大和ヒトシの足踏み行進記~ママチャリ日本一周編~

大和の唄と三線・俵積田等による日々日記番外編

71日目

2005年06月11日 20時53分42秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
本日気合いを入れて4時起床。てか目の前も後も牧場で臭すぎ&このオンボロ小屋、ちょっと移動するだけで小屋ごとミシミシ傾いてマヂこのままひっくり返って、やぁ牛さんこんにちわ♪ってなりそうでマヂ怖かった!マヂ悲惨!!(T_T)
そそくさとその小屋を後にして近くのコンビニでメシ。で5時出発。
今日は、本当は迂回しようと思ってた北海道きっての難所、マンモス級の山々が連なる知床峠を攻めるであります!!!
マヂ気合い十分でまずは斜里からウトロへ…向かってる途中のことでした。。

熊!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

ででで出ました!!!野性の熊出没!!
今までそういう話を聞くたび、看板を見るたびに、まぁそりゃ出るだろうけどそんなやたらめったら出るもんじゃないだろうし、自分は大丈夫。そう思ってました。が、
オレ遭遇しちゃいました!!!!!
ただ、この辺はそういう事態に予め配慮してか、道の両サイドをたまたま金網が仕切ってた為、熊は道に出てくる事なくその場を後にして行きました。けどいくら金網があるっつったってオレのすぐ目の前に野性の熊ですよ!?マヂビビッタっつーの!!!
テレビで野球観てるとよくわかると思いますが、ファールチップで打球が真後(バックネットの方)に飛ぶと、ネット裏の人達ってネットある事わかってるけど思わず体をクイッて避けるでしょ?あんな感じ!!…いや、ちょっと違うかな(笑)。
てか、たまたま金網がある所だったから助かったものの、もし無かったらどうなっちゃってたのYO!!!
マヂ恐すぎて全くそれどころじゃなかったけど、もし次また会ったら決死の覚悟で写真撮るぞっ!てか、もう会わねーだろうけど(笑)。
そんなこんなでウトロへ。
セイコーマートで腹ごしらえして、飲み物を補充して、いざ知床峠越えスタート!…が、その峠道の知床横断道路が封鎖されてて通行止め!何やら看板によると、11月~4月くらいまでは完全封鎖、今の時期でも9時~16時半までしか通行出来ないとの事。時計を見ると8時半。ちょうど近くに知床自然センターなるものがあったので、そこで時間を潰す事に。
ここではその名の通り、知床の自然が学べるような展示がなされてあって、そこでわかったんですが、さっきオレが遭遇した熊は、ヒグマという熊だったらしいです。あ~今思い出しても鳥肌立つ~。。てな感じでそろそろ行ってみるか、と。
先程の封鎖されてた地点へ行くと、お!車が数台並んでいて開門を今か今かと待ち構えています。
そして9時、係のオジサンが来て、いざ開門!!
車が全て流れた後に次いでオレも突入!!
うおぉ、こういう山登りってなんか久々だなぁ~とか思いながら漕いでました。
そんな、スタート直後の15分とたってない時でした。
まだ直後で歩道があった為、その歩道でえっちらえっちら登ってると、突然横の林の中から黒くてデカイのがドスン!と目の前に現れました。

