以下引用
茶色の部分は当ブログによる強調点
荒川スパイ問題をめぐる新事実公表と革共同政治局断罪の表明
2014年5月3日/水谷保孝、岸 宏一
1)革共同が荒川スパイ問題の核心的事実を公表しないのはなぜだ
荒川碩哉(あらかわ・ひろや)スパイ問題が明らかになってやがて1年になります。70年安保・沖縄闘争の先頭に立ってたたかい、権力による実刑攻撃を受け、未決を含めて15年余という長期の獄中闘争を非転向でたたかいぬいた荒川が、その後、内閣情報調査室と公安調査庁の二重スパイとなって18年間にわたって革共同内外の情報を権力に流してきたという問題は、きわめて衝撃的な事件です。(以下略)
党内外で起こっている意見と批判は当然のことです。
こうした革共同中央派政治局の荒川スパイ問題における誤りと不透明さが、その後の荒川の延命策動を生み出しているのです。
私たちもまた、同書によって、荒川自らが「スパイはデッチあげ」と言い回る行動を重ねているものと受けとめ、事態はいっそう重大化していると考えました。内調と公調の二重スパイが今もなお活動しているとなると、放置しておくことはできないからです。(以下略)
すなわち、革共同中央派政治局は、ただちに荒川スパイ問題の核心的事実を党内外に明らかにせよ、なぜそうしないのか、ということです。
第一に、スパイ荒川やその他の人物が今になって「荒川=白」説を吹聴して回っているのは、革共同中央派が荒川スパイ問題で当然にも明らかにすべき事実を何ら公表しないことによって、彼らに活動の余地を与えてしまっているからなのです。(略)
はっきり言って、事実を公表することで政治局が自己批判しなければならない問題があり、自己批判を避けるために事実公表をしないということなのでしょう。党中枢にずかずかと踏み込まれたスパイ事件が荒川スパイ問題なのですから、「事実公表イコール自己批判」なのです。(略)
だが、自己批判したくないから事実公表しないなどということは許されるわけがありません。
第二に、革共同中央派政治局がつかんでいる、荒川言うところの「デッチあげ」の具体的な内容とはどういうものなのか、明らかにすべきです。
なぜこう言うのか。革共同中央派政治局は党内外で全然信用されていないからなのです。諸君のやることなすことすべて「話半分だ」とか、「いつもの牽強付会だ」とか、「根拠なし」とか、そうとしか思われていないのです。…まして、革共同中央派以外のたたかう諸人士、諸団体においては、鈴木大敗問題をもって、もはや革共同など見向きもしなくなっているのです。(略)
この点、改めて正面から問うものです。