いま、政府は原子力規制委員会の委員長に田中俊一氏(元原子力委員会委員長代理)を起用しようとしている。
田中氏は、原発事故が起こった2011年度に、原稿料や講演料の名目で、原子力の啓発活動などを行っている日本原子力文化振興財団や日本原子力産業協会、放射線関連商社など原子力関連団体や企業から29万円の報酬を受け取っていたことがマスコミ報道で明らかになった。
この報道を見て私は、「やっぱり!」とうなずいた。
私は、昨年7月に田中氏の「講演」を聞いている。田中氏は「今回の事故について反省している」と表明しているとのことだったので、講演会に参加してみた。
その講演会での田中氏の講演内容には唖然とした。「100ミリ?までは健康に影響はない。私は飯館村(全村避難地区)に行って、キノコや野菜をバンバン食べてきた。」、「いまは、空気中に放射性物質は無い。現在、第一原発から放射性物資は出ていない。」というのである。原発事故から4か月後の話である。
私は、全く納得できず、「100ミリ?まで影響ないとの判断基準や放射性物質の飛散はないという根拠」などについて質問したが、まともな回答は得られなかった。
田中氏のこうした「放射能汚染と健康についての安全基準」ともいうべき「知見」をもって原子力規制委員会のトップに就任されたら大変なことになるのではないか。空恐ろしい限りである。
田中氏は、原発事故が起こった2011年度に、原稿料や講演料の名目で、原子力の啓発活動などを行っている日本原子力文化振興財団や日本原子力産業協会、放射線関連商社など原子力関連団体や企業から29万円の報酬を受け取っていたことがマスコミ報道で明らかになった。
この報道を見て私は、「やっぱり!」とうなずいた。
私は、昨年7月に田中氏の「講演」を聞いている。田中氏は「今回の事故について反省している」と表明しているとのことだったので、講演会に参加してみた。
その講演会での田中氏の講演内容には唖然とした。「100ミリ?までは健康に影響はない。私は飯館村(全村避難地区)に行って、キノコや野菜をバンバン食べてきた。」、「いまは、空気中に放射性物質は無い。現在、第一原発から放射性物資は出ていない。」というのである。原発事故から4か月後の話である。
私は、全く納得できず、「100ミリ?まで影響ないとの判断基準や放射性物質の飛散はないという根拠」などについて質問したが、まともな回答は得られなかった。
田中氏のこうした「放射能汚染と健康についての安全基準」ともいうべき「知見」をもって原子力規制委員会のトップに就任されたら大変なことになるのではないか。空恐ろしい限りである。