くくく熊です!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

こんな事ってあるワケ!?またもや野性の熊に遭遇です!!!!!完全にヒグマであります!!しかもオレとの距離は15メートルも無い!!!しかもしかもこの道、さっきまであった金網まったく無し!!おまけにガードレールも無し!!なもんでその熊は容易に道に出てこれたワケです!しかもしかもあろうことか、
熊とバッチリ目が合っちゃってます!!!!!!!!!!!!!!!(笑えない)
とりあえずオレは舞い上がりまくっちゃってる心をなるべく平静に保ち、ついさっき自然センターで学んだ事を思い出します。
まずビックリして騒がない。そしてゆっくり後づさり、熊から距離をとっていきます。
お、なんかイイ感じ。
しかしながら彼はオレから目線を外してくれません!!(泣)
じわりじわり、なるべく音をたてないようにしてオレは後づさりを続けます。
ようやく10メートルくらい下がった頃かな?ようやく彼は目線を外し、そのまま道を横断して出てきた方とは逆の林の中に消えて行きました。
いやぁ~~~マヂ恐かったオレ生きてて良かった!!!!!!!!!!!!!!!
この旅で初めてリアルに死を意識しました。
あ…写真?
いやいやいやあんな状況でムリムリムリムリぜーったい無理ですから!!(笑)
てか知床峠マヂ悲惨すぎる!!こんな危ないトコ解放すんなよっ!!
道路脇の「熊出没危険」の看板にはこんな事も書いてありました。
「車から絶対降りない」
オレ自転車マヂ悲惨(T_T)
それからは聞き耳をたてながら、あっちでガサガサこっちでガサガサする度にキョロキョロしながらも、その後はもう遭遇する事無く無事に標高738メートルの知床峠登頂。
そこからはおもいっきり下りまくり。たとえまた熊が出てこようと余裕だぜ!とか思いながら下ってると、突然横に顔が出てきてビックリ!マヂひっ転びそうになる。振り返って見てみると、今度はなんと野性の鹿だった!!
「お前ビックリしたじゃねーかよー!」
下りながら叫んでやりました。まるで負け犬の遠吠えのように。鹿はガン無視でした(笑)。
さてそんなこんなで危険すぎた知床峠を下ると、羅臼市街へ!
ここは「北の国から2002遺言」のロケ地となった場所らしく、羅臼の道の駅には「北の国からマップ」なるものを無料配布したりして盛り上げてました。
富良野にも本当は行きたかったのですが、北海道のど真ん中に位置する為に行けずじまい、しかし海沿いに位置する羅臼はマヂ外せませんポイント!!
オレもマップを貰い、いざ街を探索開始!
ほうほう、このコンビニが結ちゃん(内田有紀)がバイトしてた所ですか。すると、この橋で純は結がバイトの終わるのを待ってたワケですね!んで、あっちが…こっちが…やべー超盛り上がり過ぎる!!(笑)
そんな感じで羅臼をたっぷり2時間程満喫♪
その後、次の街の標津という所まで移動して、21時頃就寝。
とても綺麗な広いバス停で安眠でしたとさzzz
オレの無事をブラウン官からではなく、いつものようにこの日記でお知らせ出来た事を幸せに感じます。
生きてて本当に良かった☆(^^)

今日の移動:斜里町(北海道)→標津町(北海道)
走行時間:9時間
走行距離:134.9Km
積算距離:6804.0Km

70日目

2005年06月10日 18時36分29秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
そうか、そういえばそうだったのか。
書き込みを見て昨日は6月9日、ロックの日だったんだと気付く。きっと音楽業界では日本各地でロックの日にちなんだイベントが盛んに行なわれた事でしょう。オレもそんなロックの日にママチャリで日本最北端到達してやったぜ!たまたまだったけど(笑)。
さて、今朝は寝床が快適だったので久々に5時まで寝てしまった。えっちらえっちら準備を整えていると、まだ寝てた二人もようやく起床。別れと、そしてお互い良い旅になる事を祈念して挨拶を交わし、その場を後に。
いつものようにガンガン走りまくり。
チャリを走らせる事に関して、何が必要か?体力か?うん、まぁ必要だろうね、2%くらい。んじゃ、残り98%は何か?
それは己に負けない精神力。「もうだめだ」と諦めない気持ち。すなわち気合いです。
アニマル浜口の「気合いだ~!」ってアレ、あながち間違ってないです。
オレは学校のマラソン大会ではデブの人の次に速いくらい体力は全く無い。3ヵ月にも渡ってるこの旅で、はっきり言ってオレのヒザはもう限界越えてボロボロだ。漕ぐ度に激痛が走る。でも、そんなの知らない。無視。完全知らんぷりで走り続ける。ブッ壊れてもいいと思っている。オレはこの旅に人生を賭けてる。命かけてやってる。この先どうなるのかは全くわからない。ただ、わかった事もある。どうなるのかはわからないけど、どうなろうがどうにでもなるしどうにでも出来るという事。
まだ旅は続く。
ぶっちゃけ、もう飛行機なり電車なりで帰ろうかな?とも思う。
ただ、とある人に言われた言葉が深くそれを制止する。
「ゴールというのはゴール出来た者だけの特権であって、ゴールした気持ちはゴール出来た者だけにしかわからない」
やってやろうじゃねぇか!
明日は、北海道随一の難所を攻めます。
本当は回避していこうと思ってたけど、気が変わった。
道を決めるのも、それをどう進むのかも、全て自分次第だ。

