三十路中盤備忘録

とりとめの無い事をタダ書き連ねていきます。

お金の使い方。

2021-02-16 21:55:00 | 日記
入り口から出口へ
色々考えさせられたお金の事。
必要経費編

孤独死、老老介護、そういった社会課題を解決していく為、NPO法人からのバックアップを受けながら高齢者向けの便利屋プロジェクトを立ち上げたのですが、そこで今一度お金の事、身体の事、仕事の事、自分を取り巻く環境全てを見直すきっかけになる様な案件を多数目にする事になったんです。

埃まみれの営業トップを表彰する賞状が掛かったゴミ屋敷に生活する高齢男性。

貯蓄も資産も食い果たし、明日食べるご飯にも困っている元年収うん千万円経営者。

どの方もお金を稼ぐ事で人生の荒波を越え、当然社会に大変貢献されてきた大先輩である。…がしかし、現状「幸せ」とは程遠い生活になってしまっている。

理由は至極簡単、

人はいつか老いて稼げなくなります。
それでも人は稼いだお金の使い方によって身に着く生活水準や他者への接し方を突然変えられないからです。つまり稼ぎ方が超一流でも、そのお金の行き先である「使い方」が三流では幸せになれないという事ですね。
*ここでいう稼ぐとは「不労所得」を除いた、ビジネスの対価としての利益を手にする一連の過程を指します。

この紛れもない事実と正面から向き合った時、
自分の思い描く「幸せ」とはいつ、どこで、誰と、どの様な生活を送る事を指すのかというゴールと、そこから逆算したお金の「使い方」の重要性を嫌でも考えさせられたのです。

そこでお金の使い方と言う出口を3つに分けて

「必要経費」「貯める」「増やす」

とそれぞれ表札を付ける事から始めてみました。

※便利屋プロジェクトの詳細はまた別に書きたいと思います。

必要経費ゲートの概要

必要経費と聞くと、生きる為に最低限必要な出費というイメージを持たれるかもしれませんが、ここはもう少し間口が広く遊び心があるものになります。
私は日本酒を飲むのが好きです。サッカー観戦、冬はスキーとなかなか多趣味ですが、コレにかかるお金も必要経費になります。

趣味は心身の健康を整え、人生を豊にしてくれる大切なピースです。
決して浪費ではありません。

では生活インフラ以外の出費において、必要経費と浪費の違いとは具体的になんでしょうか?
それは出費対象になる物や事柄の目的が、
「他人軸」寄りなのか「自分軸」寄りなのかという所に私は基準を置いています。

自分軸寄りな出費は必要経費で他人軸寄りな出費は浪費です。
高級時計を例にその基準を解説したいと思います。わたしも昔高級時計に憧れた次期がありました。特にIWCなんかはカタログまで取り寄せた位です…。
今は完全なるApple Watch愛用者

私の知人は、ロレックスサブマリーナという高級時計を毎日身につけています。彼は、毎日身につけているその時計を清潔に、綺麗に取り扱っていました。磨いて眺めるのが日課だそうで、この時計を見るとテンションが上がってやる気スイッチが入るのだそうです。
将来的には自分の子供へ譲るのが夢だとも話していました。これは自分の人生を豊にしてくれる必要経費として「自分軸寄り」の出費と私はカテゴライズします。

次は、以前ビジネスをしていた頃の取引先で、これまた同じくロレックスデイトナという高級時計を身につけいる方がいました。しきりに私へ高級時計の購入をすすめ、ステータスを上げる事で信用が高まり話題にもなる。とにかく見られ方は大切だと教えて頂きました。それは一つの正解ですし、若輩者に一つ知恵を授けてやろう!という気持ちには素直に有り難みを感じました。しかし「それがなかったら私はこんな物大金出して買わないよ」という一言だけには、

「そ、そうなんだ…」

と首を傾げたくなる感じがしたのを覚えています。勿論経営者でステータスが大切な立場の人間もいるでしょうが、そんな人物は僅かに一握りです。そんな希少な人物にしか当てはまらないステータス論を自らにも投影して、好きでもない時計にうん百万円を掛けるのは私からすれば「他人軸寄り」な浪費です。

