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洋友会本部 8月度「気をつけましょう 夏の病気(記事報告)」

2025-07-18 13:36:41 | 洋友会 記事報告
洋友会本部 記事報告「気をつけましょう 夏の病気」



気をつけましょう 夏の病気

じめじめとした梅雨が過ぎると、暑い夏がやってきます。今年の夏も平年以上に暑くなると予想されています。
夏は、室内外の温度差や発汗による脱水症状、睡眠不足や慢性的疲労などで体調を崩しやすい季節です。今回は、夏に注意すべき病気についてご紹介させていただきます。

◆熱中症
毎年のように、熱中症で亡くなったという痛ましいニュースを耳にします。特に気温28℃以上の高湿度・無風の日は注意が必要です。人間の体は、体温調節をするとき皮膚の表面から熱を放出します。さらに、汗をかいてその汗が蒸発するときに熱を奪い体温を保とうとします。しかし、気温と湿度が体温より高くなると、この機能が正常に働かず熱が体内にこもり大量の汗をかいてどんどん体温が上昇してしまいます。熱中症は体力の衰えた高齢者の方に多く、屋外に限らず室内でもおこります。症状はめまい、頭痛、吐き気、痛みを伴う筋肉の痙攣など。その予防策と発症した場合の対処法は次のとおりです。

①熱中症予防対策
 体調を整える・・・寝不足や風邪で体調が悪いときは、無理せず日中の外出はひかえる。
 服装・・・風通しのよい服を着て、必ず帽子を着用。
 水分補給・・・のどが渇いた、と感じたときはすでに体内は水分不足になっている状態。定期的に水分補給を。また、汗と一緒に塩分が失われるため0.1%程度の塩水または、スポーツドリンクを摂取。

②ちょっと具合が悪くなったら
冷やす・・・涼しい日陰やエアコンの効いた室内に移動する。
服装・・・ボタンやベルトをゆるめておく。
水分補給・・・このときも、塩水やスポーツドリンクで塩分
を補給することを忘れずに。回復後しばらくは安静に。
熱中症の疑いがあれば、早急に病院に行きましょう。

◆脳梗塞
熱中症と同じく、夏になると高齢者の脳梗塞も増えています。加齢に伴い、高齢者の大半は脳血管に動脈硬化があります。そのため、暑さで大量に汗をかいても水分補給しないと血管の幅が狭くなりさらに、血液がどろどろになって血管をつまらせやすくします。症状として、急に足が思うように動かなくなる、ろれつが回らない、片方の顔や手足がしびれて力が入らなくなるなどが挙げられます。水分補給はこまめにし、涼しい部屋で過ごすようにしましょう。

いずれのケースもポイントは、こまめな水分補給です。寝る前、起床時、スポーツ中及びその前後、入浴の前後、そしてのどが渇く前に水分補給を心がけ、暑い夏を乗りきりましょう。

以上



洋友会「7月度 本部記事」

2025-06-27 17:26:19 | 洋友会 記事報告
 洋友会本部 記事報告「水中運動の効果について」


これからの暑くなる時期に、お勧めなのが「水中運動」です。水が本来持っている性質を活用することで、夏でも快適に、そして効果的に運動することができます。そこで今回は「水中運動」に関するお話です。

◆水の特性と運動効果
 水中運動は、水が持つ特性を活用することで、陸上での運動と異なる効果を得ることが出来ます。水が持つ特性とその特性からもたらされる運動効果についてご説明します。

①浮力
水中では水に浸かっている身体部分の体積と同じ体積の水の重さが重力と反対方向に作用することで浮力が生まれます。この浮力によって、体重が軽く感じるようになるため、水中では、腰や膝への負担が小さくなります。陸上では腰や膝に痛みがあって運動が難しかった方も、比較的運動がしやすくなります。また、身体が水中に浮いて軽くなることで、身体が不安定になるため、安定させようとしてバランス能力なども高まります。さらに、水に浮くことで筋肉の脱力ができ、リラックス効果も期待できます。

②水圧
水圧は水深が増すほど強くなります。この水圧によって、水中に立っているだけでも、下肢などが圧迫され、下半身の血液が心臓に戻りやすくなり、血液の循環が促進されやすくなります。そのため、陸上などでの運動後に水に浸かることで、クールダウンの効果も期待できます。また、肺にも圧力がかかることで肺活量が減少することで身体は酸素を多く取り込もうとして、呼吸筋の働きが活性化し心肺機能が高まります。