とか考えながら確か20時くらいにはもう寝たな~(笑)
吹けば吹っ飛ぶようなオンボロでホコリとクモの巣まみれのバス停小屋でマヂ悲惨だったな~(T_T)
あ、あと網走を通りました。刑務所前を通ったけど、やっぱ異様な空気だったなぁ。。
んな感じの、今日の写真は網走駅です。

今日の移動:興部町(北海道)→斜里町(北海道)
走行時間:10時間
走行距離:188.1Km
積算距離:6669.0Km

69日目

2005年06月09日 19時34分00秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
今朝は暑くて、いやむしろ汗だくで目が覚める。おかしいな。ここは最北の極寒の地、稚内。どうやら今日はいつにもなく暖かいらしい。警戒して着込んでた上に、ココのバス停のベンチにはご丁寧に布団が敷いてあったので、それも断熱&保温効果で幸をそうしたのでしょう。
さて、メシ食って5時に稚内市内を出発。
ハリキっていよいよ、いよいよアノ地へと向かうであります!
漕いで漕いで小出監督であります!!(笑)
そして、6時。ついにオレはその地に立った。
日本最北端の地、宗谷岬。
なんだか物凄く感慨深い。
東京をスタートして沖縄まで渡り、そこから北上してついに頂までこの足で来る事が出来た、今オレは。
ここが日本の最北という事は…北上は全制覇!!もうここからは南下しかしません!!
今までは、ゴールの東京に向かってるハズなのに、なぜかむしろ東京から遠ざかってたし、これからは、一漕ぎ一漕ぎが確実に東京との距離を近付けるワケです!この道の、この山の向こうには東京があるわけです!!
うぉ~~っ!何だかアチーーっ!!!
とりあえず最北端の碑で記念撮影。宗谷岬は人だらけだと聞いてたので、誰かにシャッター押してもらって、たまには自分とチャリンコで一緒に撮ろう、そう思ってたんですが、…人っこ一人来やしねー!(笑)
さすがに誰もこんな朝っぱらからこんなとこに来ねーのか。しょうがないので、地面にケータイを置いて一人で撮りました☆
さて、一人撮影会を終え、周辺を探索。
さすがにこの辺は何でもかんでも「最北」を名前に入れて売りにしています。
最北のレストラン、最北の宿、最北のガソリンスタンド、はたまた最北の交番…。
その最北の売店の一つに、最北端到達記念証なるものを発行してるお店がありました。店の入り口にデカデカとその旨と見本が展示されています。
うぉ!せっかくだし欲しいじゃん!!
店に入ろうとします。扉が開きません(笑)。まだ店が開いてない様子。
開けとけよ!こんな時間でも来る奴はいるんだぞ!
扉に顔を寄せ、手をかざして中の様子を伺います。もちろん誰もいません。何時に開くかもどこにも書いてません。
えぇぃ~いらぬ!いらぬはそんな物!こんなトコまたいつでも来てやるわ!!
待ってる時間がもったいないので先へ進む事にしました。
鬼漕ぎ!横風の向かい風がマヂ悲惨だったけど鬼漕ぎ!
途中、休憩で寄ったセイコーマートで立ち読みしたツーリングマップルで、思いもよらぬお得情報発見!
「興部町道の駅、無料宿泊施設あり」
マヂで~!!!
興部っつったらダイブ距離あるけど、そんな素敵な所、行くっきゃないナイト!猛烈に鬼漕ぎ!!
そして18時、ついにようやく到着。
距離計を見ると、本日なんと198キロ。あと一歩で一つの壁である200キロを突破出来る。その辺をグルグル回れば楽に達成出来たが、そんな事しても自分が自分でムナシクなるだけだと思い、ヤメル。
さて、そこはなんか廃車になった列車を利用して、イスは撤去され、寝れるように畳が敷き詰められて簡易的な宿泊施設になってました。目の前には銭湯もあるし最高。実に、北海道入りする時に乗ったフェリー以来の入浴でサッパリでした(笑)。
そして宿泊所の中には既に先客が二人。
一人はもう60才も越えてるであろうオジイサン。もういつからかずーっと北海道を歩き渡っているんだそうです。この宿泊所は居心地が良くて、もう3日くらい住んでるんだそうです。てか、住むなよ!(笑)
そしてもう一人は、大阪から来たリョーヘイくんという25才の青年。なんとママチャリだそうです!北海道はチャリダー含め旅人がわんさかいると聞いてたのですが、ところがすっとこどっこい、全くチャリンコの旅人なんて見かけなかったのですが、ここで初めて会ったのが彼!オジイサンの話によると、まだ寒いからね~との事でしたが、なんせようやくこの日本一周中にリアルタイムでママチャリで自分と同じ事をしてる人に出会ったので、色々話してみる事に。
しかしこのリョーヘイくんはなんと、オレは絶対買わぬと決めた、ツーリングマップルを持ってました!
「へぇ~ツーリングマップル持ってるんだ」
「もうコレないと生きていけませんね!」
「あぁ~道の状況も分かるしコンビニも載ってるしすごい便利だよね」
「ヒトシさんも使ってますか!?」
「いや、オレの持ってる地図はデカイ道しか載ってないマヂ悲惨な薄い地図だよ」
「えぇ~そんなので大丈夫なんすかぁ!?」
「もうそろそろ日本一周しちゃいそうだよ。てかさ、走ってる時にバイクの人見ると、うわぁ卑怯!って思わない?」
「思います!思います!」
「あのね、オレからするとツーリングマップルを持ってる君はそんな感じだよ」
「えぇ~っ!!」
「あのね、そんなモノ持ちながら走ったって予定調和な旅にしかならないよ。それにね…云々」
なんかその後もズラズラ年寄りのように説教じみたように話してしまって、なんか押し付けがましく言うのもあれだと思い、途中でやめた。言われた所で変わるもんでもないし、そのうち自分で何かしら感じるだろう。第一オレの考えが万人に対しての正論であるハズもない。
とりあえず、オレなりのこの旅で思った事を話した。彼の旅はまだまだ始まったばかりだ。頑張れよリョーヘイ!
そんなこんなで日記も書けず22時就寝。