そこで私は他人軸寄りな浪費を一切やめる事にしました。

車と言う浪費をやめたらめちゃくちゃ人生が好転している件

Y31セドリック→Y32シーマ→RF1ステップワ

ゴン→10アルファード。これが私の愛車遍歴。懐かしのどれも名車ですね〜!思い帰すと車選びをする時にいつも軸に置いていたのは「周囲から一目置かれるか否か」だった様に思います。 笑


そこに費用対効果などと言う概念は全くない。見た目がカッコ良く、排気量のデカい車こそがその頃の自分にとっては「良い車」でした。

若者の車離れが叫ばれる昨今では信じられないかもしれないですが、週末の仙台新港には高級セダンに乗った若者がミーティングと称して集う光景は珍しく無かった。そんな時代を生きて来たからこその価値観を引きずって10年以上車を選んで来ました。


しかし昨年2020年2月。

私は前項で述べた、他人軸寄りの浪費を止めるべく癖が強い歌舞伎顔のコイツ、


50系プリウスに乗り換えました。
V63000ccからハイブリッド1800ccへのクラスダウン。…でしたがオシャレは足元からという事でRaysグラムライツを履かせ、レザーシートカバーという自分軸寄りの経費を掛けた状態がコチラ。

ん〜!満足。
カッコいいでしょ?笑
プリティ号と名付けました。

そしてプリティ最大の強みがコレ。
カタログ数値リッター38キロと言う低燃費!
もはやスーパーカブ。実際は平均23キロ程であるが、1ヶ月に一回満タン五千円の給油をするかしないかという超絶的な燃費性能だ。

因みにアルファードはガソリン代で1ヶ月三万円以上掛かっていたので驚きも大きかった。
以前のブログにも書いたが禁煙とエナジードリンク断ちもスタートしていたので、冗談抜きで5万円近い金額が浮く様になった。

それだけではない。
コンビニで買っていた昼食や飲み物を全て自家製に切り替えた為、食費はほぼ0円。
なんだかんだで1万円程使っていた外食費用が浮き、合計6万円の節約に成功しました。

燃費が良い車に切り替わった事で遠出へのハードルが低くなはりました!…コロナ禍でその引くなったハードルも超えられないのだが…。
コロナが落ち着いたら行きたいところがいっぱいあります!!あー…早く落ち着いてくれ〜!

欲しかったスキー様品、サッカー様品、なんかも購入ハードルが下がりました。

余力を無理なく「貯蓄」「投資」「保険」に振り分け本当に自分や自分の大事な人へ集中してお金を使える様になりました。

他人軸寄りの浪費と自分軸寄りの経費を分けるという事は、節約しながら満足感ある生活を送るはじめの一歩なのかもしれません。

心理的他人軸寄りの浪費も辞めてみた

成果がわかりやすい形で出た事で、他人軸寄りの浪費を辞め、過去に他人軸寄りの浪費と思われる目的で購入した様々な物を処分しまくってみました。服、靴、時計、インテリア、そういった類のものが殆ど私の周りから姿を消しましたね 笑 

どんだけ他人の目を気にしてたんだか…。

冗談抜きで、一部屋が何もない状態にまでなりました。

ビフォー

アフター
↑まだ途中の状態ですが、今じゃココ寝室になってます。なーんもないです。気付いたら、目指してないのにプチミニマリスト状態となってましたね 笑

手元に残っているのは
スキー
サッカーボール
カメラ
レコードプレイヤー、アンプ
シーンに合わせたアウター

以上です。
なんでしょう、好きな物しか見当たらないんですよね。心が必要の無い物に掻き乱されない空間になりました。お金とおんなじで、心のエネルギーにも限りがあるのだとしみじみ実感しましたね〜。

本当に大切な人や物にだけ「心配り」できる環境を作る事で、穏やかに毎日が送れている様に感じます。

お金も心のエネルギーも「稼ぎ方」の様に量を増やす事に目が行きがちですが、今回のチャレンジで同じくらい「使い方」が大切なんだなぁと思いました。

気が向いたら、「増やす」と「貯める」のゲートについても書いてみたいと思います!

