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有田川町清水の仙人より☆

飼いネコ達(野良達も)のこと、日々の戯言(たわごと)、
拙い自作の短歌を掲載していきます。

「背乗り」をご存知ですか?☆

2019-06-26 08:35:33 | 日記
「背乗り」は(せのり)ではなくて(はいのり)というのが正確な読み方だそうです。
本来は他国の工作員(スパイ)などが現地の人間に成りすますために非合法的手段で
身分・戸籍を乗っ取る行為を指す警察用語らしいです。

日本はポツダム宣言を受諾し無条件降伏しましたがこのどさくさに紛れて顔形のよく似た
朝鮮人や中国人が結構この背乗りを行って日本人に成りすましたり、或いは日本人となって
しまったケースが多くあったようです。アメリカ軍の度重なる焼夷弾爆撃で役所が焼けて
しまったりで戸籍の原簿が消失したり、多くの日本人が戦争で亡くなったということも
背乗りを容易にした要因なのかもしれません。

松本清張さんの名作「砂の器」の中に出て来る主人公・和賀英良もある種の背乗りで
他人に成りすまして有名な作曲家になるが過去を知る恩人を殺害して最後は逮捕?されて
しまうというストーリー展開です。かなり以前に読んだので正確な内容は忘れましたが
小説では大阪の某区役所が空襲で焼け落ちて戸籍が消失したという展開となっていました。
主人公の父親は当時不治の病とされたハンセン氏病患者でこの事実を隠すために殺害に
至ったというような内容だったと思います。映画にもなりテレビドラマにもなりました。
原作の小説も面白いですので未読の方は一度読まれることをお勧めします。

ちょっと話が横道に逸れましたが、わたしが背乗りを知るきっかけはユーチューブでした。
殺人を犯した被疑者達のコンテンツを見ていて結構この背乗り行為をしていることが多い
ということで興味を持った次第です。このへんの内部事情は新聞や地上テレビではあまり
報道されることがないようです。報道されない背景に何があるのか興味は尽きませんが
物事には暗部・恥部があることは世の習いかもしれません。
最近のテレビドラマなどではホームレスの方が自分の戸籍を売ってしまうケースが出て来ます。
日本も貧富の差が顕著になって来た証左かもしれません。「一体誰のせいや、責任者出て来い!」
と漫才の故人生幸朗さんがあの世から絶叫されてます、なんちゃって。お粗末でした。
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