五輪マラソンと競歩は札幌に、小池都知事「合意無き決定」
都内で行われた4者協議を終え、定例会見に臨む小池百合子都知事（2019年11月1日撮影）。(c)Toshifumi KITAMURA / AFP
【11月1日 AFP】（写真追加）東京都の小池百合子（Yuriko Koike）知事は1日、2020年東京五輪のマラソンと競歩の開催地を札幌に移す国際オリンピック委員会（IOC）の決定を「妨げはしない」とする一方、首都の猛暑対策を目的とした判断に依然として不満を持っているとした。
IOCと東京都、大会組織委員会、政府による4者協議の中で小池都知事は「IOCの決定に同意することはできませんが、最終的な意思決定機関であるIOCが下した判断を妨げることはしません。あえて申し上げるならば合意なき決定です」 と述べた。(c)AFP
はしか感染で免疫システム「リセット」、米研究で明らかに
予防接種を受ける子ども（2019年10月19日撮影、資料写真）。(c)Badru KATUMBA / AFP
【11月1日 AFP】世界的に再流行している麻疹（はしか）は、これまで考えられていた以上に害が大きい──1日付の米科学誌サイエンス（Science）に掲載された研究で、はしかウイルスが免疫システムを「リセット」することが分かった。
はしかは子どもがかかりやすい感染症で、人から人へ感染する。ハーバード大学（Harvard University）の研究者らが率いる国際チームは、はしかの予防接種を受けていないオランダの子ども77人を分析。はしかウイルスが体からこれまでにさらされた病原体に関する記憶を削除し、免疫記憶を実質的に消し去ることを明らかにした。
共著者の一人でハーバード大学のマイケル・ミナ（Michael Mena）氏（疫学）はAFPに対し、ウイルスは「免疫システムをより無知な状態にリセットするようなものだ」と述べ、抗体を復元するには、幼年期に触れた無数の病原体に再びさらされる必要があると説明した。
結果を実証するために行われたマカクザルを使った実験で、被験体は抗体の40～60％を失った。
共著者の一人で米ハワード・ヒューズ医学研究所（HHMI）のステファン・エレッジ（Stephen Elledge）氏は、「（はしか）ウイルスは私たちが理解していたよりもはるかに有害だ。ワクチンがいっそう有益なものとなる」と述べた。(c)AFP
中国産テスラ電気自動車の予約受付開始、EV業界の競争が激化
テスラ上海工場で車両の試生産始まる（2019年10月24日撮影、提供写真）。(c)CNS
【11月1日 CNS】米EV（電気自動車）メーカー大手のテスラ（Tesla）は25日、基本補助運転機能付「Model3」標準航続距離アップグレードモデル（中国産）の予約受付を開始したと明らかにした。同モデルの最低価格は35万5800元（約550万円）からとし、初ロットの納車予定は来年の第1四半期になるとしている。
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テスラ社が先月24日に発表した第3四半期の財務報告書によると、上海工場はすでに試生産を開始しており、当初の計画より前倒しとなった。Model3の標準航続モデルのアップグレード版は、中国で現在販売中のModel3シリーズの3グレード中で最も低価格のモデルで、基本補助運転機能以外にテスラ製品の持つほとんどすべてのアドバンスト機能を搭載している。注目すべき点は、今回対象となっているModel3標準航続モデル（中国産）は、近い将来、車両購入税とその他新エネルギー関連の減免措置を受ける可能性がある点だ。
中国汽車工程学会の付于武（Fu Yuwu）名誉理事長は、「中国産新エネルギー自動車はコアの部分で海外のレベルより劣る。国の補助金制度が無くなれば、新エネルギー自動車の販売量は減る。中国資本、中外合弁、外国資本を問わず、皆同じように市場の試練を受けることとなる。市場淘汰は公平であり、中国自動車産業の合従連衡が進むだろう」とコメントした。(c)CNS/JCM/AFPBB News
トラックが谷底に転落、19人死亡 フィリピン北部
フィリピン北部の山岳地帯（2015年4月28日撮影、資料写真）。(c)KARL MALAKUNAS / AFP
【11月1日 AFP】フィリピン北部の山岳地帯で10月31日夜、荷台に約40人を乗せ、イネ種子入りの袋多数を積んで走行していたトラックが谷底に転落し、農民19人が死亡、約20人が負傷した。警察が1日、明らかにした。
