熊弥日記

徒然なるままに、日々思う事記していきたいとおもいます。

割り箸のゴミ問題

2010-07-13 16:00:48 | 割り箸とエコ

 割り箸の環境問題の取り上げで、別の切り口としてゴミ問題があります。

 割り箸否定論者は「割り箸は資源の有効利用」という反論で話が前に進まなくなると、今度は飲食店などから出される使用済み割り箸のゴミのことを持ち出される場合があります。

 私の持論として外食時に使ったお箸で国産材の立派な割り箸などは一回限りでもったいないとおもったら、持ち帰っても良いとおもいます。

 お店の方もそれに関しては問題ないはずです。

 勿論全ての方がそんなことをしないのですから割り箸ゴミはでるでしょう。

 で も飲食店から出るゴミの大半は食べ残しの生ゴミです。

 割り箸ゴミよりもそちらのゴミを減らす運動の方がよっぽど地球に有意義で有効かとおもいますがね。

 それでもなおかつ、目を他に向けさせる論理で割り箸のゴミ問題は解決できていないじゃないかとおっしゃられるかもしれませんね。

 でも水分たっぷりの生ゴミを焼却炉で燃やすには重油などの補助燃料が必要になってきます。

 割り箸入りのゴミは補助燃料が少なくて済みます。

 だって割り箸自体木製で立派な燃料なのですから。

ゴミになった割り箸もただでは燃えてない訳です。


新聞広告

2010-07-09 08:25:25 | 割り箸とエコ

 割り箸チラシ Ⅴ でも書いたように、以前組合で全国紙(毎日)に新聞広告を出したことがある。

  このイラストは今でも事あるごとに使わせてもらっている。ひょっとして見た事ある人もいるのではないでしょうか。

原文(画像では見にくいので記しておきます)

樽丸の端材から生まれて、食文化の名脇役へ <o:p></o:p>

吉野の割箸 <o:p></o:p>

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香り、木目の杉箸・檜箸 <o:p></o:p>

清潔で優しい吉野の割箸 <o:p></o:p>

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吉野の割箸は明治のはじめ、吉野杉の樽丸(酒樽)の端材である木皮丸(こわまる)を材料に、大和下市で生産をはじめました。端材が捨てられるのを惜しんで考案された有効利用の地場産業です。 <o:p></o:p>

 以来100有余年、木材の用途こそ建築材に変わりましたが、割箸の素材は同じです。背板とよばれる端材の中から、木目とつや、形、割裂性(割れ方)などを吟味して選ばれます。 <o:p></o:p>

 いうまでもなく割箸は、日本の食文化とりわけ外食には欠かせぬ道具。機能と便利さ、清潔で衛生的であることから、今では世界中から注目されはじめています。 <o:p></o:p>

 環境保護の立場から、ささやかながら緑の資源を守る一翼を担いつつ励んでいるのが割箸産業です。 <o:p></o:p>

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箸作りは森林の環境保全に役立っています。

 英語翻訳も依頼を受け作ってもらったことがあるので、一緒に載せておきます。

 

 

 

Yoshino Chopsticks came into existence when craftsmen saw scraps of good quality wood- the materials used to make sake casks- going to waste.<o:p></o:p>

Now, they are indispensable to appreciating the fine delicacy of Japanese cuisine.

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Yoshino Chopsticks, made from cedar and hinoki cypress, are immaculate and graceful with their rich fragrance and beautiful texture.

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Yoshino Chopsticks began production at the beginning of the Meiji era in Yamato-Shimoichi, when people felt it a pity to see the scraps of high grade Yoshino Cedar going to waste when Kowamaru (sake caskets) were being made . From there this local industry came into existance.<o:p></o:p>

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For  the next 100 years or so since, the primary use of Yoshino cedar has shifted from manufacturing sake caskets to building materials.

But the materials used to make our chopsticks remain the same; from what's known as the dorsal plate, slabs are chosen with close scrutiny of  grain texture and lustre, its shape, its ability to split, and so on.

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Needless to say, splittable chopsticks are indispensable to the Japanese culinary culture, especially when eating out.

Practical and convenient, clean and hygienic, they are starting to gain attention worldwide.

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(Our chopsticks are made from wood felled for Forrest thinning- and such thinning is necessary for the maintenance and good preservation of our forests.)<o:p></o:p>

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Our manufacturing of Yoshino Chopsticks is a modest but positive contribution to conservation of nature and the protection of our natural resources.

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We're proud to associate Chopstick manufacture with forestry conservation.

 2種類あります。ちなみに後のほうはごく最近息子の嫁に翻訳して貰ったものです。

 どちらがお気に入りでしょうか。


割り箸チラシ Ⅴ

2010-06-29 07:44:35 | 割り箸とエコ

 上のイラストは約20年前に、箸組合が全国紙に広告をうったときのものです。

割り箸が下市で考案されたのは200年以上前で、そのころの吉野杉の用途は主に酒樽などでした。

杉の木の断面はバームクーヘンを想像してもらえば解り易いです。

中心から同心円で年輪が外に向っています。

内側が赤身で皮に近い部分が白いところです。

その境目あたりを樽材にしたのです。

その端材である白いところで割り箸をつくったのが始まりです。

まさに我々の先祖の叡智と匠から出来たものです。

それを一目であらわしている図です。いいイラストだとおもいます。