欧米時間帯に発表された経済指標は以下の通り。
21:00に発表された、独8月消費者物価指数・速報値は0.0%(予想前月比0.0%、前回0.3%)。
21:30に発表された、米GDP・改定値は+4.2%(予想前期比年率+3.9%・前回+4.0%)と、設備投資の大幅拡大などを受け、速報値から上方改定となった。
13年第3四半期(+4.5%)以来の高水準となり、米景気の堅調な回復基調が示される内容となった。
米新規失業保険申請件数は、29.8万件(予想30.0万件・前回29.9万件)と前週から1000件の減少となった。
いずれも良好な内容となったが、直後の市場の反応は、ドル円が103.85円まで上昇したが、伸びを欠き、103.74円近辺に押し戻されている。
NY金は、発表前にウクライナ情勢に対する警戒感から、1,296ドル付近に上昇していたが、発表後、改善された米経済指標が嫌気され、一時1,291ドル台に軟化している。
この後の米国市場では、23:00に7月中古住宅販売成約指数(予想前月比+0.5%・前回-1.1%)の発表が予定されている。(了)