意外?
そして日曜日、私は図書館で勉強をしていた
するとポケベルが鳴った
「着いたよ着いたよ
早く出てきてよ
」ってやっぱりちょっと強引
。でも、ちゃんと来た
あれ
意外
私は本を片付けて、Sちゃんの待つ車に向った。
「おぉyu-miちゃんすっごく久しぶりじゃない
会わなすぎて死んじゃうかと思ったよ
」(なんて慣れなれしい奴、会うの2回目だよ
)「よし
どこ行く
」とSちゃんのペースで1回目のデートは始まった。
でも、私が住んでる場所は緑が豊富で川が流れていて、ちょっとさびれた動物園&遊園地があるくらいそれを伝えるとSちゃんは、「よし、川に行こう
」って車をはしらせた。やっぱり四駆、ごつごつの岩がいっぱいの道を車体を揺らせながら進んでいった
「え~
なんか怖いよ~
倒れないの~
」「ははは、大丈夫だよ
」とSちゃんは余裕で答えた。
「着いたよ~外にでようよ
」の言葉で私は車から降りた。そこはやっぱり大きな石があって歩きにくかった。少し歩いてたら、「ギュ
」ってSちゃんが私の手を握った
「えっつ
」って思ったとたん「歩きにくいだろ
」って。「あ、あぁ…う、ん」とちょっと女の子になった気分だった。
しばらくは川にいたけど、やっぱり時間をもてあまし、今度は近くの動物園&遊園地に出かけた。駐車場に停めたら、そこのおばちゃんがSちゃんの車のナンバープレートを見て話しかけてきた
「あ~ら遠くから来てくれたのね~
etc…」 それに楽しそうに答えるSちゃん。 「じゃあ、車見とってあげるから楽しんでらっしゃい
かわいいお嬢ちゃんと一緒でいいね~
」とおばちゃん。 「そうでしょ
可愛いでしょ~俺の彼女
」とSちゃん。 え
え
今なんて言った
私たち、付き合ってないよね
なんて思ってたら、「yu-miちゃん行くよ~猿が待ってるよ~
」 (・ ・ ・ 猿が待ってるって ・ ・ ・
)
ここのテーマパークは私が小さい頃は毎年のように来てたけど、動物園より遊園地で一日過ごすって感じのところ。というのも、動物があまりいないのメインは猿って感じだから……。
そんなテーマパークに入ると、Sちゃんは真っ先に動物園に向った な・ん・で
そして、檻の中にはいっている猿をゆ~っり見て回った
すると、ある檻の猿を見ていたら、急に猿が私たちのほうに向って飛んできた
しかもすごい勢いで
「キャーーーーーーーーッ」
そのとたん、Sちゃんが私の手を強く握ったそして、「ビックリしたな~
ハハハ~
この猿もyu-miちゃんのこと好きなんちがう
」って。「は~なに言ってるの
も~」なんて言いながら、でも、楽しかったな
それからも動物園で楽しんだ後、「yu-miちゃん、門限6時よなもうお届けしなきゃいかんよな
」って家まで送ってくれた
「また連絡ぜったいしてな
じゃあバイバイ
」と帰っていった。
う~ん、なんかちゃら男くんと思ってたけど違う なんか結構いい奴
な~んて思い、初めてのデートは終わった。