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晴間(三木露風・光村図書5年) 石黒修氏実践の追試
TOSS石黒塾 小塚祐爾(yuji_k*sunny.ocn.ne.jp)
迷惑防止のため「@」を「*」にしています。
石黒修氏の実践(2005年4月29日石黒塾TOSSデーにて)の追試である。 |
○原実践との変更点
1.原実践では発問2の後に「雷の音」の「雷」の読み方を問う発問があったが、
教科書には既にルビが振ってあったので省いた。
2.原実践では、指示1の後の読み方の確認はなかったが、教室では読めない子が多いと感じたので、
読めない字を確認する時間をとった。
3.原実践では、指示2の後指名なし討論であったが、討論にまだ慣れていなかったので
手を挙げさせて発表させた。
指示1 分からない漢字は飛ばしていいですから、3回読んだら座ります。全員起
立。
読んだ後、原実践ではなかったが、読めない字を確認した。
(「遠雷」「照りぬ」「空青み」が出た。)
指示2 ノートに1から9まで、1行おきに番号を書きます。 |
発問1 一番。この詩の題名は何ですか。 |
(晴間)
発問2 二番。この詩の作者は誰ですか。 |
(三木露風)
発問3 三番。この詩は何連でできていますか。 |
(三連)
発問4 四番。この詩は一連をいくつに分けて読むと、一番よい読み方ができるでし
ょうか。
・6つと3つという意見が出たので、実際に全員で区切りながら読んでみる。
・すると、3つに分けた時、
「「静かなる 色を見よ」がつながると思う。」という意見と
「「日は照りぬ」のあとにぼうせんがあるのが気になる。」という意見が出た。
説明1 「―」は「ダッシュ」と言い、余韻を残します。 それなので、ダッシュで切れるので、答えは(2つ)です。 |
・全員で一連を2つに分けながら読んで確認する。
発問5 五番。「日は照りぬ」「静かなる」など書き言葉で、 昔のかたちが残っているものを、何といいますか。 |
(文語)
発問6 六番。この詩はいつのことをよんでいますか。 |
(八月の昼)「八月」「昼」は半分だけ丸とする。
・「八月の山の昼」と抜き出してしまう子が多かった。
発問7 七番。話者はどこにいますか。 |
発問8 八番。風は吹いていますか。 |
(吹いている)「草は鳴る」と書いてあるから、強い風で草がなびいて鳴っていると考えられる。
・ただし、雨のが当たって草が鳴っているとも考えられるので、
理由が妥当であれば(吹いていない)でも丸とする。
発問9 九番。この詩の中で、天気はどのように変化していますか。
説明2 例えば、「くもり→雨→晴れ」というようにです。
指示1 書いたら、持ってきなさい。
・確認の丸をつけたら、板書をさせ、理由をノートに書かせる。
・実際の授業では以下の意見が出た。
「雨→晴れ」
「晴れ→雨」
「晴れ→雨→雷→晴れ」
「晴れ→雨→雨と雷→晴れ」
「晴れ→雨と雷→晴れ」
「雨→雷→晴れ」
指示2 これはおかしいという意見を言いなさい。 |
・実際の授業は時間がなく、こうしたが、時間があれば意見を書かせ討論をする。
・最後に教師の解を説明する。
「晴れ→雨→雨と雷(雷雨)→晴れ」
○授業をしての反省点
・読みの確認は良かった。文語なので、読み方を間違っている子、自信がない子が多かった。
・「発問9」でいろんな意見が出るので、討論に慣れてからやると盛り上がると感じた。
今回は、教師が最後は説明する形になってしまったので、
子どももいまいち理解できていない様子だった。
・討論に時間を多く取るには、「発問9」までをテンポよく進めなくては時間が足りなくなる。
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