お医者さんに座骨神経痛と言われて、かといって治療はどうしょうもなく。一日一回、カロナールを飲んでほんの少しですが、痛みを抑えるという状況でした。カロナールは一日に3錠以上飲むと腎臓の弱い私には良くないらしい。なので、一日1錠か、多くて2錠だった。で、先日、あまりにも痛みが強くなったので、病院に行ったら、いつもと違う先生が、ナイキサンという薬を処方してくれた。胃薬のムコスタ錠と合わせて、一日に3回、食後に飲む。この薬が、また良く効いてくれる。おかげで、時々起こっていた発熱も全くなくなった。恐るべしナイキサン。いろいろ痛みを緩和してくれる薬ってあるんだなあ。
相変わらず右脚が痺れている。寝ているときもお尻の中の筋肉が痺れるように痛み、ときどき右脚の至る所に痺れが走っています。寝ていてその痛みを体感していると、まるで脚の中に痺れのオーロラが走っているみたい。さささーと痺れが走っては、その痛みが継続して、しばらくするとあの痛みは何だったんだ、という感じになり、またしばらくするとさっきとは全然関連のない場所に痺れが走る、という状態だ。ま、一日に1錠だけカロナールを飲むことでなんとか痺れをなだめています。もっとも飲んだからって、効いているのか効いていないのかわからない。で、先週、いつもの診療に行って右脚のことを先生に説明すると、CT画像を見ながら「脊髄の神経はなんともないなあ、座骨神経痛と違うか」と言われました。え、座骨神経痛って、何?ここまで神経痛とは縁のなかった私が、ここに来て、こんなにつらい目に遭うとは、困ったことです。もう少し、穏やかに過ごさせておくれ。お願いだから。

私の知り合いに、人気作家のベストセラー本を片っ端から買い求める人がいる。今、書籍不況が叫ばれる中、本屋さんにとってはおいしい上顧客ですね。彼の家の中はどれほど蔵書に占拠されているのだろう。今の私はマンション暮らしなので、本もそれほど買い増すことはできない。25年くらい前の独身時代に、引っ越しで痛感したことがあって、7~8年くらい貧祖なアパートで暮らしていた間に、結構書籍が積み重なっていた。で、近所に引っ越すとき、引っ越し屋さんに頼むほどでもないし、2~3人の友人に手伝ってもらえば済みだろうと考え、書籍くらいから運ぼうと考えた。それが大変だった。なによりとっても重い。しばらく考えて、大半を処分することにした。人気のありそうなのを会社に持って行ったり、書籍の引き取り屋に売ったり。当然、何百冊はあったろうかと思う。そして引っ越してからは、書籍はよほどのことがない限りは買うことなく、小説などは図書館で借りるようにした。そう、借りたらかえす。これなら本が溜まることはない。もし一冊買ったら、一冊を捨てるようにした。それなら本が増えることもない。さて、振り返って、先ほどの私の知り合いは、どれほど本を溜めているのだろうか。引っ越しの時に、その物量が確かめられるのだ。本を売るなら、なんとかオフ、みたいなところがあるだろうけど、図書館のような公的な施設も、ご家庭に眠っている不要な本を持ち寄るスペースをつくって、読みたい人に貸し出すような、そんなシステムがあってもいいのではないか。東京にいたときに、ゴミの日に、書籍なんかがひもで束ねられて出されている。なんだか勿体ないよね。私もそんなことをしたなあ。ゴミとして処分する前に、もっと有効活用する方法が街中にあったなら、としみじみ思ったものだ。そして本に限らず、暮らしの中を眺めてみると、もっともっと荷物は減らせるものだと思う。昨年、一戸建てからマンションに引っ越すとき、書棚、収納ボックス、タンスなど、結構捨てたものだ。私たちは普通の生活をする夫婦なので、ミニマリストのようにテーブルがひとつだけ、というわけには行かないが、できるだけものは待たないようにしていきたいものだ。ま、狭いマンションだからそんなにモノも増やせないからね。

とあるショッピングモールに入った。時計を買うつもりだった。フロアを歩いていて、パッと時計のショーケースが見えたので近づくと、あれっ、あれっ。セールだかバーゲンだかしらないけど、統一性のないポップがベタベタ貼られたごっちゃごちゃの感じでドンキみたい。売っているのはどうも時計だけじゃないみたいで、いわゆる雑貨屋か。派手なポップはきらきら点滅するネオンのように輝いて無言の圧力を感じる。脳天に不愉快で爆音のようなBGMが響いたような気がして、さらなる風圧をカラダに感じた。むろん、ここはショッピングモールの中、そんな光や音の洪水は存在しない。しかし「年寄りには無用の店だよ」「お早いお帰りを」と追っ払っているように見える。ショップの全体像が見えると、私たちの足は止まった。60代の私たち夫婦にはまるで関係のないお店のようだ。くるっと私たちはUターンした。で、なんというお店だったっけ。派手なポップばかりが脳裏に焼き付いてその他の印象がない。ま、そんなお店もあるんだろうね。
2カ月くらい前から、右脚だけにしびれのような痛みが走るようになった。最初は、太ももの付け根にしびれのようなものが発生して、夜の寝ているときなど、痛いってほどではないけどその付け根が脈拍に合わせてどっくんどっくんと軽く痺れる。その時は苦痛ってほどではなかった。そのうちにしびれは消えるだろうと思っていた。椅子から立ち上がるときは、右脚に力を入れずに左脚だけ立ち上がるようにした。3週間後に今度は左脚の甲に痛みが発生して、こちらはたまらないほどの痛さだった。左脚のかかとだけを使ってなんとか歩くことはできたが、完全なびっこだ。この症状は5年前の秋の入院時に、左足のまったく同じ場所、同じような痛みが発生した。その時は退院してすぐに、妻がずーっと罹っている整形外科に行ったが、原因は全くわからなかった。で、一週間くらい経過すると、嘘のように痛みは引いて、あれは何だったんだろうみたいな不思議さだけが残った。で、今回もやっぱりそうだった。10日くらい経過すると、やはり嘘のように痛みが消えた。その一週間後くらいに出掛けて、ところどころで小休止を挟みながら2時間くらい車を運転したら、左脚の甲がちょっと痛くなったが、また3日くらい経つと痛みは消えた。しかし、右脚のしびれはまったく消えることがなく6月に入る。その間に2回くらい診察というか尿管に埋め込んだチューブの交換と先生の診察はあったのだが、ま、先生に言うほどのことはない、と決め込んでしまった。でも先週あたりから、ほんの若干だが痺れが増しているような気がする。道路を歩くときにも不安が頭をよぎる。転んではいけない。そんな思いがなおさらカラダを硬くする。診察時に前もって血液検査をするのだが、炎症の度合いを示すCRP定量の値が、4月は1.3だったのが、5月上旬は2.4に、5月下旬は5.3に跳ね上がっている。原因は何だろう。この脚の痺れと関連性があるのか。と、気にしながらも来週には造影剤を使ってのCT検査。2日後には診察がある。この先、どうなるのやら。