ダイヤモンドオンライン上での連載を通じて、「Chikirinの日記」というブログを知った。
同ブログは月間ページ閲覧数が100万にも上るそうである。管理人のちきりんさんは証券会社・元外資系の会社に勤めていた女性で、社会派ブロガーとして人気を博しており、そのあまりの人気の高さから、今年に入って2冊も著書を出版している。
そこで、早速同氏のブログを訪ねてみたが、確かに面白い。
なぜ面白いのかと言うと、その内容や書ぶり、独特な視点もさることながら、ちきりんさんの本音が出し惜しみなくブログ上に書かれているからだと思う。
僕は著名人やベストセラー作家などが書いているブログを訪れたことがあるが、はっきり言ってつまらない。なぜなら、著書に書こうとしているネタをブログ上には掲載しないため、出版する著書の宣伝や日々の出来事の報告、日常の愚痴など、どうでもいい事が書かれているからである。
芸能人なら自分のプライベートを切り売りしてファンを喜ばせればいいのかもしれないが、知識人やら学者・社会派の記者などがそれをやるのは勘違いも甚だしい。彼らは人とは違う意見や主張を発表してナンボの世界で勝負しているのだから、もしネタを出し惜しみするくらいなら、最初からブログなんてやらなければいいのになと思う。
ちきりんさんが出版した本は、ブログ上にアップした記事ではなく、書き下ろしで書いたらしい。スタート地点が一般人から始まっているので、どちらも全力投球でブログ上でもネタの出し惜しみせずに書いて行くのだろう。
しかし、今後ちきりんさんがある程度有名人になってしまうと、ブログに書く内容にも制限が加わるとともに、ネタ切れになってブログ自体が面白くなくなってしまうのではないかと予想する。
ただ、ちきりんさんは、現在のところ、何人もの有名人と対談などもしているにも関わらず、顔写真や実名などを一切公開することなく匿名を貫き通している。
まあ、これは彼女が主張したい事を素直に言える環境を作っているとも解釈できるし、匿名にすることでより読者の興味を引く戦略とも考えられる。どちらにしても肩書きがないのだから、当面はこういう方向性でいいのかなと思う。
それにしてもちきりんさんは、現在は会社勤めなどもせずに、ブログ上で自由に言いたい事を書いて本まで出版して、羨ましいなと思う。そういう生活ができたら、ある意味最高であり、ユダヤ人大富豪の教えを実践していると言える。
もちろん、それだけ影響力があるブログであれば、下手な事は書けないから、書く内容に関して、勉強したり下調べをしたりする必要もあるし、付け焼刃の知識で書くと、大変な事になるだろう。
でも、何かについて調べて書くって結構楽しい。自分の知的好奇心を満たしてくれるし。たとえ働く必要がなくなっても、自己成長意欲って言うのはやはりあり続けるものなんだと思う。
前のブログでも書いたが、このChikirinの日記をヒントに、僕も何とか働かないで、生活できるようになりたい。そのためにはたくさん勉強しないとね。
映画シティ・オブ・ゴッド(メン)をみてから
ブラジルに興味でましてポルトガル語勉強中です。13年も住んでるなんてうらやましい限りです。
その映画は見ていないですね。
映画に描かれている社会が現実としてあるために、それを見たくないという思いもありますね。
質問なんですが、リオとサンパウロに行く予定なんですが、黄熱病とかの予防接種は必要なんでしょうか?
修正して読めるようにしました。
失礼しました。
リオ、サンパウロであれば、予防接種は必要ないです。