日本語教師ブラジル奮闘記

ブラジル生活裏話

16年ぶりに大学でポルトガル語講座を受講

2017年03月17日 20時19分28秒 | ポルトガル語
地元の連邦大学で外国人向けポルトガル語講座を受けることにした。

実はこの講座は僕が16年前にポルトアレグレに来たばかりの頃、1年半ほど受講した事がある。

あの頃は学生ビザを取得するために、この講座を受ける必要があったのだが、今回は特にそんな理由もない。

19年もブラジルに住んでいるので、取りあえず日常生活に全く問題ないレベルでポルトガル語は話せる。

でも、ここ1年は英語ばかり勉強していたため、何かポルトガル語の力が目に見えて落ちてきているような不安に駆られている。

自分的にはポルトガル語力が自分の売りで英語力はあくまで教養に過ぎないので、英語力を向上させたせいでポルトガル語力が落ちては元も子もないのだ。

高いレベルでトリリンガルを達成できてこそ、今取り組んでいる英語の勉強に意味があるのだ。

また、最近自宅に引きこもりがちで、生身の人間との接触が少ないから、そういった機会を自ら強制的に作るという意味合いもあった。

そして、今週およそ15年ぶりに同講座の授業を受けに大学に行って来た。

教室には生徒が約25名ほどいた。

25名のうち、約20名は中国人の大学生であった。しかも、一人を除いてみんな女子学生。あとはアメリカ人女性1名、コートジボワール人男性1名、日本企業から派遣された語学研修生の日本人男性1名。

中国人学生が多いという噂は聞いていたが、ここまで多いとは思わなかった。

あまりにも学生が多いので、先生は次回の授業から2つに分けると言っていたが、最初の授業ではディスカッションするために、6つのグループに分けられた。

僕が入ったグループは僕込みで5名。

4名は中国人女性で、3名が北京、1名がハルビンの出身だった。

彼女らはみんなまだ半年ほどしかブラジルに滞在していないにも関わらず、ポルトガル語がよく話せた。

母国の大学で2,3年ポルトガル語を勉強していると想像するが、それを差し引いても、よくコミュニケーションが取れている。

もちろんポルトガル語力が怪しい子も何人かいたけど。

彼女らは20、21歳くらいだと思うが、あまりにも僕と歳が離れていて、正直自分の娘にしか見えなかった。

でも、こういう若い子と交流すると、彼らの考え方とか勉強に対する姿勢からおおいに刺激を受けるので、自分のポルトガル語の勉強に対するモチベーションにいい影響を与えてくれる。

そもそもブラジルにいるのに英語力を上げても、あまり意味がない。

せっかくブラジルにいるのだから、ブラジルでしか出来ない事をやるべきなのだ。

そして、その1つがポルトガル語力の向上であり、そこに注力することはおおいに意味がある。

取りあえず、今学期は週1回のこのポルトガル語の授業を休まずに全部出席することを目標としたい。

この目標を無事に達成できたら、来学期もこの講座を続けて、少しでもポルトガル語力を向上できたらいいなあと思う。


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