最後まで読んで下さりありがとうございました!リアクション、コメント励みになります🙇‍♀️
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僕とあの子のさよなら哀歌(禁煙生活突入から現在編)

2021-02-12 20:39:00 | 日記
コメント、リアクション本当にありがとうございます!!拙い文章ですがちょっとでも読んで下さる方々の何かの足しになればと思います。

禁煙生活突入イライラ期

さてさて今回ついに禁煙生活へ突入する訳ですが、思い返すと最初の3週間は全力で眠い…。

兎にも角にも眠い、怠い…。

タバコを吸えない事よりも、脳の働きがビックリする位低下し様々なパフォーマンスが落ちているのが辛かった…。

普段なら簡単に導き出せていたと思われる、生活上散発的に発生する課題解決への道筋が全く浮かんでこない。

仕事での打ち合わせで、担当の方から心配される程…。

感覚的には37度5分位の熱がずーっと続いている感じでしたね。

吸いたくないけど、仕事のパフォーマンスを上げる為には吸わなければいけないんじゃ…という強迫観念にかられては振り払う、そんな毎日でした。

禁煙に向けての目的が明確に記された待ち受け画面を毎日眺め、
みてねというアプリで毎日姪っ子の顔を眺め、
顕在意識をコントロールする。
※詳しくは目的編をご覧下さい。

メンソール系のガムと、キンキンに冷やした水で刺激を与える。
※詳しくは計画と戦略編をご覧下さい。
因みに、このガムと水のコンボには本当助けられました。絶対にオススメです!

ただイメージ的には火傷したところに流水を掛けた時だけ痛みが引く様な瞬発的な効力しか無いので、冗談抜きで一日4リットル位の水を飲みました 笑

それでもニコチン先輩は

「吸えば楽になるよ〜、簡単な事さ〜、仕事のパフォーマンス落ちてるんじゃない〜?」

と暇なし囁いてくるのだ…。

誘惑に負けて吸ってしまうめちゃくちゃリアルな夢で飛び起きた事が開始3ヶ月で3回ほどありました。

コンビニに出たり入ったりを繰り返し、
ゴミ箱の前でうずくまったのも開始1週間で10回程。

心の中にいる小さな自分が
眠い、怠い、吸いたい、吸えない、眠い、怠い、吸いたい、吸えないの大合唱を永遠と繰り返している感じ。

それ位強い離脱症状が出るのは、カフェインとニコチンを同時に断っている訳なので当然といえば当然ですが…。

しかし…

禁煙20日目位の事。
これは忘れられない体験なのですが、
嘘みたいに気持ちよく、
身体がもの凄ーーーーーく軽く頭もスッキリとした状態で目覚めたのだ!!

恐らく喫煙者だった頃は慢性気管支炎を起こし痰が絡んでいた為に、寝ている間キチンと呼吸が出来ていなかった。それが禁煙により改善され、就寝中に酸素が身体中に満ち溢れた状態で深く眠る事ができたのだと思います。

ここらへんから徐々に離脱症状だった怠さや眠気が和らぎ始め、「吸いたい」の波が押し寄せる頻度が減ってきたのもこの頃です。

離脱症状が生活に影響を及ぼす位強く現れたのは禁煙開始3週間まででした。
個人差はある様ですが、ハッキリ言ってめちゃくちゃ辛かったのはココまでです。
ココから禁煙は想像していたよりも簡単でした。毎食後、

「吸いたいでしょ〜?」

と囁いてきますがそこさえクリア出来れば大丈夫!ガムと冷水のコンボで封じ込められます。
もしかしたら、携帯待ち受け画面効果も手伝ってくれていたのかも?笑
姪の写真が更新される頻度にも助けられました。笑

禁煙に順応し始めた安定期

開始から1ヶ月。
ブログ的にはもう一山位来て欲しいところなのですが、本当にすんなり辞めれちゃった感じなんです…。

最初の3週間が地獄の様な苦しみだっただけに、少し面食らった感じでしたね。

3月後半に新型コロナウイルスが世界中で本格的に脅威と認識されてから私を取り巻くビジネス環境は完全に一変し、立ち上げ一年に満たないプロジェクトも完全にストップしてしまうなど一見煙草へ吐口を見出したくなるのでは?という状況下でも、逆に喫煙という無駄な時間や労力に囚われずにやるべき事へ意識を向けられたというのが正直な感想です。

