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引っ越しました

SDC機能概要

2018-07-28 23:33:00 | SDR
«Software Defined Connectors» (abbreviated «SDC»)の概要についてまとめました

SDCには以下の機能があります

 1."ProFile Manager"
 2."COM Spider"
 3."RIG Sync”
 4."Telnet Server"
 5."SKM Server”
 6."Audio Clients"
 7."CW Key"
 8."Audio|COM Remote Server”
 9."Mixer”

各機能の特徴は、以下の通りです。

1."ProFile Manager"
5MContest およびExpertSDR2プログラムのプロファイルとともに動作します

2."COM Spider"
いかなるCOMポート接続も作成します。リモートコンピューターのCOM ポートに伝送します。
ASCコマンドプロトコルを使ってリモートコンピューターで電信を発生させます(CAT CWポートによって処理されないトランシーバーに適しています)。プロトコルに加速コマンドに追加されており、減速ですぐに送信を停止します。リモートコンピューターにおけるCW操作をスイッチング間隔を保つことにより伝送します。1つのトランシーバーに複数のログを接続します。


3.“RIG Sync”
あらゆる種類の送受信機を同期します。迅速な同期化を実現することができるように独自のサーベイシステムを使用しています。TCP接続上でExpertSyncプロトコルをサポートするOminiRigクライアントおよびSDRプログラムと同期できます。

4."Telnet Server"
複数のソースからスポットを収集し、1つのポートを通じてそれらを送るためのテレネットサーバーを作成します。自動的にCWスキマーを動作させ、テレネットサーバーに接続することがでいます。スキマーおよびその他のコンピューターに音声を伝送し、自動で(あなたのコンピューターのCPUのアップロードのために)動作します。
サーバーは誰が接続しているかを認識しており、5MContestプログラムおよびその他のログソフトウェアのために関連するプロファイルを動作させることができます。ExpertSDR2プログラムのパノラマ画面においてスポットの要約および送信をします。


5.“SKM Server”
ExpertSDR2.nullプログラムの下で動作している送受信機へ電信信号のスキマーを組成および接続します

6."Audio Clients"
リモートコンピューターとの間で音声を伝送します

7."CW Key"
コンピュータのCOMポートに接続したCWキー処理をするとともに、あなたのコンピューターのサウンドカードを通じて(8-10 msの遅延を伴い)キーイングのモニターすることができる可能性があります。リモートコンピューターのCOMポートにおけるキーイングを伝送します。ブレークインモードおよびその他多数のプラント(plant)があります。

8.“Audio|COM Remote Server”.
COM Spider, Audio Clients.nullへのクライアントのリモート接続のためのサーバーです。

9.“Mixer”.
audio streams.nullのすべての種類の接続およびスピリット(splits)を作成します。





Overview of features of the program:

"ProFile Manager".
Working with the profiles for 5MContestand ExpertSDR2 programs.

"COM Spider".
Create any connections COM ports. Transfer ofthe COM port on the remote computer. Formation of the telegraph on the remote computer using the ASC-command protocol (suitable for transceivers that are not processed by CAT CW port). The protocol added to the acceleration command and the deceleration immediately stop transmission. Transfer CW manipulation on a remote computer by holding the switching intervals. Connecting multiple logs to a single transceiver.

"RIG Sync”. Synchronizing receivers and transceivers of all types. It uses its own survey system that allows to realize rapid synchronization. You can sync with customers OmniRig and SDR programs that support ExpertSync protocol over TCP
connections.

"Telnet Server".
Creating a telnet server for gathering spots from multiple sources and passing them through a single port. It can automatically run CWSkimmer and connect to it. Transferring the audio to the skimmer and to another computer and run automatically (for unloading the CPU of your computer). Server "knows" who is connected to it and can run the corresponding profiles for 5MContest program and other logs. Summarizes and transmits spots on the panorama ExpertSDR2 program.

"SKM Server”.
Organization and connection of skimmers of telegraph signals to transceivers and
receivers operating under the program ExpertSDR2.null

"Audio Clients".
Transferring sound to and from a remote computer.

"CW Key".
CW key processing connected to the COM port of the computer wi the possibility of self-monitoring keying though your computer's sound card (delay of 8-10 ms). Transfer of keying in the COM port of the remote computer. There is a mode Break In and many other plants.