事故が起きたのは、アパヤオ（Apayao）州コナー（Conner）で政府の助成金を利用して購入したイネ種子を受け取った帰り道だった。坂道を上っている途中でエンジンかブレーキが故障。トラックは後戻りし、そのまま20メートル下の谷底に転落した。
F1が21年以降の新規則を発表、予算上限導入など大幅に変更
【11月1日 AFP】フォーミュラワン（F1、F1世界選手権）は31日、2021年に導入される財務面、スポーツ面、技術面の新たなレギュレーションを発表。予算に上限が設定され、新たなマシンデザインの導入でより接近したレースが可能となるなど、規則は大幅に変更されることとなった。
抜本的な規則の変更は米テキサス州オースティン（Austin）で発表され、F1の興行権主である米リバティメディア（Liberty Media）は、これまで以上に接戦が可能となり、同時に環境に優しいレースとすることを目的に予算に上限を設け、新たなマシンと新たな規定を導入した
今週末の第19戦米国GP（United States Grand Prix 2018）に先立ちF1のチェイス・キャリー（Chase Carey）CEOは、レギュレーション変更が承認されて発表できたことは「重大な分岐点」だと胸を張った。
また、FIAのジャン・トッド（Jean Todt）会長は、今回のレギュレーション変更は「モータースポーツの頂点に立つF1の今後の方向性を示す大きな変革」の印だとした。
各チームのマシンパフォーマンスに関する予算の上限は、今季のトップチームの予算の約半分にあたる1億7500万ドル（約189億円）に設定される。また、ターボハイブリッドエンジンの使用が継続されることとなり、マシンの重量はより重く、速度はより遅くなる。なお、レース数は現行の21から最大25まで拡大される。
キャリーCEOは、新たな規制はF1のDNAに敬意を払ったもので、資金力のあるチームの極端な開発を抑制する規則は、利害関係者との2年にわたる議論の到達点であるとした。「われわれは初めて技術、スポーツ、財務の3つの側面に同時に取り組んだ」「2021年のレギュレーションは真の意味で協力によるたまものであり、偉大な成果であると信じている」
予算上限にはドライバーへの報酬やチーム内の高額報酬者上位3人の人件費は含まれないが、新たなパッケージの内容は、フェラーリ（Ferrari）の支持を取り付けるのに十分ではない可能性もある。(c)AFP
＊上記はAFPBBNEWSの記事から引用しました。
＊今日の一言
神奈川）１１月２日に亡き少女の詩曲コンサート 藤沢で開催。
堀明子さんは自然の移ろいを子どもらしい感性でとらえた詩を多く残し、１６歳で亡くなった。その詩に曲をつけたミニコンサートが１１月２日、明子さんの詩碑のある藤沢市辻堂太平台２丁目の長久保公園で開かれる。
堀さんは１９７２年、藤沢市に生まれた。小学校３、４年生の時に多くの詩を残し、８８年、不慮の事故で亡くなった。小学校の時に書いた詩を中心に、両親が８９年、詩集を出版。作品は反響を呼び、朝日新聞のコラム「天声人語」や教科書にも掲載された。２００６年には同公園に詩碑が設置された。
今回のコンサートを提案したのは、明子さんの父、祐吉さん（７６）の知人で歌手の北村梨里子さん（５２）。１９８９年に偶然、祐吉さんと知り合い、明子さんの詩集を知った。北村さんが、ギタリストで作曲家の原公一郎さんに祐吉さんを紹介し、１８編の詩に曲をつけ、２０１３年に自費でＣＤを出した。今年６月にも新たな詩を加えたＣＤを出し、室内コンサートを開いてきた。
今回、詩碑のある長久保公園でコンサートを開く理由について、北村さんは「明子さんの自然へのまなざしとそれを表現する繊細な心に感動した。自然の中で、明子さんの思いを分かち合いたい」と話す。
また祐吉さんは「明子と通った長久保公園は私たちにとって特別な場所。楽しみです」。
コンサートは２日午後０時１５分から詩碑の前の芝生広場で約３５分間を予定。無料。屋外で行うため、荒天の場合、３日に順延する。順延した３日が荒天の場合は中止となる。コンサートの問い合わせは同公園（０４６６・３４・８４２２）へ。
＊上記は朝日新聞デジタル版の記事から引用しました。
＊詩に関心のある人は、ぜひコンサートを聞いて下さい。心に残る思い出が創れます。