今日の移動:稚内市(北海道)→興部町(北海道)
走行時間:12時間
走行距離:198.5Km
積算距離:6480.9Km

68日目

2005年06月07日 20時28分31秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
今朝もハリキリスタジアム(懐)で4時起床。
起きてまず一番最初にした事、それは風チェック!
バス停から出て、目の前のコンビニの旗のなびき具合を見る。でかした!追い風だ!これひょっとしたら行けるな…。
とりあえずコンビニで朝飯って、5時出発。
最初こそ道が平らだったから良かったものの、すぐにアップとダウンしかない所へ突入。マヂ悲惨!
羽幌を過ぎ、遠別へ。
ところで、旅人はたいがい「ツーリングマップル」という、その名の通りツーリングする人向けに道路情報や観光情報が書かれた、少し小さめで携行するのにちょうど良い大きさの地図があって、それを見ながら旅を進める人が多いです。ガソリンスタンドはおろかコンビニまで載ってるのですごい便利です。オレもぶっちゃけそれ喉から手が出る程欲しいです。が、それを持ってしまうと予定調和な旅にしかならなそうなんで買いません。オレが旅の途中で買った地図は、デカイ道路しか載ってない薄っぺらい全国地図。マヂ悲惨(T_T)ですがこれでイイんです。
がしかし、もしコンビニにツーリングマップルあったら、立ち読みしまくりです(笑)。
んで、それによるとこの先、稚内まで80キロくらいコンビニが無い様子。参ったなぁ。。
しょうがないので食料を買い込み、いざ突入!
20キロ程漕ぐと次の街、天塩へ。
てか、コンビニあんじゃん!(笑)
悔しいので、腹は減ってなかったけどピットイン!
漕いでて暑かったのでTシャツになり、いちごアイスを駐車場で食す。北の大地で完全に季節外れの夏男です(笑)。
と、店内から親子連れが。
子供がオレの方を見ながら母に尋ねます。
「あの人どこから来たの?」
見ちゃダメ!そんな形相で子供の手を引き、そそくさとその場を去って行きました。
いや、たまたま今脱いでただけだから!オレだって普通に寒いから!オレだって同じ人間だから!!
弁解する余地も与えてはもらえずオレもこの地を後に。
ここからは内陸を行く国道を外れて、海沿いを走る県道…じゃなかった道道をヒタ走ります。
この道がヒタスラ平らでヒタスラ真直ぐ。
サロベツ原野というらしく、道を挟んで両脇を草原がどこまでも続いています。ガードレールも電柱も無い一本道。もともとは砂丘らしく、見た事もない植物とかいっぱい生えてたし、なんかここ、アリゾナの砂漠の中のフリーウェイにすげぇ似てるなぁ。
なんだかんだで追い風だったし、調子も良かったのでメシ休憩はとらず一気に60~70キロ、稚内駅まで漕ぎました。
稚内駅は日本最北端の駅。線路の終端に看板があり、ここが終点である事を告げています。
さて、ここで時計は5時半、やばいそろそろ寝る場所探さなきゃ!
しかしここ日本最北の地、稚内は意外と都会。最南の終着駅がある我が枕崎とは大違い(笑)。
少し街から離れてようやく見付けましたイイ感じに寝れそうなバス停小屋に18時着。
当初の計画では、稚内で野宿するのだけはなんとか避けようと思ってたんですが、つい勢いでここまで来てしまい、勢い余らずにこの街に今夜は停滞する事になってしまいました。どうかもうこれ以上気温が下がりませんように。。
いよいよ明日朝一で、この足でこのママチャリで日本最北端の地を踏みしめます☆

