気ままな糖質OFF生活

八ヶ岳南麓と東京の二地域居住しているオヤジのつぶやきです。長年、糖質OFF生活を過ごし、楽しく生活しているおやじです。

昔から、思っていた素朴な疑問。建物の寿命が来たらどうなるのだろう【すべてのマンションは廃墟になる】

2019年05月05日 | 日記
JR中央線の高架は古くなったらどうするのだろう。
橋げたの交換で中央線がしばらく使えなくなったら、おお事だ。
アメリカの高速道路の様に横に道路を作る用地もない。

マンションは鉄筋コンクリートの耐用年数が来たら建て替えられるのだろうか。
購入金額、管理費、修繕費にその金額は予定されているのだろうか。

タワーマンションは耐用年数が来たらどうやって取り壊すのだろうか。
クレーンで上から崩していくのだろうが、その費用は莫大な気がする。
その解体費は想定され、組み込んであるのだろうか。

鉄筋コンクリートは都市の形を変えた。
そして建物は巨大化し、上に伸びていった。
しかし鉄筋コンクリートの寿命が来たらどうなるのだろうか。
50年とも100年とも楽観的に200年ともいわれているが。
余程、計画的、本格的補修が無ければ、当然訪れる崩壊。
思うに今の日本は壮大な実験をしている様だ。
そしてずいぶん前から不思議に思っていた。

たまたま、「すべてのマンションは廃墟になる」著者 榊 淳司という本を見つけた。
随分、ショッキングなタイトルだ。
すべてのマンションは廃墟になる (イースト新書)
榊淳司
イースト・プレス



私は、鉄筋コンクリートという構造物の問題で、マンションは廃墟になるのではないかと思っていた。
この本には、その点についても指摘があるが、むしろ穴だらけの区分所有法によるマンションの崩壊が近づいていると警告している。
人為的な理由が廃墟化を速めている。
勉強になった。

恐ろしい。
これから、一斉に問題化するのだろうか。

昔の人は偉かったと思う。
法隆寺も東寺などの建築物は火災さえ無ければ、崩壊など考えないでいられる。
江戸の安普請は、むしろ多発する火事への庶民の知恵だった。
そして、宵越しの金をもたない、粋な江戸子堅気を生み出した。

現代の建築物、特にマンションは目先の利益に、当座の効率化ばかりを追っていた様に思える。
それは、長期的には文化でも繁栄でもないのかもしれない。

皆が幸せに生活して欲しい。

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