1973年に初来日を果たしたトム。もう夢のようでした。
その興奮が冷めない内に、それも翌年に再来日が実現しました。
今度こそはコンサートを見に行かないとと心に決めて発売当日に10円玉を一杯両替
して、公衆電話から音楽舎に電話をかけ、なんとかS席を確保できました。
それからは早く見たい一心で公演当日を夢見ていました。
公演日程
11月19日 大阪ロイヤルホテル・ディナーショー
11月20日 大阪フェスティバル・ホール
11月21日 東京武道館
11月22日 東京武道館
11月24日 北九州総合体育館
11月26日 東京ホテル・オークラ・ディナーショー
1974年11月20(水) 大阪フェスティバルホール
この年、私は高校3年生でした。午前中まで授業を受けて午後から仮病で早退しました。
S&Gのファンの友人と見にいきました。
会場のフェスティバルホールは、熱気むんむんでした。
女性8割・男性2割といったところでしょうか。
さっそく、売店で74年のプログラムとポスターを2種類購入しました。
プログラムは1000円、ポスターは1枚500円でした?
また、レコードを買うとトムのサイン入り写真がもらえるというので、
既に持っているものばかりでしたが、サイン欲しさに1枚ダブリ覚悟で購入しました。
帰宅してから見るとトム直筆ではありませんでした。代筆でした。
これも今となっては良い思い出です。
いよいよコンサートです。前座が約1時間ありました。誰だったかは覚えていません。
そしていよいよトムの登場です。
ティンパニーの音と共にテーマ曲「よくあることサ」が流れて来て会場がザワついてきました。
トム~ん!トム!の掛け声と共に
レディース・アンド・ジェントルマン This Is Tom Jones!のコールが流れました。
背中に電流が走りました。はじめて見る生トムの登場です。
上下黒のスーツ姿、ズボンはスリットが入っています。
ジャケットに白い縁取りがしてあります。ネクタイ?スカーフ?が無造作に結んであります。