何よりも、野菜を元気に育てるのがいちばん
病害虫を防ぐ環境作り
野菜は直截なまで食べることも多いので、できれば無農薬で栽培したと願うのは誰しも同じ事。しかし、育て始めてみると、病気や害虫が発生して悩まされることが多いものです。
一般に、野菜の草勢が弱ったり、雨が多くて日当たりや風通しが悪いとき、排水不良の時、酸性土壌のときには、病害虫がはっせいしやすくなります。
被害を少なくするには、第一に侵入してくる病害虫を寄せ付けない、丈夫な野菜に育てること。そのためにも、畑の酸度を改良し、堆肥や肥料をバランスよく施す土作りが重要なポイントです。
そして、栽培環境を常にベストな状態に保つこと。株と株の間が狭く、葉が重なり合っていると日照不足になり、風通しも悪くなるので、適度な株間をとることが大事です。
また、枯れた葉や茎はそのままにしておくと、そこから腐敗が始まり、病害虫が発生しやすくなります。枯れた茎葉、咲き終わった花がら、周りの雑草などをこまめに取り除き、株や土壌を清潔に保つようにしましょう。
病気に強い苗を利用し、病害虫の被害を防ぐ
抵抗性品種・接ぎ木苗の活用
野菜の場合も人間と同様、同じ病気でも健康な株は病原菌を受け付けず、遺伝的な体質によっても大きく左右されます。それぞれの野菜の性質を知ることも、重要なポイントです。
病気の被害の中には、薬剤でも効果のないモザイク病や、薬剤を使ってもなかなかうまく防除できないものもあります。こうした体質的な違いを利用する方法では、病害虫の抵抗性品種を用いることで防ぐことができます。
また、病害虫に強い台木に接ぎ木することによって、根から侵入する病害虫を少なくすることもできます。園芸店では、あらかじめ接ぎ木した苗を売っている店もありますので、これを利用すると、あとあとの管理も楽です。
害虫が近づけないよう 野菜をおおってしまう
被覆・忌避資材の活用
そのほか、事前に畝作りの際に、被覆資材や忌避資材を用いることで、病害虫を防ぐことができます。
たとえば、トマト、大根、白菜など、モザイク病アブラムシにかかりやすい作物には、苗の間に寒冷紗やシルバーポリトウマルチなどで覆っておくと、アブラムシが寄生できなくなります。キュウリやスイカ、メロンなどウリハムシやタネバエの被害の多い作物ではポリエチレンの三角テントをかけてやると、保温と同時に害虫の侵入を防ぐ小土できます。
また、ネキリムシに侵入されやすいキャベツや白菜などは、厚紙で円筒を作り、周りを囲うようにして予防します。
ウイルスを媒介するアブラムシは、一般にキラキラ光る反射光を嫌います。この性質を利用して、シルバーポリフィルムや透明ポリエチレンフィルムなどの忌避資材でマルチングすると、アブラムシが寄りつきにくくなります。
主婦の友社 はじめての野菜作りQ&Aより参照
病害虫を防ぐ環境作り
野菜は直截なまで食べることも多いので、できれば無農薬で栽培したと願うのは誰しも同じ事。しかし、育て始めてみると、病気や害虫が発生して悩まされることが多いものです。
一般に、野菜の草勢が弱ったり、雨が多くて日当たりや風通しが悪いとき、排水不良の時、酸性土壌のときには、病害虫がはっせいしやすくなります。
被害を少なくするには、第一に侵入してくる病害虫を寄せ付けない、丈夫な野菜に育てること。そのためにも、畑の酸度を改良し、堆肥や肥料をバランスよく施す土作りが重要なポイントです。
そして、栽培環境を常にベストな状態に保つこと。株と株の間が狭く、葉が重なり合っていると日照不足になり、風通しも悪くなるので、適度な株間をとることが大事です。
また、枯れた葉や茎はそのままにしておくと、そこから腐敗が始まり、病害虫が発生しやすくなります。枯れた茎葉、咲き終わった花がら、周りの雑草などをこまめに取り除き、株や土壌を清潔に保つようにしましょう。
病気に強い苗を利用し、病害虫の被害を防ぐ
抵抗性品種・接ぎ木苗の活用
野菜の場合も人間と同様、同じ病気でも健康な株は病原菌を受け付けず、遺伝的な体質によっても大きく左右されます。それぞれの野菜の性質を知ることも、重要なポイントです。
病気の被害の中には、薬剤でも効果のないモザイク病や、薬剤を使ってもなかなかうまく防除できないものもあります。こうした体質的な違いを利用する方法では、病害虫の抵抗性品種を用いることで防ぐことができます。
また、病害虫に強い台木に接ぎ木することによって、根から侵入する病害虫を少なくすることもできます。園芸店では、あらかじめ接ぎ木した苗を売っている店もありますので、これを利用すると、あとあとの管理も楽です。
害虫が近づけないよう 野菜をおおってしまう
被覆・忌避資材の活用
そのほか、事前に畝作りの際に、被覆資材や忌避資材を用いることで、病害虫を防ぐことができます。
たとえば、トマト、大根、白菜など、モザイク病アブラムシにかかりやすい作物には、苗の間に寒冷紗やシルバーポリトウマルチなどで覆っておくと、アブラムシが寄生できなくなります。キュウリやスイカ、メロンなどウリハムシやタネバエの被害の多い作物ではポリエチレンの三角テントをかけてやると、保温と同時に害虫の侵入を防ぐ小土できます。
また、ネキリムシに侵入されやすいキャベツや白菜などは、厚紙で円筒を作り、周りを囲うようにして予防します。
ウイルスを媒介するアブラムシは、一般にキラキラ光る反射光を嫌います。この性質を利用して、シルバーポリフィルムや透明ポリエチレンフィルムなどの忌避資材でマルチングすると、アブラムシが寄りつきにくくなります。
主婦の友社 はじめての野菜作りQ&Aより参照