③水の抵抗
水には粘性があるため、水中を移動すると移動する方向とは逆向きに水の抵抗を受けます。そのため、陸上と同じような動作でも、水中のほうが消費エネルギーが大きくなります。また、動作の速さや動き方によって、抵抗の大きさも変化します。そこで、手の平や身体の向きを自身で変化させることで、身体への負荷を調整できるため、体力や筋力に合わせて、運動負荷をコントロールし、安全に運動を実施することが可能となります。加えて、水の抵抗は日常使いにくい筋肉を刺激することにもつながります。

④水温
水温は体温よりも低いため、身体に備わっている体温調節作用が働き、体温を上げるために熱を産生します。そのため、エネルギー代謝が活発になることで、消費エネルギーを高めてくれます。

◆最後に
「泳げないから」と敬遠しがちな水中運動ですが、水に浸かる、水中で歩くだけでも運動効果があります。水中運動は膝や腰への負担を軽くしつつ、無理なく筋力や心肺機能の向上、代謝アップにつながりますし、ご自身のペースで長時間運動することも可能です。水中運動の運動量は陸上での早歩きと同じくらいです。是非、水の特性を上手に活用して、暑い夏も快適に運動を取り入れて、健康管理をしてください。

以上




洋友会「6月度 本部記事」

2025-05-17 07:04:14 | 洋友会 記事報告
健康診断は必ず受けましょう!




 皆さん、今年度の健康診断の計画は立てられましたか? 健康診断は、病気の早期発見、早期治療につながる大切な役割を担っています。また、ご自身の生活習慣の問題点などを把握するきっかけにもなります。
 今回は、あらためてその目的を紹介させていただきます。

◆健康診断の目的
1.生活習慣を振り返り、改善するきっかけにする(一次予防)多くの病気は、必ずしも加齢によるものではなく生活習慣の結果、起こることが明らかになっています。
言い換えれば、不健康な生活習慣を改め、健康的な生活を送っていれば、多くの病気は防ぐことができます。健診を受けることによって、自分の生活習慣が健康かどうかを見直し、日常生活のなかで、どんな点に注意すればよいのかがわかります。

2.病気を早期発見し、早期治療につなげる(二次予防)
体に症状がないときは、病院を避けたくなるものです。しかし、自覚症状がない病気も少なくなく、気づいたときには病状がかなり進行していたという例もあります。ほとんどの病気は、発見が早ければ早いほど、治る確率が高くなります。初期の段階で体の異常を見つけるためには、定期的に健診を受けることが大切です。

[静かに進行する生活習慣病の怖さ]
生活習慣病には、「がん」「心臓病」「脳卒中」という命にかかわる重大な病気や、糖尿病や痛風、骨粗しょう症などQOL(生活の質)を下げる危険な病気があり、次の特徴(怖さ)があります。
①自覚症状があらわれにくく、気づいたときにはかなり進行していることが多
②複数の病気を併発することが多い
③加齢を土台にした慢性病なので完全には治らず、生涯にわたってコントロールしていかなければならない




[生活習慣病の芽を摘み取る]
悪い食習慣、運動不足、ストレス、睡眠不足、喫煙及び過度の飲酒の5つが生活習慣病を発症させ進行させていく大きな要因です。つまり、その名の通り、生活習慣の良し悪しが生活習慣病の発症と深くかかわっており、その改善が予防に繋がります。

1年に1回は、健康診断を受診していただき、ご自身の健康状態の把握にお役立て下さい。

以上



洋友会本部 記事5月号 

2025-04-14 21:09:58 | 洋友会 記事報告
春は眠りの季節です。


徐々に暖かくなり、花々が美しい季節になりました。「春眠暁を覚えず」という言葉があるように、春の夜はとても寝心地が良いと言われています。しかし、一方で日本人の5人に1人は睡眠での休養が不十分であると感じているという調査結果もあります。そこで、今回は『不眠』に関するお話です。

◆不眠とは何?
不眠とは、なかなか寝付けない、熟睡できない、睡眠が妨げられるため十分リフレッシュできないことです。不眠には大きく4つの症状があります。
 ・入眠困難・・・寝付けない
 ・中途覚醒・・・何度も目覚め、二度寝ができない
 ・早期覚醒・・・朝早く目覚めてしまう
 ・熟眠障害・・・熟睡感がない
  頻度については、毎晩の方もいれば、週に数回という方もおり、「眠ろうとしてもなかなか眠れない」という体験を少なからず経験されていることと思います。人間はストレスに直面すると、身体の活動を活発化させます。そのため、いつでも動ける状態に保とうとし、目が冴えてなかなか眠りにつけないと言った状況が引き起こされます。この緊張状態が緩和されれば、その多くは時間の経過とともに少しずつ解消されていきます。