今日の移動:小平町(北海道)→稚内市(北海道)
走行時間:12時間
走行距離:185.8Km
積算距離:6282.4Km

67日目

2005年06月06日 20時51分24秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
本日は4時起床。
昨日買い込んでいた半額弁当を食べ、えっちらえっちら5時出発。
しかしながら昨日の無理の疲れがどうも残ってるらしく、今イチ調子上がらず。
昨日の日記もまだ書いてなかったし、途中にあったコンビニによって日記を書く事に。
ちなみにいつもケータイの充電は、コンビニ休憩がてら、たいがいコンビニの外にあるコンセント(自販&看板用)に刺し込みまくってしのいでいます。もちろんこれは決して良い事ではありません。
今朝も例によってコンビニコンセントにブッ刺して充電がてら日記を書いてました。
と、それはそろそろ書き終わりそうな頃の事。
「コラァー!」
中からコンビニのオバチャンが鬼の形相で出てきました。
ヒャー!すんません!すぐ外します!!
すぐに謝ろうとした時、オバチャンはオレの事なんか見向きもせず、目の前を通り過ぎてゴミ溜め所へ。
あ、アレ??
「コラァー!あっち行け!」
カラスでした。カラスがゴミを食い散らかしていたのでした。
てっきりオレが怒られるのかと思ってあっけにとられていると、それに気付いたオバチャンが、
「あ、ビックリした?ゴメンね~。どこから来たの?」と。
「東京です」
「あらぁ、アタシも昔一回だけ東京行った事あるけど、ダメね~暑くって。今から稚内に行くの?」
「はい」
「稚内はここより寒いわよ~北海道はまだ冬だから気を付けてね」
そう言い残し店の中へ消えた。
ホッ。。とりあえず怒られなくて良かった。。
そしてまた日記の続きを書き始めるとオバチャンがまた外に出てきました。
「これ荷物になるかもしれないけど良かったら食べて」
エエー!マヂっすか!?ありがとうございます!!
中を見ると期限切れ品がたんまり。売れないけどもちろん食えます。マヂ有り難いです。
日記を書き終わってから、お礼がてらタバコでも買っていこうかなと。
「アレ本当に有難う御座います!助かります!!…えーと、エコー3つ下さい!安くてすんません!」
「ううん、いいのよ。タバコ、安いのがイイんだったらゴールデンバットとかはどう?」
「あぁ、でもそれフィルター無いっすよね?それって死を意味してるような…。」
「そういやコレ吸ってるお爺ちゃん、最近見かけないねぇ。」
…絶句(笑)
そんな感じでそのコンビニを後に。
しかし今日の前半は海沿いなのに山道ばっかで峠の嵐!Tの嵐!!ゲームセンターあらし!!!(笑)
んで峠を越えたらお次は断崖絶壁越え!ヒョエ~!!
そんな感じでようやく100キロを越えたのが16時過ぎ。これはかなり遅いペース。
確かその辺で留萌に差し掛かる手前くらいだったんですが、そこから後はず~っと平坦。
しかしながら今日は全編強烈向かい風でヘトヘト。
けど、いよいよ近付いてきたな…最北の地が☆
本日の写真は、断崖絶壁ゾーンの途中にあった、雄冬岬の白銀の滝。

