五行詩(14)五行詩だけが条件の自由詩
セミの婚活
セミの婚活
外はまだ
暗い
朝の
まどろみの
中
セミの
鳴き声が
聞こえる
にぎやかな
婚活の歌声
ミ~ンミ~ン
ミ~
ジ~ジ~
ジ~~ン
ミー
ミコ
おめでとう
ミオ君
とても
素敵よ
ありがとう
ミミ
もうすぐ
あなたも
彼氏見つかるからね
あの~
私と付き合って
欲しい
え!あなたは
ダミ君
わたし
もう
一日しか
時間が
無いの、だから・・・
僕の
新居
見てほしい
どんぐりの木
明るい家を
素敵!
OKよ
ダメ君
もう一日しか
無いけど
素晴らしい
家庭
築きましょう
未来に羽ばたく
子供たちを夢見ながら
――――――――――――― コメント ――――――――――――――――
ミミさんダミ君おめでとうございます。
笑いながら涙が出てきました。セミはほんの一週間しか土の外では生きられない。その短い時間の間に、精一杯ミ~ンミ~ンと鳴いて一生懸命婚活している。
一日しかない新婚生活、もう少し長く一緒に暮らしかっただろうに、そう思うと涙が止まりません。うるさいセミの声も何かせつなく聞こえます。「一日一生の思いで」一日を暮らすことわざがありますが、それでも、ミコさんとダミ君は幸せを噛み締めて大切な本当に大切な一日を過ごしている。
楽しい詩を書こうとしたら、笑いながら切ない悲しい詩になりました。ごめんなさい。
でも、皆さんもセミの声がもう、うるさいと思わなくなるのではないでしょうか?
もう夏休み終わりです。仙台へ震災のボランティア行って来ました。塩害と危険区域に指定された何もない殺風景な風景、セミの声も遠くに聞こえて何かとてもさみしい気がしました。でも、現地の百姓の人にお話を聞き、涙しましたがとても明るく生きている姿に私の方が元気をもらいました。
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