先週・今週と日曜日は6歳の娘と映画館に映画を見に行った。
こちらのテレビを見ずに、日本の番組を見てばかりいる僕としては、生のポルトガル語を聞くいい機会かなと前向きに考えている。娘が6歳で、まだ字幕が読めないために、ポルトガル語の吹き替えの映画を見ざるを得ないのだ。
問題は見る映画が娘のために、すべて子供向けの映画になってしまうことだ。娘が3歳位から見始めているので、自慢ではないがここ3年のハリウッド映画のほとんどを映画館で鑑賞している。まあ、昔と違って、子供向けの映画でも結構内容が深くて、大人の鑑賞にも耐えられるようになってきているのがせめてもの救いである。
先週の日曜日に見たのが「パーシー・ジャクソンとオリンポスの神々」という作品である。全米では今年の2月12日、ブラジルでは2月19日、日本では2月26日に封切られた。
今まで娘と見てきた映画はみんなアニメや擬似3D作品ばかりであったが、この作品は初めての実写版である。娘がテレビで宣伝していて面白そうだったからということで見ることに。
あまり期待していなかったので、思っていたよりは楽しめたが、映画を一言で評するなら「ハリーポーターもどき」で、完全なる二番煎じだと思う。
主人公はポセイドンと人間の間に生まれたデミゴットであるパーシー・ジャクソンで、最初は自分の不思議な才能に気付かない。しかし、ゼウスの稲妻を盗んだ犯人として冥界から来る刺客に襲われ、そこに仲間が助けに来るに至って、自分の出生を知り、本来の力に目覚めていく。
同作品の原作は、2007年のニューヨーク・タイムズ児童書部門ではハリー・ポッターを抑えて全米一位となり、130週以上にわたってベストセラーランキングに入ったそうで、この映画も2012年には続編が出るそうだ。
さあ果たしてヒットするだろうか?ちょっと疑問があるなあ。

今日見たのが「トイストーリー1・2」の3D作品である。この作品は今年の夏にトイストーリー3が公開されるに先立ち、1・2を3Dでリメイクして上映し、3での興行成績につなげようという意図の下に製作された作品だと推測する。
トイストーリー1が上映された1995年には当然娘も生まれていなかったわけで、当時はこういう擬似3Dの子供向け映画などくだらないと思っていた頃なので、この作品は見たことがなかった。
だから、今回初めて見たので、新鮮な気持ちで見られて良かったと思う。しかも、物語はそのストーリー展開がよく練られており、映画を通じたメッセージ性も十分伝わってくる。
ただ、3Dにしたから何だという感じはする。確かに奥行きがあって立体感はあるが、それだけである。チケット代が一気に高くなるのは頂けない。大人19レアル(900円)、子供17レアル(820円)はブラジルでは高い。
まあ、映画自体が良かったからいいが、とても短い。でも、実は寝てたから、何も言えないが…

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