今日の移動:石狩市(北海道)→小平町(北海道)
走行時間:11時間
走行距離:129.9Km
積算距離:6096.6Km

66日目

2005年06月06日 07時50分13秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
そういえば昨夜は興奮しきりで寝てしまったので、はて何時就寝だったか覚えてない(笑)。おそらく日記をアップした後に寝たのであろう。
明記するのも忘れたが、昨日の写真は弁慶岬という所を通った時にいた弁慶さんです。なぜここが弁慶さんゆかりなのかは…わかりません(笑)。説明書きとかなかったしなぁ。
朝は4時半起床。昨夜買っておいた食パンにハチミツを塗り、お決まりのメイプルブレッドでシケこむ。一服して5時半出発。
今日もお決まりの雨。北海道は梅雨ないくせにこれじゃ梅雨じゃん。さすがにいい加減参る。寒いし、北海道マヂ悲惨!(T_T)
とは言ったところで「進む」しかない。
本日は序盤にいきなり山越え。
その中腹くらいで久々に族っぽい集団を目撃。皆、改造単車ふかしまくり。気合い入ってんなぁ。学ラン着てたら絶対ガラスボタン付けてる系です(笑)
そして峠の頂にあるトンネルを抜けるとなんと!さっきまでの雨はどこへやら、太陽がギンギラにさりげなくオレを照らしてくれています!ピーカンであります!北海道に入って初めてです!
こんな明るいトコに出たのはコンビニ以来です!ヒトシです!!(笑)
マ~ヂ気持ちE!!!
しかしこんなにキレイに天気って変わるもの??
振り返ってみます。あ、ナルホド~。山にはすっぽり黒い雲がかかっております。しかし、ここまではっきり天気の境目を見たのは久々たなぁ。
そんなこんなで昼前、余市着。
ここで、狙ってました!美味い海鮮料理食っちゃうぞ大会開催☆
ホントは小樽まで頑張ってから食おうと思ってたんだけど、今日は朝からその事ばっか考えてたら、ダメだ!ギブ!もう食わしてくれ!って感じで余市で食べに行く事に予定変更。
普段頑張ってカップ麺と食パンばっか食ってる悲惨なオレにご褒美です♪
とりあえずコンビニに行き、タウン雑誌で美味い店を吟味。う~ん、あるねあるね~♪んで決めたお店はやっぱり値段で(笑)。
いざレッツゴー☆
ルンルンでコンビニを出ると…えぇええ~っ!?
また空は真っ暗に。。貴重な光合成タイムはわずか30分程であっけなく終了。
とりあえず調べたお店へ行き、注文したのは…
いくら丼!700円!安い!!
…のかな??本にはそう書いてあったけど(笑)。普段食った事ないから相場わかんねぇや。
てか…うんまいんですけど~♪♪♪
満足して店を出る。
それから近くにあった道の駅へ立ち寄り洗髪。気持ちうぃ~♪
さっぱりして駅内を探索すると、なんかこの辺は宇宙飛行士の毛利さん(懐かしい)とゆかりがあるらしく、そういう記念館があったり、宇宙食が売ってたりしました。いつか時間がある時にまたココは来たいなぁ。
ここで余市はあの、ヤンキー母校に帰るの舞台となった場所だと知る。あれもアツくて好きだったなぁ。ナルホド、だからこんなにヤンキー多いのかここは。バス停とかも落書きだらけです。イイ感じに荒れてます(笑)。みんな更正頑張れよ!応援してるぜ!!
そんな感じで次は小樽。
久々にこんな都会に来たな~。
なんつったってバス停が小屋じゃなくなって簡素化されて屋根のみ、いわゆる普通のバス停が増えてきています。
…ハッ!しまった今日の寝床が!
時計を見ると15時半。ここから札幌までは20Km。札幌まで行ってしまうと寝れるバス停はおそらく皆無でしょう。札幌からまた田舎に脱出するのに20Km。時間が微妙だな。よし、今日は札幌は諦めて、かろうじて小屋のあるこの街に野宿して札幌は明日にしよう♪
…ん?
…ア・キ・ラ・メ・ル?
んなわけねー!オレをなめんじゃねー!!
この辺からぶっ壊れました(笑)
漕ぎます!漕ぎます!!
17時前に、日本三大ガッカリ名所の時計台着!ガッカリ名所二つ目ゲット!…はてもう一つはどこだ??
その後、札幌駅へ。
よし任務はこれにて終了!さて一刻も早くこの街から逃げるぞ!
その時でした。
うわっ!隊長!ボクは見てはならぬモノを見付けてしまいました…!!
なんと、駅ビルにでっかく「札幌らーめん共和国 ラーメンテーマパーク」の旗が。
札幌まで来てラーメン食わないワケねー!(笑)
行っちゃいます!!
おぉ、いっぱいラーメン店が軒を連ねてますねぇ。
いっぱいあるけど、やっぱ札幌来たんだから札幌ラーメンでしょう!
札幌ラーメンの店をいくつかチェック。しかしどれもこれも似たようなのばっかし。どれもコレもパンチねーなー。
そこで札幌は諦め、とりあえずパンチある店にしようかと。あったありました!皿からチャーシューはみ出してます!(笑)そうそうこういうのこういうの!!
入ったお店は帯広ラーメンの店。
オヤヂうめーっす☆
一気にスープまで全て飲み干し、店を後にします。
この時点で17時半。あと1時間半で陽が暮れます。急げ!札幌大脱出!!
漕いで漕ぎまくります!
雨は相変わらず降りしきります。
と、10キロくらい進んだところくらいのスーパーの2Fに大きく100均の文字。
ちょうどカッパのズボンの所が裂けてきてて恥ずかしかったんだ。
時間は無い。しかし北海道でこの先どこに100均があるかなんてわからない。
寄ります(笑)。
しかし肝心のカッパズボンは子供用しかなくドロン。上着の替えと自転車の潤滑剤だけ購入。
そそくさと店を出ようとした所で、また見てはいけないモノを…。
下がスーパーになってたんですが、笑顔で出ていくオバチャンの買い物袋から透けて見える半額シール(笑)。店の出口からクルっと方向転換して惣菜コーナーへ。
ありますありますお宝の山が♪
さぁ、食料も十分手に入れたし、あとはこの疲れ果てた肉体を心地好い眠りへと誘うスペースを確保するのみ!
しかし時計を見るとすでに19時。辺りは一気に明かりを失っていきます。
必死に漕ぎます!生きる為には「進む」しかなくて、「頑張る」しかないのです!
漕いで漕いでようやくイイ感じの寝れそうなバス停小屋を見付けた時にはすでに20時すぎ。
今日はマヂヘトヘトで、ぶっちゃけこのまま寝床も見つからずに凍え死ぬんじゃねぇかとも思ったけど、まぁなんとかなるもんです。
今日も限界(てか無茶)を越えた。
考える時間があるなら動け。考える時間は逃げ道を作るだけだ。
「出来る」と「出来ない」の差は、
「やる」か「やらない」の差だ。
何があっても意外となんとかなるし、意外となんとか出来るもんです、人間って。