"Audio|COM Remote Server”.
Server for remote connection of clients to COM Spider, Audio Clients.null

“Mixer”.
Create all kinds of connections and splits of audio streams.null

Software Defined Connectors

2018-07-26 10:43:00 | SDR
私のSDR環境作りは、自分自身のソフトウェアなどの知識不足に加え文献が少ないこともあり遅々として進んでいませんが、牛歩のごとくやっております

SunSDR2PROなりSDR機をより使いこなすためにはSDRソフトウェアのみならずその他の機能を取り組む必要があります。また、接続はケーブルなどのハードウェア経由ではなく、ソフトウェア上での仮想ケーブル設定などが必要でこれが結構難易度が高いようです

調べていましたら、UT4LWがSoftware Defined Connectors通称SDCというソフトを無償で提供しているようです

彼はSunSDR2 PROを使ってCW World Wide WPXのCW T/S部門で2.8百万点でウクライナ第1位になっています。根っからのExpert Electronics社ファンのようでProの他にQRP、旧SunSDR2(Proの前機種)などを所有しているようです。
また、ソフトの開発者でもあり、SunSDRを意識してSDCを開発したようで、機能としてはCWスキマーなども含まれます。CWスキマーが無償で使えるのは朗報ではないでしょうか。

以下が、その他のSDCの特徴です。

SDC, Software Defined Connectors is a utility developed by UT4LW. Think of it like a Swiss army knife for ExpertSDR2 providing a COM port spider, Rig synchronisation of transceivers and (remote) receivers using OmniRig or ExpertSync, Telnet server to gather cluster spots from multiple sources, a Free CW Skimmer, a Free Skimmer Server, Audio transfer to and from a remote computer, CW module with key via COM port with monitor for keying a remote transmitter, an audio mixer to reate all kinds of connections and splits of audio. Finally a Server for remote connection of clients to COM Spider, Audio Clients.

現在Version 10.50が最新のようで64Bitバージョンも用意されています

また、もともとSunSDR機種を意識して作成されたソフトのようですが、特に機種が限定されるということではないようで、Flex機やK3などの導入例も報告されています

早速、インストールして試してみたいと思います

ExpertSDR2の基本機能

2018-04-24 04:21:00 | SDR
さて、基本設定が終わったのでアンテナをつないで少し遊んでみました
夜の7MhzでUN5UJOがちょうどCQを出していたのでK3と比較してみましたがどちらもS9で入っていますので問題なく動いているようです

直感的に使えるとのことですが、やはりボタンが多く多くの機能があるのでとりあえずは、ExperSDR2ソフトの基本機能を概要をおさらいしたいと思います。

まず、ExpertSDR2を起動すると画面の1/4の面積に分の基本機能だけが表示されます。
ここで左上にあるパワーボタンをクリックするとSDRが起動します。


SDR機の特徴ともいえるスペクトラムおよびウォーターフォール画面を展開するにはFullscreen Modeボタンを押します これにより下3/4の画面が表示されフルスクリーン表示となります



下の写真がフルモード画面


既にIPアドレス設定時に使いましたがオプション設定を変える場合はオプションボタンを押します

パワーを入れても音が聞こえてきません SDR機ではPCとの接続などにリアルなケーブルは使わず、仮想上のVirtual Audio Cables(VAC)を使うようです このVACをオンにするにはVACボタンを押します こうするとPC上のスピーカーと接続されるようで音が出るようになります
このボタンは一度オンにしておけば特に頻繁にいじる必要はありません


さて、周波数の設定は昨日画面中央にある大き目の表示がVFO A、左側に少し小さめの表示がVFO Bになります 


周波数表示の周りに関連する機能ボタンがあります

今までの伝統的なトランシーバーではVFO Bが右側に表示されることが多かったように思いますのでちょっと慣れるまでは違和感をかじるかもしれませんね

バンドの選択は周波数表示の少し右上にあるボタンで行います ゼネラルカバレッジを選択する場合はバンド選択の一番右にあるGENボタンを押します


モードの選択はバンド選択ボタンの左側にあるボタンで選択します



受信フィルターはSメーターの下にあるボタンから選択します


VFO Aの周波数表示に下にはDSP設定用ボタンがあります

 R.EQ 受信用イコライザー  T.EQ 送信用イコライザー
 BIN 両耳での疑似ステレオ受信
 NR  ノイズリダクション
 NB1 ノイズブランカ―1   NB2 ノイズブランカ―2
 ANF オートマティックノッチフィルター
 APF アナログピークフィルター
 DSE CW用のデジタルサランド効果

これらは特に普通の無線機と変わりませんので直感的に使えると思います

運用時によく使う機能は画面の上部中央部にあるボタンが集まっています


 Volume ボタンをスライドすることで音量ボリュームが
      設定できます
 Mon   モニターの音量がコントロールできます
 RF   AGCのゲインレベル調整
 Drive  出力調整
 Tone  キャリア信号の送信出力レベル調整
 Mic   マイク出力の調整

なお、AGCの動作時間については別ボタンからドロップダウンメニューで設定できます



一度設定したらあまり変更しない機能については以下の通りです

 MOX  送信のON/OFFのマニュアルで切り替え
 Tone 送信時のトーンのON/OFFの切り替え
 Mixer 第1および第2受信機のそれぞれにおけるボリュームと
    バランスのコントロールメニュー


