金・隗よりはじめよ  

金を中心とした金融マーケットの動向を、毎日の市況から、筆者の個人的な相場観をもとに解説していきます。

◎ 商品市況、午後の展望。

2015-01-27 13:11:31 | お金





午前中の動きと午後の展望はこちら


【東京金】

夜間終了時点から小高く始まった後は、時間外取引の下落や円相場の引き締まりを受けて、下値追いとなった。

一時、4,840円まで売られたが、売り一巡後は、買戻しに下落幅をやや縮小している。
 
イベント通過によりNY金が利益確定の売りに押されており、ドル円にも力強さが感じられない事から、東京金も調整局面入りの可能性があると見ている。

1/23の安値4,830円を割り込むと、下げが加速する可能性があるので、買い方は注意が必要だ。

一方、4,830円を持ち応えた場合は、概ね4,800円台半ばから4,890円でのもち合いの展開を想定する。


【東京白金】

夜間終値とほぼ同水準で4,800円を維持して取引を開始。

開始後は4,800円を挟んで、方向感に欠ける動きになっている。

最近の上昇の先導役であった金が調整色を深めており、白金も金に連れてやや軟調な動き。

しかし、ユーロ圏の重要イベントを通過し、過度な警戒感が和らいでいる事で、国内外の株価の上昇が下支え要因になっている。

午後も、4,800円を中心に方向感を探る展開になると予想。引き続き戻り売り有利と見るが、金に比べると下値は限定的と予想する。

【東京ガソリン】

夜間終了時点に比べ、200円程度水準を切り下げて取引開始。

開始後は、買戻しに強含む場面もあったが、上値は重く戻り売りに押し戻されている。
 
本日は反発局面になっているが、東京市場開始後の時間外取引は動意に乏しく、為替も力強さが感じられない事から、午後も52,000円台半ばから後半で鈍い動きになると予想。

海外原油は未だ下げ止まり感が感じられず、弱い動きとなっているが、下落のスピードが落ちてきており、東京市場も安易な売りは控えたい所だ。


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