愛されたいと願うことが

2018-03-12 | 日記
愛されたいと願うことが

苦しみのすべての根源


「いい子でいれば嫌われない」

拒絶されることを怖れ

いい子でいる為に自分の心を

抑える癖が幼い頃からついていた。



ワタシが欲することで

誰かの迷惑になるのなら

ワタシが我慢すればいい。

いい子でいることが

みんなのためになるのなら

ワタシはいい子でいよう。

相手を知らぬ間に

傷つけてしまうなら

ワタシが傷つく方がマシ。

そして自分で傷を舐め

治していけばいい。



心の穴も忙しさにかまけ

見て見ぬ振りをしてきた。

誰にでも心にすきま風は吹く。

自分が特別じゃない、 悲しむ必要なんてない。

強がりは自分の足で立っているために必要なことだった。

思うようにいかなくても仕方のないことと諦めようとした。



そして、自分を失った。

何に対しても力が入らなくなった…




子供の頃からのワタシを思い浮かべてみた。

要領が悪くて怒られてばかり。

自信がなくて人の輪に入れなかった。

虫が好きだった。庭の片隅が落ち着ける居場所だった。

そして本の中の世界に魅せられていた。

いつも登場人物がそばにいるように思えた。


10代の終わり頃、自分の行動が止められなくてどうしようもなく毎日1人で泣いていたあの時、

前に進むために一歩踏み出したことを思い出す。

あの時の自分は今よりずっと幼くて

つかまるものがなにもない状態で、

それでもドアノブをこの手でつかんで

暗くて重い扉を開いたのだ。


その先に何があるか分からなかった。



ただ確かにあの時、扉は開いた。




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