 EQ  ボタンを押すと18帯域のイコライザーメニューが開きます
   受信機と送信機別々に設定が可能です

また、周波数表示VFO Aの下に別途インディケーターがあり


 VAC    既に説明の通り仮想音声ケーブルです
 SQL    スケルチを切り替えします
 Mute    音声をミュート
 VOX    マイクに話すことで自動で送信切り替え
 BreakIn  CWキーヤーを押すことで自動的に送信切り替え
        CW設定についてはドロップダウンメニューあり
 Speed   CWのスピード設定
 BreakIn Delay (ms) トランシーバーを送信モードにし続ける
           ためのタイミングコントロール
 Pitch (Hz) CW信号のトーンのピッチを調整
 Width (%)  CW符号の長点と短点の比率の調整
 Ramp (ms)  CW信号のスロープの長さの調整
       操作時間が長いほどスロープは短くなります
 

COMP     送信信号のコンプレッションをONにします


 EiBi    EiBiデータのベースでパノラマ状にHF信号の
       マーカーを示します
       該当局の周波数にマウスのポインターを近づけると
       その局の名前を見ることができます


 IQ     受信帯域幅スペクトラムの録音にはIQファイル
録音が必要です
       ファイルはC:/Users/User/ExpertSDR2/waveに保存
 SKM     CWスキマーをONにします
 SM     Sメーターを大きくするボタン
       Sメーターウインドウはソフトのウインドウと別に
       なるのでスクリーン上の持っていきたいところに
       自由に配置することができます


 MIC    
 このトランシーバーには2つのマイクジャックがあり
 MICボタンのドロップダウンメニューから選択できます
 
 Mic1はエレクトレックマイク用で、Mic2はPTTマイク用
 MicPCはパソコンのヘッドセット用です


アテニュエター(感度減衰)はドロップダウンメニュー選択するかインディケーターボタンを連続的に数回押すことで設定できます



このトランシーバーには帯域幅が312KHzまでの2つ目の受信機のソフトウェアRX2が入っており、2つの独立したVFO AとVFO Bがあります。RX1とRX2は同時に0-80Mhzまたは80-160Mhzを受診することができます。RX2は独立したインディケーターとコントロールを持ちます。

RX2ウインドウを表示する方法は3つあります。


水平配置


垂直配置


別ウインドウで起動



ちょっと長くなりましたがとりあえずこの位を理解してしばらく遊んでみたいと思います



SunSDR2PROの接続

2018-04-23 17:23:00 | SDR
さて、SDRソフトのインストールができましたのでSDR機とソフトの入ったPCの接続です。

SunSDR2 Proではソフトとの接続はUSB接続ではなくイーサネット接続となっています。
LANケーブルは付属されていますので、これを利用しました。

イーサネット接続の設定には、PCと直接接続する場合と、ローカルネットワーク経由で接続する二つの方法があります。
私のところでは特にローカルネットワークは設定していませんので最初の方法で接続しました。

接続方法は以下の通りです。

・トランシーバーの電源を入れる。
・ウインドウズのIPアドレスを設定(後述)
・ExpertSDR2(ソフト)を起動
Optionsメニューの中のSearchボタンを押すと、


新しい画面が開かれSunSDR2Proがでていきますので、この画面にあるUseボタンを押します


・ExpertSDR2(ソフト)のStartボタン(画面の左上)を押します
・これでうまく起動するとプログラムの画面にスペクトラムが出てきてノイズが聞こえてきます。



ネットワークの設定
PCでのIPアドレスの設定は以下の通りです

まず、ウィンドウズボタンを押してコントロールパネルを開きます。


次に画面左にあるアダプターの設定の変更をクリックします


イーサネットを指定して右クリックして出てくるドロップダウンメニューで一番下にあるプロパティを選択します


次に出てくる画面でインターネット プロトコル バージョン4(TCP/IPv4)を選択して下にあるプロパティ(R)ボタンを押します


プロパティ画面で以下の通り設定してOKボタンを押します。
IPアドレスを    192.168.16.50
サブネットマスクを 255.255.255.0


ExpertSDR2のインストール

2018-04-22 21:24:00 | SDR
一般にSDRに使用するソフトはいくつか出回っており汎用的に使用できるようですが、Expert Electronics社では同社のSDR用にExpertSDR2を用意しています

とりあえずは純正ソフトが相性の面でもよいですのでこのソフトをインストールします

まずは同社のウェブページにアクセスします
https://eesdr.com/en/

次にメニューからProduction⇒Tranceivers⇒SunSDR2 Pro tranceiverを選択します



SunSDR2 Pro tranceiverのページに移るとまたメニューがありますのでそこからDownloadsをクリックします


Downloadsのページに移るとダウンロードできるファイルの一覧がありますのでここから自分のPCにあったソフトをダウンロードします Windowsの他にLinuxおよびMaxOSにも対応しているようです



インストールプログラムがダウンロードできたらそのファイルをクリックして起動させ、指示に従っていくとExpertSDR2がインストールできます