木島平人

木島平の建築や

「現代アートビジネス」小山登美夫

2011-07-12 09:58:01 | 本と雑誌

村上隆や奈良美智を売り出したギャラリスト小山登美夫の「現代アートビジネス」を読む。
(ギャラリストは、広くは画商に含まれるが、ギャラリーを持ち、自ら企画展示をする。)
110711book 『新しいアートが世の中に受け入れられていく過程とは、今までまったく存在したことのないものに、どうやって価値を見出していくか・・・・・僕は、現代アートという「わけのわからない」ものに出会ってこのかた、その価値を探し続け、今ではそれをビジネスとしてやっています。』と語る。
現代アートは、「わけがわからない」ものでも、刺激があり元気も与えてくれる。


東大景観研究室編「内藤廣と若者たち」

2011-07-05 17:13:28 | 本と雑誌

この春、東大の景観研究室を退官した内藤廣が、学生たちと行った質問集会を要約した「内藤廣と若者たち」を読む。いつもながら、説得力のある言葉。
110705book_2 12.主体の居場所の「まちづくりのときに、景観を整えたほうがいいという理由は、損得の話に置きかえるようにしている。・・・・・整った景観より、人間が生き生きとしているほうがよほどすばらしいとぼくは思う。」 という考えは、まったく同感。