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与助日記話

グルメ(ジャンル問わず何でも)・映画・写真・漫画・旅行などの趣味や日常の事などの日記

「お~い!竜馬」話

2006年09月16日 | 漫画
                            「お~い!竜馬」       
                     武田鉄矢 原作    小山ゆう 画 

 またまた、漫画のお話。それ以外、話す事ないのかい!!と言われるかもしれないが、それしかないのです!!今月は、漫画話強化月間と勝手にします。

 新選組の次は、坂本竜馬です。(漫画では、龍馬でなく竜馬となっているので、竜馬とします。)前にも書きましたが、新選組から幕末史好きになり、坂本竜馬入門書として、この本を選びました。武田鉄矢原作という事で、最初は面白いかどうか不安だったのですが、天真爛漫な竜馬が次々と偉業をなしていく様がとても面白いです。そういえば、「プロゴルファー織部金次郎」「教習所物語」など好きだったので、改めて、武田鉄矢すごいと思いました。物語の中では、池田屋事件も描かれていて、新選組も登場します。しかし、新選組はカッコよくは描かれてません・・・。竜馬と親交を持つ沖田は、よく描かれてますが・・・。桂小五郎は、イメージ通りです。こちらのイメージが強いため、「月明星稀-さよなら新選組」での桂が、ダサく見えてしまいます。武市半平太は、イメージ通り2枚目です。人斬り以蔵こと岡田以蔵は、怖いキャラでなく愛嬌のある愛すべきキャラクターとなってます。
 
 私がこの漫画でお気に入りなのは、薩長同盟と寺田屋事件です。犬猿の仲の薩摩と長州を同盟させた偉業は、感動モノです。(笑)そして最後、京都・近江屋で暗殺されてしまう竜馬。明治を目前として、竜馬は33歳の生涯を終えてしまいます。まさに、竜馬の人生が読めるこの漫画は、新選組ファンの私を竜馬ファンにもしてしまいました!!竜馬が好きな人もそうでない人も、ぜひぜひ読んでください。



「月明星稀-さよなら新選組」話(ネタバレあり)

2006年09月10日 | 漫画
      盛田 賢司著  「月明星稀-さよなら新選組」

 タイトルから分かる通り、新撰組の漫画です。偶然、本屋で見つけて1巻を購入。冒頭、新撰組とモー娘が似ているという始まりは、軽く抵抗感を覚えますが、絵が綺麗でなかなか硬派な内容だったので残り9巻を金にモノを言わせて大人買い!!

 主人公は、土方歳三。この漫画、新撰組隊士がかなりカッコ良く描かれてます。土方は男前だし、藤堂平助はジャニーズのカッコカワイイ系な感じ。沖田は、美男子というより平目顔ですが・・・。永倉は、かなり渋いです。私の好きな山南さんは、色男でカッコ良すぎます。絶対、本物はこんなんじゃないと思うのですが、山南さんのイメージにピッタリなのです。近藤さんは、アップになると武田観柳斉と区別がつきません。
 その他、坂本龍馬は八重歯が出ててドラキュラみたいになっていて、龍馬(も)好きの私としては複雑です。桂小五郎は私としてはスタイリッシュなイメージがあるんですが、見事にオッサンとなってます。吉田俊麿はかなり悪人顔。望月亀弥太は、藤堂と同じくカッコカワイイ系です。

 1・2巻は多摩時代編で、3巻から京都編になるのですが、浪士隊結成から京都上洛までは、バッサリとカットされてます。私が1番お気に入りなのは、『芹沢鴨暗殺』のところです。乱暴狼藉、無頼漢に描かれる芹沢はいつもの事ですが、この漫画では暗殺される前に芹沢鴨が改心しちゃうんです。しかし、会津から芹沢鴨暗殺の勅命を受けている土方は、暗殺を反対する近藤に秘密裏に文久3年9月18日の豪雨の夜、八木邸に沖田らと向かうのでした。
 池田屋事件、禁門の変はもちろん、柴司のあけぼの亭事件や永倉新八反乱と細かいところも押さえてるとこも好きです。

