ラップランドには日本の高山帯と同じ生き物が生息している。それはかつて氷河期に分布し、温暖化すると共に一部は高山帯に、一部は高緯度地方に残ったからだ。ゆえに日本の高山帯は北極圏の動物のみならず、植物も高密度でひしめき合っている。ライチョウ、イヌワシ、オコジョ、ヒグマなどは共通している。今回はヒグマの足跡を2回見かけた。地元民に見せたら驚いていた。こちらでも滅多にその姿は見せないらしい。ヘリで移動の際、途中サーメの村に降りて乗り込んだ犬。おじさんの息子が昨年3頭捕って、この犬はベアドッグだと言っていた。顔がクマに似ている。
また長年追い続けてきたヘラジカに、苦労の末会う事が出来た。地元の人に教えて貰わなければ発見できなかった。距離を詰めようと回り込んだら、正面に行きすぎて先に気付かれてしまった。座った姿は岩のよう、立った姿は首の短いキリンだった。
レミングはパジェランタに大繁殖している。かつてこのような事は無かった。クングスレーデンでもしばしば見かける事が出来た。
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