昨日、千葉市議会ではとんでもないことが決定されました。非公開の幹事長会議で、現在開かれている第3回定例会(9月議会)の一般質問が文書質問に変更されたことです。理由は、「緊急事態宣言延長に伴う変更」です。具体的には14日の議会運営委員会で、正式な決定がなされる予定です。
質問通告は緊急事態宣言中の8月27日~31日であり、議員の半数である25人が通告をしていました。議員それぞれが質問準備を行い、質問を行なおうとしていたはずです。それをなぜ覆すのか、理解ができません。これまでも議会として感染対策を実施し、不織布マスクの着用、自席でも着席したままの質問、当局も着席したままの答弁など本会議開催などを実施していました。
幹事長会議では、自民党千葉市議団、公明党千葉市議団、未来立憲民主ちばの幹事長が文書質問への変更に賛成し、日本共産党千葉市議団と自民党・無所属の会が変更に反対しました。今日、私は同席できませんでしたが、日本共産党千葉市議団は、一般質問の制限に抗議し、撤回を求め議長に申し入れを行ないました。
①一般質問を制限する理由・根拠がない
議員や職員の感染を危惧するならば、定期的なPCR検査を実施し、これまでの感染防止をより徹底すれば対応は可能。
②重大な議員の権利制限を一方的に決めてはならない
議員の重要な質問権を奪うことになる決定を、会派に一度も持ち帰ることなく、議員の意見・要望を集約することもせずに、たった一回の幹事長会議だけで強行するのは、あまりにも一方的である。
③議長による非民主的な議会運営は許されない
幹事長会議に「議長提案」として持ち出され、「時間がない」など強引に押し切った事態は極めて異常であり、非民主的な議会運営と言わざるをえない。
また議員のあり方が問われます。新型コロナの感染で苦しむ市民や事業者の声を市政に届けたり、立場は違えど市政をより良いものにしていこうという気概を持って議員活動に取り組んでいるはずです。
何よりも、多くの市民のみなさんに支持を得て議会に送り出していただいたことを認識すべきです。
最新の画像もっと見る
最近の「千葉市政・議会」カテゴリーもっと見る
最近の記事
カテゴリー
バックナンバー
人気記事