 最初は硬派な新撰組漫画だと思っていたのですが、斎藤一が会津の○○だったり、伊東甲子太郎がオカマちゃんキャラだったりで硬派な印象がなくなってしまいました。漫画は、伊東甲子太郎入隊して西本願寺に屯所移転話が出たくらいで終わってしまいます。せめて、鳥羽伏見くらいまではやって欲しかった。山南逃走や油小路の戦いが見れなかったのは、残念です。ぜひ、連載再開して函館戦争まで描いて欲しいです。





「ジョジョの奇妙な冒険」話

2006年09月03日 | 漫画
          荒木飛呂彦 著 「ジョジョの奇妙な冒険」
 
 久々に漫画のお話。大好きな漫画の1つで、前から書こうと思っていました。私の好きな漫画ベスト3に入ります。週刊少年ジャンプで、第1部~6部まで連載、現在、第7部『スティール・ボール・ラン』がウルトラジャンプで連載中。1部~6部までは話が繋がっていて、ジョースター家とディオという男の因縁が描かれてます。漫画の中では、120年以上の時が流れていて、主人公が世代交代していくのが特徴です。次の主人公がジョースター家のどの血筋からくるのかと部が変わるたびに楽しみがあります。第7部はパラレルワールドとなっており、ジョースターが主人公でもないし時代も6部より遡ってしまいます。それでも、過去の作品に出てきたキャラのソックリさん達が出てくるので、面白いです。ウルトラジャンプに連載となってから立ち読み出来なくなってしまったので、コミックスで読んでいるので最新のが分からないですが、気になるのは1stステージ19位のノリスケ・ ヒガシカタです。これは、第4部主人公の東方仗助のソックリさんだと思われるのですが、ストーリーに関わってくるのか今から楽しみです。

 話は過去の作品に戻りますが、1部と2部では『波紋』という能力で戦います。
これは、特別な呼吸法で体内に太陽と同じエネルギーを作るという能力です。そして、3部からは『スタンド(幽波紋)』という能力が登場します。これが、ジョジョの真骨頂と言うべきでしょう。スタンドとは自分の分身みたいなもので、作者曰く、「超能者が手を使わず物を動かしたりするのは、見えない誰かが代わりに動かしている」と考え絵で具現化したそうです。
 
 スタンドにはそれぞれ能力があります。念写が出来るスタンド、磁力を操るスタンド、破壊したモノを治すスタンド等々etc・・・。そして、様々な能力のスタンドバトルが最高に面白いです。スタンドにもルールがあって、

・スタンドはスタンド使いにしか見えない。

・スタンドには射程距離があり、パワーが強いスタンドは本体より遠くに行けず
、パワーが小さければ本体より遠くに行ける。

・・・などがあります。

 第4部のキャラクターで漫画家の岸辺露伴というキャラがいるのですが彼の代表作で『ピンクダークの少年』という漫画があり、その漫画を
『サスペンス・ホラーっていうんですか?生理的にキモチ悪いシーンもあるんですけど迫ってくるようなスリルと本当にいるような人物がいいですよね?』と表現してますが、これこそがジョジョにピッタリな表現
をしていると思います。

 ジョジョ未経験の人は、ぜひ読んでみてください。長々と文章書いといて言うの
もおかしいですが、この文章じゃ伝わらない面白さが沢山あります。ちなみに、私のお気に入りは、第5部です。