◆不眠恐怖と不眠症
 <不眠恐怖>
眠れない日が続くと「今日も眠れないのではないか」という不安と「眠らなくては」という焦りなどから緊張し、目が冴えてしまう不眠恐怖という状態になり、不眠を悪化させます。
 <不眠症>
不眠症とは、不眠症状が1カ月以上続き、日中の体のだるさ、意欲・集中力の低下、食欲低下、抑うつ、めまい、頭が重たい感じなどの不調が出現する病気です。また、免疫力の低下により、感染症にかかり易くなったり、血圧や血糖値が上昇し高血圧になったり、糖尿病になるリスクが高くなると言われています。

◆不眠症を予防するために
  不眠症を予防するためにはまずは、不眠恐怖を断ち切ることが大切です。「いつかは眠くなるから、それまでは起きていよう」というくらいに割り切る方が、良い結果をもたらします。また、不眠症状を改善させるには、次のような方法があります。自分に合った方法を見つけてみましょう。
 就寝、起床時間を一定にする/睡眠時間にこだわらない/太陽の光を浴びる/10~15分程度の昼寝を取り入れる/適度な運動をする/寝る前にリラックスタイムを持つ/寝る前にテレビやパソコンをみない/コーヒーなどカフェインを含むものは控える/終身1時間前はタバコを吸わない/寝酒をやめる

◆睡眠の効果について
  睡眠中はさまざまなホルモンが分泌され、体を修復し、新陳代謝を促して、日中の活動で疲れた身体を効率よく修復します。また、脳が休息するための大切な時間でもあります。身体の疲れは横になって休むだけでもある程度回復できますが、脳は起きている間中働きっぱなしで、眠ることでしか休息できません。 私たちは、心と身体の健康を保つために眠る必要があるのです。

 たかが睡眠、されど睡眠。日常生活には欠くことができない、生理現象です。どうしても不眠が治らない時には躊躇せず専門医(心療内科、精神神経科、精神科等)に相談しましょう。


以上



洋友会「 4月度 本部記事」

2025-03-28 14:10:05 | 洋友会 記事報告

本部記事4月度「花粉症の季節到来!」

洋友会 本部記事

 今年も花粉の季節がやってきました。2025年の花粉症は、例年よりも飛散量多く、症状が強くなる可能性が高いと予想されています。
 この時期、憂鬱になる方もいらっしゃると思いますが、今回は、「花粉症」の話題です。

◆日本での症例はいつから?
 日本で最初に花粉症が確認されたのは、今から55年前のブタクサ花粉症患者だそうです。
 また、日本人が最も多くかかっているといわれるスギ花粉症患者は、それより3年後の1964年に最初の発見報告があったということです。
 その後、約50年間で爆発的に患者数が増え、今や国民の20%以上が患っているともいわれる国民病となりました。近年では、これまで花粉症にはかかりにくいと言われていた14歳以下の子どもたちの罹患率も急激に増えており、社会問題となっています。
 花粉症患者にかかる国の年間医療費の負担額はおよそ2800億円以上、労働損失は年間約650億円と推計されており、国家的にも大きな経済損失となっています。

◆花粉症対策について
 花粉症に関する研究も進み様々な成分が花粉症対策として注目を浴びています。
 例えば、「しそ」に含まれるルテオリンやロスマリンサンといったポリフェノールには、強い抗酸化作用とアレルギーの抑制効果があるとされ、「しそ」入りのサプリメントが注目されているようです。
 また、お茶も花粉症に効果があるとされており、緑茶だけでなく、最近では、日本古来の「べにほまれ」という品種と中国系「ダージリン」を交配して作られた紅茶用の「紅富貴(べにふうき)」に、ヒスタミンの抑制効果の高いカテキンが多く含まれていることがわかったそうです。
 そして、プロポリスにも花粉症の発症を遅らせ、鼻をつまりにくくする効果があることが確認されています。
 プロポリスはミツバチが様々な植物の新芽や樹脂に、花粉やミツバチ自身の分泌物である蜂ろうや唾液などを混合して作る天然物質です。
アルテピリンCなどの桂皮酸誘導体やフラボノイドを豊富に含有し、これまでにも優れた抗酸化作用や抗腫瘍作用などが報告されてきましたが、花粉症への効果はあまり知られていませんでした。
最近の研究によると、プロポリスを継続的に摂ることで花粉症治療薬の使用頻度や強さを8分の1程度まで抑えられることも確認されており、健康的に花粉症対策を行える、新たなアプローチとしての期待が高まっています。

◆最後に
 お茶やしそ、プロポリスなど、花粉症に有効といわれるものを並べてみると、人工的なものではなく、世の中に昔から普通に存在している天然由来の食品だということに気付きます。からだにも優しいので、試してみる価値があるかもしれません。


以上