今日の移動:寿都町(北海道)→石狩市(北海道)
走行時間:13時間
走行距離:166.4Km
積算距離:5966.7Km

65日目

2005年06月04日 20時10分25秒 | 厚沢部町(北海道)⇒階上町(青森県)
昨夜はトイレ内(つってもトイレ一部屋手前のロビーみたいなとこ)で寝たもんで、人の出入りがうるさくてあまり熟睡出来ず、4時起床。
そのまま隣にあったコンビニへ行き朝食&頭がボーっとしてたので立ち読みしてから5時半出発。
しかし寒い~&雨~。。
ただひたすらペダルを漕ぐ。漕ぐ。漕ぐ。
途中、道の駅にいくつか寄ったけど、あれだな、北海道の道の駅では野宿出来ないところがほとんだなおそらく。外にベンチがまるで無いのだ。雪が降るから?こりゃ、北海道では目的地を道の駅にしても無意味なようだ。
その代わりというか、噂には聞いてたが、北海道のバス停の待合室(小屋)はやたらしっかりしてて広いものが多い。たいがい扉も付いてて、雨風対策バッチリだ。これだ。その場に着いて探さなきゃならない&当たりハズレがありそう、などのリスクを負うが、北海道での寝床はバス停をメインに考えよう。
てか、今日のバス停(ハズレ)に着いてからとんでもないメールをもらった。
まだ口が裂けても言えないけど口が裂けるくらいぶったまげた。
てかてか、FV6HJゑUF≠9YV@G_APL:Q!!!!!(笑)

今日の移動:厚沢部町(北海道)→寿都町(北海道)
走行時間:11時間
走行距離:163.8Km
積算距離:5800.3Km