そして、現在ですが
正直このブログを書いている今何故か吸いたくなっています。やはり脳は覚えているんですねぇ。タバコ、エナジードリンクなどというワードを書き連ねるとダメですね 笑
なので早々とこのテーマでの執筆を終えたいと思います。

お酒とタバコ

お酒を飲むと吸いたくならないの?と友人から聞かれるのですが、答えは「ならない」です。

お酒を好きでも無いのにガバガバ飲まれる方がおります。きっとその様に酒を煽る方にとっては、煙草もお酒も精神安定を得る為の手段として存在しているのだと思います。
過去、私もその様にお酒を使っていた事がありますが確かに煙草は絶対に外せないパートナーでしたね 笑
きっと禁煙前に私がエナジードリンクと煙草がセットになっていたの同じイメージですね!

しかし二十代後半から、私はお酒そのものが大好きになりました。日本酒がとにかく好きなんです。味、香り、肴との相性、器、酒蔵それぞれが持つエピソード、同じ感覚で日本酒を愛する仲間と過ごす時間その全てが楽しいのです。
むしろ煙草をやめた事で、味、香りを感じとるセンサーが正常に働いてくれる為、より日本酒を楽しめる様になりました。本当の味と香りを知ってしまったら、わざわざ感覚を鈍らせる煙草を吸おうとは思いません。

私の場合、完全にお酒好きが禁煙をアシストしてくれたケースでしたね。

禁煙で感じたメリット

1.  飯が旨い、酒が旨い
2.  眠りが深く寝覚めが良い
3.  金が全く減らない
4,  冷え性が治った
5.  肌荒れが消えた
6.  部屋衣類が良い匂い
7.  時間が増えた
8.  仕事の効率が上がった
9.  喫煙という動作に縛られなくなった
10.気持ちが穏やかになった

ちょっと考えるだけでもこれだけの良かった事が挙げられるます。
特に9番の「喫煙という動作に縛られ無くなった」というのが一番のメリットではないかと感じています。

喫煙してた頃は、全て行動の中心には赤マルちゃんが鎮座していました。

ショッピングモールに行って最初に確認するのは喫煙所の位置と数。

新婚旅行の目的地は、ハワイではなく煙草が吸えない飛行機に乗る時間が短いグアムへ。

料理が旨い店ではなく、煙草が吸える店へ。

煙草が吸えないスペースで会話をしていると、後半はずっと切り上げて喫煙するタイミングを計っている状態。

挙げたらキリがない程煙草の奴隷状態でした。
まさに自分の意思を支配されている感じ。
カマキリを操る針金虫の如く、長年自分を乗っ取られていたんだなぁ…とつくづく思います。

今は、
人との会話に集中できますし、仕事に雑念が入りません。行きたい所に行きたいタイミングで出向きますし、終日禁煙の旨い店を迷わず選択できます。きちんと行動の本質に沿って意思決定できていて、とても幸せです!

ニコチン中毒になるメカニズム

人間にはセロトニンという精神を安定させたり、ドーパミンという幸福感を与えたりする報酬系の脳内分泌物質があります。
ニコチン先輩はそのセロトニン君やドーパミンちゃんを出せ出せと催促する作用があります。

私の脳味噌は長ーい喫煙習慣から、ニコチン先輩からセロトニン君ドーパミンちゃんを催促されないと分泌出来ない状態に陥っていました。

本来ならニコチン先輩の催促が無くても、必要に応じ分泌が必要か否かを自動で判断するセンサーが働く様に人体は設計されているのですが、そのセンサーがニコチン先輩の登場により働かなくなるのです。

