業についても引き続き国に求めていくべき」と指摘しました。

 「防災・危機対策に関する提言書」ではそれぞれの会派から出された加筆・修正が加えられた提言書(案)について協議。私からは、災害・被害を発生を最小限に抑え、拡大を防止するためにも、防災の基本である「予防原則」に基づいて、防災施設の整備とそうした施設の安全点検、家具転倒防止金具の普及など行政が責任を持って行なうことが前提にあり、そこから住民がその地域の防災のまちづくりを進め、防災力を高めていくことが必要であると意見を述べました。女性やLGBT(性的少数者)への支援、原子力潜水艦等の事故への対策、消防ヘリの運用について議論になりました。
 防災については、見解が異なるものもありますが、全体として対策が求められているものです。

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