知財でビジネス活性化

知財経営、弁理士試験対策、知財制度情報等々あれこれ書き綴ります。

知財コンサル研究(7)

2009-11-09 09:46:09 | 日記
「知財に基づいて効率的に経営を行い、より高い利益を得る。」ということをいうのは簡単ですが、やはり実践するのはなかなか難しいです。
自社にとっての知財(広い意味での知財)が何かを把握している企業が少なく、しかもその自覚がない企業が多いのです。
こういった企業では、知財を活用するということの前に自社の知財がなんなのかをきちんと把握することが必要になります。
いわゆる棚卸です。

たとえば、新商品の知財戦略を考えるに際して、単にその商品のみ特許でカバーするのはさほど難しいことではありません。
しかし、所定の商品群が構成されるような場合には、ひとつの特許でカバーすることができるとは限りませんし、今後のマーケティング戦略も容易に構築できません。
少なくとも自社の強みと弱みとがどこにあるのか、また、自社のコア技術は何なのかを把握する必要があります。

その意味でやはり棚卸がスタートなんだと痛感するところです。

では


ゼミ再開

2009-11-01 23:10:11 | 弁理士試験
こんにちは
本当にご無沙汰してしまいました。

最近は知財コンサルの実践活動で忙しく(仕事なので当然ですね)、すっかりサボってしまいました。
2009年度のゼミも始まったことで気分一新ブログの方も頑張りたいと思います。

さて、31日の土曜日から今年のゼミが始まりました。
私のゼミでは特にシステマティックな論文攻略法を伝授する形にはしていません。
私は、(必要最小限の)知識を身に着け、一定の形式を守り、試験委員に読んでもらうという謙虚な気持ちを持って、「問題文を素直に読んで、問いに素直に答える」姿勢で答えれば、十分に合格点は取れるはずだと思っているためです。

ですから、問題は知識と形式とをきちんと身につけるということだと思います。
形式は、全体的な構成に関することと細かい書き方に関することとがあり、それらを守れるようにしていけばいいことだと思います。
知識は、パレートの理論から言っても過去問を中心に勉強していけばほとんどの論点をカバーできると思います。また、答案練習などを受けた時に知らない論点を次に出た時には書けるようにしていけば、試験で出る論点のほとんどはカバーできるだろうと思います。

あとは、試験では見たことない問題が出たりした場合を想定して危機管理をしておけば十分となるのではないでしょうか。

では