まとめると、

1 ニコチン先輩が報酬系を司るセンサーをぶっ壊し、自分がいないと分泌されない様に脳味噌に魔改造を施す。
2 報酬系の分泌が無いと、不安と不幸感に襲われちゃうから煙草と言うツールでニコチン先輩を取り入れる。
3 報酬系であるセロトニン君とドーパミンちゃんがニコチン先輩の催促で分泌される。安心感と幸福感を得る、ニコチン先輩が幸せをもたらす神と洗脳される。
4 悪徳宗教団体ニコチン教へ入信、毎月数万円のお金を支払い発癌リスク増加や慢性気管支炎という要らぬ副産物を身体に与えながら盲信。
5 ニコチンの顔色を見ながらの生活を余儀なくされる。まさに中毒状態の完成。

と言ったところだろうか。

つまり禁煙とは、

「報酬系脳内分泌がニコチン無しで自然再開されるまでの戦い」

と言えるだろう。

まとめ

人生初の禁煙。なんとなく始めるのではなく、取り組もうとしている事と真正面から向き合い明確な意思と戦略をもってして望めば乗り越えられないハードルでは無いと思いました。

吸っていた事を悔やむ事はあっても、禁煙を後悔した事はありません!

100利あって1害無しです。
今現在禁煙するか迷っている方、断言します。
禁煙すれば人生変わりますよ!
毎朝気持ちよく目覚め、毎日旨い飯が食え、充分な肺活量を取り戻した心配機能を存分に活用したスポーツを楽しめます!運動すればする程保険料が下がる保険に加入して、手厚い保障を安価で健康を手にしながら受けられる安心感と満足感があります!浮いたお金で、将来の備えとして個人年金と積み立て投資ができます!

喫煙は個人の自由です。やめるか辞めないかはあなた次第です 笑

長い文章を最後まで読んで下さり本当に本当にありがとうございました。
いいね、コメントお待ちしております〜!
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僕とあの子のサヨナラ哀歌(計画と戦略編)

2021-02-09 09:00:00 | 日記
さ無事に1月11日を迎え
正真正銘禁煙丸一年達成しました〜‼️

と言う事で前回に引き続き禁煙一年達成までの
流れをブログでお伝えしたいと思います。

前回は
「禁煙する事の目的を明確にし、
潜在意識を上手に活用できる様仕組み化する」
をご紹介しました。

今回は、
「禁煙までの計画を明確にし、
必要があれば戦略を打ち出す」
という点にスポットを当ててみたいと思います

「計画と戦略の違い」

目標を見据え
(達成すべき事項と期日)
達成するには
人、物、金という資源を
「いつ」「どこで」「誰が」「どうやって」
活用するのかを
時間軸上に前もって定める事。

これが私の概念上
「計画」
と言われるものだ。
(様々な考え方がある様ですので、あくまで私個人の見解です)

計画を立ててみた時、目標達成までの時間量と
資源量双方が少ないという事はよくある話だ。
そんな時に、解決方法は大きく分けて二つ存在すると私は考える。

まず一つ目は
目標達成期間を先延ばし
物理的な制限を受けにくい時間量を増やすという方法だ。

簡単な例を挙げれば
24万円の時計を12ヶ月で手に入れるという目標を達成する為の計画を立てたとしよう。

そうすると当然月々2万円の貯金が必要になる。
こういった計画が立つわけだが、
現在の収入から考えると、月に1万円を捻出するのがやっとな状態だとしよう。

1番簡単な解決方法は
24万円の時計を24ヶ月で手に入れる計画に
作り直す事だ。

これが時間量を増やすという事になる。

もう一つは

通常1万円しか捻出できない時計への貯金額を
2万円に増額、
もしくは24万円の時計を12万円に値下げする
そういったカラクリを編み出し
時間量を増やす事なく目的を達成する

