幼鈴堂-Yorindo-

ありそうでなかったと思ったら、どこにでもあるようなブログを目指したいです。

バレンタインデーという名の闇 2024

2024-02-14 21:00:00 | 日記
ギブミ~チョコレ~トォ~!!!😭

どうも、まどです。

形は色々だけれども毎年書き続けた「バレンタインデーという名の闇」は今回で5回目。5回も続けば"伝統"よ。

……。

寒さ極まる2月、陰には先日降った雪が残る。

残雪を踏みしめながら登校するのも乙なものである、そう思いつつ僕は歩を進める。

……。

僕(……何だか皆そわそわしているな)

……ふと思い出す。あぁ……今日は"バレンタインデー"か……。

???「お、おはようございます……」

か細い、可愛げのある声が聞こえる。

???「まど先輩、おはようございます……」

僕「やぁ、おはよう」

この女の子は"九石リナ(さざらしりな)"、僕の後輩である。

リナ「まだ雪が残っているんですね」

僕は相槌を打ちつつ、雪を踏みしめながら歩く楽しさを説く。それに対しリナは可愛らしい笑顔を返す。

……。

……いつもと変わらない会話の延長で、僕はバレンタインデーの話題を持ち出した。

僕「そういえば、リナは誰かにチョコレートを渡すのかい?」

少しばかりの沈黙。……そっとリナの顔を覗くと、真っ赤っかであった。

僕はからかうつもりで、

僕「あ~あ、リナみたいな女の子にチョコレートを貰ったら超嬉しいんだけどなぁ~」

続けて、

僕「リナ、都合よくチョコレートとか持ってない?」

と聞いた。

……刹那の沈黙の後、すぐにリナは言葉を発する。

リナ「あの……」

僕「?」

僕はリナの方を向く。



リナ「もしよかったら……丁度、一つだけありますので……どうぞ……」

僕は驚きつつもすぐに笑顔になり、チョコレートを受けとる。

僕「ありがとう」

リナは目線をそらし、ぽつりと呟く。

リナ「……良かったです、丁度一つだけあって……本当に……」

……。

何となくわかる、リナが嬉しそうにしているのが。

少しばかりの沈黙の中、僕はその気持ちを素直に受け取り、嬉しさに耐えつつリナと別れた。

……。

…………。

………………。

はい。

……。

…………。

………………。

この記事の為に数日使っている僕を僕は褒めたいね。

……。

……ぴょーーーぅぅぅわっ!!!

それでは

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