YOKOHAMA-SHIBU'S BLOG

神奈川建築士会 横浜支部のブログ

フォートワース現代美術館

2007-08-31 09:39:48 | Weblog
ダラス/フォートワース編。最後のレポです。
昔、渡部和生さんが、福祉施設で採用した柔らかい光を説明するときに、
その対照的な例として、安藤建築を挙げたことがありました。
コンクリート壁に表現される、光と影の強烈なコントラストです。

太い壁、コンクリートの粗面、原始的で幾何学的なたくましさ‥‥‥
にあこがれて、キンベル美術館の隣の敷地へ向かい、徒歩5分。
ロビーは、細い柱や面取りされた空中廊下。とてもすっきりしています。

あの名曲が聞きたくて、コンサートへ行ったけれども
演奏されたのが新曲ばかりで、ちょっと残念。
そんな気分で帰ってきました。年をとったということでしょうね。
(田川) 

金属管の集合体

2007-08-28 09:27:29 | Weblog
 下のナッシャー彫刻館の天井です。
百聞は一見に‥‥だと思うので、
金属管の集合体の画像を追加します。
はじめは、目がチカチカしますが、
しばらくたつと慣れました。
 先日の三養荘の設計者、村野天井にも、
こんな感じがあったような‥‥‥、
あの天井は、網代(あじろ)だったっけ?
(田川)

影がない!

2007-08-25 12:15:00 | Weblog
ダラスのナッシャー彫刻美術館。
日本では関空でおなじみ、レンゾ=ピアノの作。

屋根はガラスですが、そこには巧い細工が‥‥‥。
竹を日本刀で斜めに切り落としたような、
懐石料理で刺身を盛り付ける竹筒のような、
そんな金属管が屋根一面に立ち並べられています。

太陽の入射光を計算し、筒先の開口はたぶん北向きでしょう。
直射光を入れないで、間接で自然光を取り入れています。
360°で照らされた彫刻に、影がない!
とても柔らかな雰囲気でした。(田川尚吾)

キンベル美術館

2007-08-10 14:22:27 | Weblog
昨年、映画にもなった建築家 ルイス=カーンのキンベル美術館。
ダラスの弟、フォートワースにあります。
予想以上に巨大というか高い! そのせいか、
水辺のアプローチは、王朝や神殿のような雰囲気も感じられました。(左上)
屋根のサイクロイド曲線は有名ですが、内部はどうも半円のようで、
円弧の種類の違いに気づいて欲しそうな、端部の見事な表現です。(右上)
ただ‥‥‥。
車寄せに設けられたピロティー下の入り口は、男女別トイレのようだし(左下)、
公園側の入り口も、正確に植えられた木が、実にうっとうしい‥‥‥(右下)。
昔、M.グレイブスが「入り口が下手」と厳しいことを言っていた気がするけど、
建築の神様、すいません。 正直いうと、僕もそう思いました。
双方とも、「入っていいのかな?」と一瞬足が止まり、とても入りづらかったです。


何かが違う!

2007-08-08 16:29:07 | Weblog
僕だけ、勝手に書き込んでいるけど、いいのかな?
客観的な報告に限定してるから、問題ないと思うけど‥‥‥

写真はダラスのオフィス街。火曜日の13:15分。
日本のオフィス街と比べ、何かヘン‥‥‥。
人がいない。車がない。人の動きが感じられない、
ゴーストタウンのような街でした。
みんなどこにいるの?

人間同士の、コミュニケーションが、
全てインターネットで行われると、こうなるのかな?
(広報委員:田川)

寄り道(ダラス)

2007-08-06 12:01:12 | Weblog
地球の裏まで行って、まっすぐに帰るのはもったいない。
今回はダラス中継だったので、途中下車は当然。
写真はIMペイのダラス市役所です。

案内してくれたタクシー運転手はユーゴスラビアからの出稼ぎ11年目。
テキサス男は、フットボールとビールとロデオと女性、
この4つだけを愛するシンプルライフ。
だから、ヨーロッパに比べ文化的な所は少ないとぼやいていましたが‥‥。

アメリカの都市は双子のケースが多く、ダラスの弟はフォートワース。
他にも、アメリカ全土には、たくさんの双子ちゃんがいるそうです。
これはヨーロッパのある都市をまねしたシステムだとか‥‥‥。
その都市の名前が聞き取れなかったのを、今でも後悔中。