戦略

を計画上で用いる事だ。

どちらも有効な手段だが、
ここで大事になってくるのは
自分が今成し遂げたい事案の性格を捉え
適している方を選択する意識である。

今回取り組む禁煙という目標達成は、
自分の生が続く限り終わらない。
これは一度愛煙家となった以上
受け入れなければいけない事実だ。

三年禁煙しても、
五年禁煙しても、
失敗する人は居る。

だが禁煙の失敗を経験した多くの方々がチャレンジ一年未満の開始3ヶ月以内に脱落している。

つまり一年間禁煙を継続するという目標を達成する為の計画を立てた時、序盤の3ヶ月は集中的な資源の投入が必要になるという計画が立つのは明確だ。

そういったチャレンジの性格的な部分も念頭に置いて、計画の立て直しなのか戦略の考案なのかを選択していく必要がある。


兎にも角にも
365日という時間制限下で
計画を立ててみる事がスタートになる。

文字通り禁煙に捻出できる予算把握。
喫煙者との接触場面想定。
禁煙意識を高めてくれる人材把握。
禁煙グッズのリストアップ。
禁煙を促す本や動画のリストアップ。

上記の様な資源項目を
時間軸上に数量も含めて配置してみたのだが、
これが中々厳しいものになってしまった。

最初に計画したのは
禁煙外来と禁煙パッジなどの補助用品活用を前提としたプラン。
これが1番確実な禁煙方法である事は疑う余地もないのだが、

「自己コントロール能力を
肌感覚で知っておきたい」

という目的からどうしても外れている様な感じがしてならなかった。

また禁煙外来は大体3ヶ月で二万円の出費。
煙草に桁違いな金額をぶち込んでいるお前が何を今更とお思いになるかもしれないが、
1〜3月に200万円の現金出費を予定していた。
新しい車の購入である。
もともとハイオクをばら撒いて走る様な車に乗っていた私。
中長期的に見たら確実にプラスとなる投資だが、妻の収入が無くなった上に禁煙グッズや禁煙外来等の出費+αレンガ二つ分の出費は痛い。

これはもう計画ではなく、戦略が序盤から必要だと私は判断した。

禁煙開始の3ヶ月間で
禁煙外来、グッズに頼らず
己の創意工夫だけで本来掛かる2万円の経費を
出来るだけ減らす為の戦略だ。

いくら己の創意工夫だけでといっても
結局2万円近い金額を使ったのでは意味が無い。

その為3ヶ月で五千円以内。
という具体的な目標設定を掲げた。

しかし、ほぼ思いつきに近いかたち。
しかも初めての禁煙そんな私に編み出せた
戦略は面白い位に雑…。

ま、まぁ成功した訳だし、

恥ずかしいが紹介したいと思う。

1、禁煙開始の1月10日までの1週間は
メンソールの強い煙草に銘柄を変更する

2、タバコとセットで飲んでいたコーヒーやエナジードリンクの代わりに水を飲む

3、1月9日に禁煙の儀を執り行う

の三点だ。

まずひとつ目の解説だが、

私はタバコに気分転換のスイッチという役割を持たせていた。
そのスイッチを完全なるニコチンから
ニコチン+メンソールによる刺激へスライド
させる狙いがあった。

そして二つ目の解説だが、

エナジードリンクを
純粋な水に変える事でそのメンソール感を
さらに強化すると同時に喫煙のトリガーになっていた脱カフェインも進める狙いがあった。

そして最後
禁煙の儀だが
人間は節目節目で式を開く。

理由は漠然とした思いを
「志」
へ強化する為だ。

一月三日から
戦略1.2を愚直に7日間継続した。
無理やり脳味噌をカフェインで覚醒させていた為強烈な睡魔に日中襲われる事態が発生した。
カフェイン断ちの時点で暗雲が立ち込めたのだが毎朝この動画を見て耐え忍んだ。



眠気を覚ます為にメンソールタバコの本数が増えたが、その都度真水を飲んで刺激を強化させた。

そして運命の1月10日、
さよならの儀を執り行いました。
儀などと堅い言葉を使いましたが、簡単な内容です。長年親しんだ赤マルを一箱購入し一本をゆっくり深く吸う。まだ19本残った状況の箱を両の手でグジャっと捻りゴミ箱へ。
車にあった灰皿はきれいに掃除してピカピカに磨き、手を合わせてから処分。

案外こんな簡単なものでも、心の整理はつく。
引き返せない禁煙という挑戦を成功させて、前回のブログで紹介した目的を達成するのだと強い「志」に変換できた様に感じた。

そして、メンソール系のガムを某ディスカウントショップで購入。吸いたくなったら噛む、水を飲むという毎日が始まった。

次回は禁煙開始から今に至るまでの経過と、戦略の効果をお伝えしたいと思います!
良かったら、コメント、いいね👍お待ちしております🙌大変励みになります〜‼️