ブラジルでは10年に1度国勢調査が行われる。その際に自分が信仰している宗教も申告するのだが、はっきりしていなかったり、無宗教だったりするとカトリック信者としてカウントされる。従って、統計上はブラジルでは国民の9割がカトリックという宗教色が強い国のような印象を海外からは受ける。
しかし、中流階級以上のブラジル人は教会に全くといっていいほど行かない。日曜日の教会のミサに行っているのは、貧民階級の人がほとんどである。お金のある裕福な人は神を頼って、信仰により支えられなくても生きていけるということだろうか。
僕は高校・大学時代にアメリカやオーストラリアでホームステイをしたが、中流階級の家庭であったにも関わらず、彼らは日曜日になると僕を教会に連れて行った。そして、食事の時には、いつも家族一同がテーブルに座って、お祈りをしてから食べ始めた。
アメリカ人やオーストラリア人は家庭の経済環境に関係なく信仰している。一方、ブラジル人は拝金主義で、今この瞬間を楽しく生きればそれでいいという考え方を持っているような印象を受ける。
でも、ブラジルで生活していらっしゃる日本人は気がついておられるかと思うが、ポルトガル語には「神」(DEUS)を使った表現が実に多い。すべては神の思し召しと言う事だろうか。
以下に神を使った7つの表現を例示する。
1.Se Deus quiser(意訳は「神がお望みであれば」)
*例えば、Aさんはある大学や会社に入りたい場合、Aさんが「神がお望みであれば、来年はC大学で勉強しているだろう」みたいなことを言う。じゃあ、神が望まなかったら、入れないのって言いたくなる。入れるか入れないかは本人の努力次第で、入れなかった場合は何か神にその責任を求めている印象がある。だから、僕はこの表現が嫌い。
2.Meu Deus do céu!(意訳は「ああ、何てこった」)
*英語のOH MY GOD!にあたる。何かを見て、あきれた時などによく使う。
3.Vá com Deus(意訳は「神のご加護がありますように」)
*ちょっと格式ばったお別れの時に使われる。日本語を教えている時に、「いってらっしゃい」の訳として説明するが、そもそもブラジルには家を出る時に何かを言う習慣がない。tchauとイタリア語の「さようなら」を使うのが一般的である。
4.Por amor de Deus(意訳は「お願いだから。後生だから」)
*僕は生徒たちに家で宿題をやってきてとお願いする時にこれを使うが、日本人が使っているのが面白いのか、いつもウケる。ウケたい方は、ブラジル人に対して、ここぞと言う場面で是非使ってみてほしい。
5.Graças a Deus(直訳は「神のおかげで」。意訳は「おかげさまで。うまくいけば」)
*これは日本語の「おかげさまで」同様、よく使う表現である。
6.Deus o abençoe(意訳は「神のご加護がありますように」)
*ちょっと宗教色が強い表現だが、結構使う。少し文語的ニュアンスが強い。
7.Deus me livre!(直訳は「神が私を救い出す」。意訳は「神よ私をお助けください。とんでもない。まっぴらごめんだ」)
*これもここぞという場面で使うとウケる。ちょっと怒った迷惑そうな顔をして言うのがコツ。
僕は神を使った日常会話表現は、何か大げさな感じがするので、あまり使わないようにしているが、よりブラジル人っぽく自分を演出したいのであれば、これらの表現を使わない手はない。本当によく聞く表現なので、是非お試しあれ。
しかし、中流階級以上のブラジル人は教会に全くといっていいほど行かない。日曜日の教会のミサに行っているのは、貧民階級の人がほとんどである。お金のある裕福な人は神を頼って、信仰により支えられなくても生きていけるということだろうか。
僕は高校・大学時代にアメリカやオーストラリアでホームステイをしたが、中流階級の家庭であったにも関わらず、彼らは日曜日になると僕を教会に連れて行った。そして、食事の時には、いつも家族一同がテーブルに座って、お祈りをしてから食べ始めた。
アメリカ人やオーストラリア人は家庭の経済環境に関係なく信仰している。一方、ブラジル人は拝金主義で、今この瞬間を楽しく生きればそれでいいという考え方を持っているような印象を受ける。
でも、ブラジルで生活していらっしゃる日本人は気がついておられるかと思うが、ポルトガル語には「神」(DEUS)を使った表現が実に多い。すべては神の思し召しと言う事だろうか。
以下に神を使った7つの表現を例示する。
1.Se Deus quiser(意訳は「神がお望みであれば」)
*例えば、Aさんはある大学や会社に入りたい場合、Aさんが「神がお望みであれば、来年はC大学で勉強しているだろう」みたいなことを言う。じゃあ、神が望まなかったら、入れないのって言いたくなる。入れるか入れないかは本人の努力次第で、入れなかった場合は何か神にその責任を求めている印象がある。だから、僕はこの表現が嫌い。
2.Meu Deus do céu!(意訳は「ああ、何てこった」)
*英語のOH MY GOD!にあたる。何かを見て、あきれた時などによく使う。
3.Vá com Deus(意訳は「神のご加護がありますように」)
*ちょっと格式ばったお別れの時に使われる。日本語を教えている時に、「いってらっしゃい」の訳として説明するが、そもそもブラジルには家を出る時に何かを言う習慣がない。tchauとイタリア語の「さようなら」を使うのが一般的である。
4.Por amor de Deus(意訳は「お願いだから。後生だから」)
*僕は生徒たちに家で宿題をやってきてとお願いする時にこれを使うが、日本人が使っているのが面白いのか、いつもウケる。ウケたい方は、ブラジル人に対して、ここぞと言う場面で是非使ってみてほしい。
5.Graças a Deus(直訳は「神のおかげで」。意訳は「おかげさまで。うまくいけば」)
*これは日本語の「おかげさまで」同様、よく使う表現である。
6.Deus o abençoe(意訳は「神のご加護がありますように」)
*ちょっと宗教色が強い表現だが、結構使う。少し文語的ニュアンスが強い。
7.Deus me livre!(直訳は「神が私を救い出す」。意訳は「神よ私をお助けください。とんでもない。まっぴらごめんだ」)
*これもここぞという場面で使うとウケる。ちょっと怒った迷惑そうな顔をして言うのがコツ。
僕は神を使った日常会話表現は、何か大げさな感じがするので、あまり使わないようにしているが、よりブラジル人っぽく自分を演出したいのであれば、これらの表現を使わない手はない。本当によく聞く表現なので、是非お試しあれ。
少しでもお役に立てれば嬉しいです。
確かに、人によってその使う頻度に差はあるかと思います。