ふるえるぞ ハート!燃えつきるほどヒート!!
の世界を体験してください。

ジョジョを読んでから読むとさらに面白くなる短編集『死刑執行中脱獄進行中』もオススメです。





「めぞん一刻」話

2005年12月23日 | 漫画
 漫画のカテゴリを作っているものの1つしか記事がないんで、今回は漫画の話です。高橋留美子原作の傑作ラブコメディ「めぞん一刻」です。私の大好きな漫画の1つ。高橋留美子作品は好きで、「うる星やつら」は小さい頃にアニメを見ていたし「らんま1/2」も漫画は集めてました。「めぞん一刻」は小学生の頃、アニメでは見ていましたが、その頃は面白いと思えず、大人になったら毎日お酒を飲むんだなぁという印象があるくらいでした。
 大学生になってから原作を読んでみると、めちゃめちゃ面白く一気に文庫版を全部読破しました。私は恋愛モノは苦手でほとんど見ないのですが、唯一、最後まで楽しく見れた作品です。おんぼろアパート『一刻館』に管理人としてやって来た音無響子に一目惚れした五代裕作。しかし、音無響子は未亡人で前の夫が忘れられない。何とか自分に振り向いてもらおうと頑張る五代の前に現れるお金持ちで恋敵の三鷹。3人の恋の三角関係が描かれてます。その他にも、一刻館の住人である一ノ瀬さん・四谷さん・六本木朱美さんなどなどサブキャラクターが皆、面白いです。漫画の中でも連載当時と同じ時間経過していくのも、魅力です。リアルタイムで連載を読んでいたら、もっと楽しめたと思います。まだ読んでない人は、ぜひ管理人さんと五代君の恋の行方を楽しんでください。必ず、五代君の恋を応援したくなります。これこそ、まさに純愛!!!
 近々、テレビドラマ化されるらしいけど、管理人さん役が誰になるか気になるところです。


http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/409192171X/qid=1135317158/sr=1-2/ref=sr_1_10_2/249-1139921-9497151

「風雲児たち」話

2005年05月08日 | 漫画
 今回は、私が今1番ハマッている漫画のお話。みなもと太郎氏著「風雲児たち」です。この漫画は幕末の風雲児たちの群像劇を描くためには、関が原の戦いから描かなければならないということで、物語は始まります。この漫画の凄いとこは、関が原の戦いから幕末になるまで約20年間かけて書いてるところです!!(笑)幕末の話は、「風雲児たち 幕末偏」に続きます。「風雲児たち」では、徳川幕府と各藩の軋轢、オランダ語辞書もない時代にオランダ語で書かれた「ターヘル・アナトミア」の翻訳を成し遂げ「解体新書」を完成させた前野良沢と杉田玄白、その他にも、平賀源内・田沼意次・大黒屋光太夫・最上徳内・大塩平八郎・シーボルト・遠山金四郎・ジョン万次郎・高野長英などなど風雲児たちの活躍をギャクを織り交ぜながら、どのキャラクターも生き生きと描かれてます。かつて、歴史をこれほど面白く分かりやすく書いた本があったでしょうか!?学生の頃、この本を知っていたら、嫌いだった日本史の授業も楽しく受けられたんだろうなぁ。
 ちなみに私がこの本を知ったきっかけは、去年の大河ドラマ「新選組」です。新選組については、また次の機会でお話したいと思います。「新選組」にハマり、新選組に関する本を探していた時に、みなもと太郎氏の「冗談新撰組」と「風雲児たち 幕末偏」というのを知りました。「冗談新選組」のついでに買った「風雲児たち 幕末偏」1巻ですが、読み始めたら面白く、すっかりハマッてしまいました。幕末偏を揃え、ワイド版全20巻も読破しました!!
 私のブログタイトルの一部「雲竜奔馬」も著者の作品タイトルから引用させて貰いました。こちらの「雲竜奔馬」は、坂本竜馬を主人公に黒船来航からの物語が描かれてるのですが、幕末偏と内容も、かぶってるとこも幾つかあります。「雲竜奔馬」は6巻以降は廃刊になってしまったそうなので、ぜひ復刊してもらいたいです。とにもかくにも、歴史ファンの人もそうでない人にもオススメの漫画なので、機会があれば読んでください。
「風雲児たち ワイド版」(全20巻 リイド社)
「風雲児たち 幕末偏」 (1~6巻以下続刊 リイド社)
「雲竜奔馬」      (全5巻 希望コミックス)